表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/121

その時のセラシュは2/2

「あぁ! 私が作っているおっぱいランキング表が!」

「何が『勉強になる事ばかりです』だよ! ちょっと感心して君の事を見直しそうになっちゃったじゃないか!」

「そのまま見直して下さい!」

「見直したよ! ただし下方修正だけどね!」

 春火はノートを見た。嫌な予感を感じた春火はノートを開く。

「僕の事も書いてあるのかい?」

 ノートの中に自分の名前を見つけると、春火はげんなりとした気分になった。

『春火。83センチ 大きさには目を奪われたが。触ってみると思いのほか硬い。セリエア様の趣味という事だが、大きければいいというものではない。おっぱいに対する美学とセンスを疑います』

「なんだよ! このおっぱいに対する美学だのセンスだの!」

 一瞬で体中におぞ気を感じた春火は、ノートを床にたたきつけた。

 それを見たセラシュだが、なぜか勝ち誇ったかのようにして唇をつり上げる。

「ばれてしまってはしかたがありません。そのノートはあなたに預けましょう」

「もちろんこんなもの没収だよ! その無意味に余裕の表情は何だ!」

 セラシュは、「ふふふ……」と笑いながら言う。

「このノートはただの下書き用です。清書をしたもの他に存在します」

「こんなものを作るのに、どこまで念入りなんだよ、恐ろしい執念を感じるね!」

「さらに、清書したノートは五つあり、それらは城の至る場所に隠されております。この文書の完全消去など考えないことです」

「ばかすぎる……」

 それは、素直な春火の感想であった。

「とにかく、このノートは没収しておくよ」

 げんなりした気分の春火は、ノートを持って、セラシュの前から消えていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ