セリエアにも見せてみよう
セリエアの部屋に戻った春火。そこにはエリオンとセリエアが座っていた。今でもエリオンの警護は続いている。リミラが動いているものの、立場的に大きく動くことはできず成果は見込めない。
セリエアはエリオンの護衛に回った。
警護を頼んでいた仲間達に、突然捜査に回るように言い渡し、自分とセラシュでエリオンの警護をする事にしたのだ。
『魔術師達であろうと、完全に信用はおけません……』
そう漏らしたセリエアであった。
騎士団が敵にまわっているという今の状態である。仲間の魔術師でさえも完全に信用をすることはできないため、セリエアの仲間の魔術師を護衛につける事はできない。セリエアはそう考えたのだった。
頼みの綱のセリエアが、動くことができないという状態だ。これでは新しい情報は入りようがない。
だからこそ、セリエアはバルテ・ヴィランドとシールズ・サイラーンの二人を焚き付けたのだろう。
この才女は、自分がまったく動けない状態になっても、何かの策を実行して成果をあげるのである。春火は、セリエアの手際のよさに舌を巻いた。
その才女は、自分の座るソファーの隣にエリオンを座らせて、眼鏡をかけて本を読んでいる。
春火は、セラシュから取り上げたノートを見る。
「やあ、85点のセリエア」
「唐突に何ですか! 85点っていうのは何の点数ですか!」
「セラシュのつけているおっぱいランキングさ。城中の女性のおっぱいに点数を付けているんだよ」
「あの子も何をやっているのですか……そんなくだらない」
ため息を吐いて、言うセリエア。




