エリオンの戦い
リミラの部屋にいくと、男が数人部屋に入っているところだった。ドアから廊下の様子を確認していた、一人の男に切りかかるエリオン。
エリオンは上段から打ち下ろし、男の脳天に剣を叩きつけようとしたが、その剣は、石の斧によってはばまれる。だが、エリオンの肩から、セラシュが突き出した剣が男を襲った。セラシュの突きは、男の肩を突き刺す。
男は武器を取り落としてあとずさる。
そこにすかさず、エリオンの体を回り込んで男の前に立ったセラシュが、男の事を切り捨てた。
エリオンがリミラの部屋の中を見る。その瞬間に、男二人が部屋から飛び出してきた。
二人の男に体当たりをされたエリオン。ふっ飛ばされ、壁にたたきつけられるが、すぐにエリオンは起き上がって剣をかまえる。
エリオンにはさっきの男が袋を持っているのが見えた。
「さっきの二人、大きな袋を持っていたよね」
「何か盗んだものを入れてあるのでしょう」
セラシュが言うのを聞き、エリオンは気を取り直す。物ならばいくら持っていかれてもかまわない。ただ、リミラの事が心配である。
部屋の中を見回してみると、男が二人いた。
エリオンとセラシュは、その男達に狙いを絞る。
その二人は見るからにごろつきといった風貌だ。ぼろぼろの服を着て、手作りと分かる簡素な武器を持っている。セラシュが倒し。廊下で倒れている男も、そのような姿だ。
「盗賊団ですね!」
セラシュが彼らに向けて聞くように怒鳴るが、盗賊団の男は、返事もせずにエリオン達に襲い掛かってきた。




