表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/121

盗賊のアジト

 天然の洞窟まで連れて来られたリミラと春火。

 深さが三十メートルある意外に長い洞窟で、天井までの高さは三メートルほどある。

 だが奥のほうに行けば、天井は低く横幅も狭くなっていく。

 際奥に鉄格子を取り付け、そこを牢として使っている。

 牢の中にいるのは春火とリミラである。

 春火は後ろ手に手錠をされている。

「油断をしていたが、ずいぶんやってくれたな」

 盗賊に囲まれたときに、抵抗をした春火だが、四人がかりではどうにもならなかった。

 すぐにリミラを組み伏せられ、リミラの喉元に石のナイフを突きつけられて終わったものだ。

「俺達の仲間をやってくれたのもお前らしいな。この国には珍しい黒髪に黒瞳。身長は並より低い。あいつの言ったとおりだ」

 春火の事を見ながら言うのは、この盗賊のボス格らしい。

 盗賊のボスというのが見ただけでわかるような大柄の男だった。

「お前らはこの国の妃と王女なんだってな。高く売れそうだ」

 そういうが、ボス格の男は嬉しそうな様子ではなかった。

 むしろ、何かにあせっているようである。

「この国に金は持っているが格の高くない貴族はいるか?」

 リミラに向けて聞いてきたのだ。だが、春火がリミラと盗賊の間に立った。

「リミラ様と話をする時は僕を通してくれないかい? 下賤の人間が、直接王族様と会話ができるとは思わないことだ」

「俺達はお前に用などないし、言葉を聞く気もない。俺達にお前の許しなど必要ないんだ」

「必要なくても、僕が許すって事はないよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ