柏木洋司のあのね帳
先生あのね。今日もお姉ちゃんとお兄ちゃんが、けんかをしています。なぜかというと、お姉ちゃんはさい近いつも泣いています。お兄ちゃんはにこにこしていますが、お兄ちゃんはいつもは怒っているのでたぶんお兄ちゃんが、お姉ちゃんをいじめて、お兄ちゃんはうれしくてにこにこして、お姉ちゃんは、いじめられたからお姉ちゃんは泣いているんだと思った。
だからぼくは、お兄ちゃんを怒ろうと思ったので、お姉ちゃんに、
「お兄ちゃんにいじめられたんだったらぼくに言ってよ。」
と、言いましたがお姉ちゃんは、
「ちがうよ。」
と、言ったので、
「じゃあ、ぼくのせい?。」
と、聞きました。
お姉ちゃんは、
「ちがうよ。」
と、言ったのでぼくはほっとしました。
でもお姉ちゃんは、泣いているので、お姉ちゃんが泣きやめばいいと思います。お兄ちゃんは反せいしてお姉ちゃんにあやまればいいと思います。来週、お姉ちゃんが来たら、ぼくはお兄ちゃんにあやまるように言うつもりです。
洋司くんはお姉さんのことが心配なんですね。お兄さんとお姉さんがどうしてけんかしたのか先生はわかりませんが、洋司くんが心配していることがわかれば二人とも早く仲直りしてくれるのではないでしょうか。でも、お兄さんは、お姉さんをいじめてよろこぶような人なのかな?いじわるしてうれしいだけじゃなくて、なにか別の理由があるのかもしれませんよ。
(先生より)
先生あのね。今日は、文しょう問だいがわかったので、先生にほめられたのでよかったです。お兄ちゃんに教えてもらった問だいと似ていたので、わかりました。お兄ちゃんはハンバーグを作ってくれるし、スマドラがうまいし、ぼくはお兄ちゃんが好きです。お姉ちゃんをいじめてよろこぶような人じゃありません。お兄ちゃんもお姉ちゃんのことが好きだと思う。先生に言われて、ぼくは思ったので、きのうお兄ちゃんに聞きました。するとお兄ちゃんは怒りました。お兄ちゃんが怒ると、こわいので、ぼくは聞くのをやめました。だから、今日は教えてもらえなかったので、今日は宿だいがうまくできなかった。
今日の算数の時間は大かつやくでしたね。次のテストが楽しみです。お兄さんはとってもやさしい人みたいで安心しました。洋司くんはよく先生にお兄さんの話をしてくれるから、洋司くんがお兄さんのことを好きなのは伝わってきましたよ。でも、昨日の先生のお返事のせいでお兄さんが怒ってしまったのだったらごめんなさいね。お兄さんに教えてもらえなくても、宿だいは自分なりにしっかりがんばりましょう。
(先生より)
先生あのね。今日はお母さんがお休みだったので、お兄ちゃんのところには行きませんでした。吉田君がかっているラブラドールレトリーバーの話をきいたので、
「うちにもいればいいな。」
と、思いましたが、ダメだと言われました。それに、うちに犬がいたら、ぼくがせわをしなくてはならないのでお兄ちゃんのところには行けないので、それはいやだと思ったので、犬はやっぱりいらないです。お母さんが、
「せんたくを手伝って。」
と、言ったので、手伝いました。おこずかいをもらったので、うれしかったです。
犬だって生き物ですから、洋司くんがお兄さんのところに行きたいのにがまんして、いやいやおせわされたらいやだなと思うでしょう。しっかり考えて、答えを出したのは、とてもいいことだと思います。
おこづかいは、がんばりのあかしですね。これからもしっかりお父さんとお母さんのお手伝いをしてくださいね。
(先生より)
先生あのね。お兄ちゃんがかぜをひいたので、今日もお兄ちゃんのところには行っちゃダメと言われました。おじいちゃんもおばあちゃんもお仕事なので、お兄ちゃんは家に一人なので、とてもさびしいと思うと思う。ぼくがかぜをひいたらお母さんが家にいてくれます。だからお兄ちゃんちに行きましたが、お姉ちゃんがいて怒られたけど、お姉ちゃんが家まで送ってくれたので、うれしかった。でも、お姉ちゃんをお兄ちゃんからとっちゃったから、お兄ちゃんは怒っているかなと思いました。でも、お兄ちゃんが家に一人じゃなくてよかったです。
お兄さんは、お見舞いにきてくれてうれしかったとは思いますが、洋司くんにかぜをうつしたくなくて、お家に来ないでと言ったのでしょう。でも、かわりにお姉さんがかんびょうしてくれていたのですね。早くお兄さんが元気になるといいですね。
(先生より)
スマドラというのはテレビゲームの名称だと思ってください。ちなみに作者はそのゲームを持っていなかったので専ら友人宅で、しかもへたくそだったので専らピンクの丸いのか電気鼠を使っていました。同ハードの電気鼠と遊ぶゲームはうらやましすぎて夢にも見た覚えがあります…