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王子様の恋  作者: 来生尚
覚悟の足りない者の覚悟
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 開戦から1ヶ月。

 俺の予想よりもずっと国軍は奮闘している。

 主に海上だけの戦となり、沿岸部に若干の影響は出ているものの、兵士も船も損傷が少ない。

 それは全て兄上の手腕と軍師たちの才能を遺憾なく発揮させたものであると言えるだろう。

 建国の歴史も古く大国としての誉れも高いこの国が、強豪国とはいえ新興国の部類に入る隣国には負けるわけにはいかない。

 均衡状態で膠着しているのが兄王は気に入らないらしいが、急造水軍でここまで遣り合っているのだから素晴らしいと諸手を挙げて喜んでも良いように思う。

 俺や大臣たちは兄上の戦果に賞賛の言葉を送っているが、どうやらそれがまた兄王の心を苛立たせているようだ。

「水竜に守られし国の兵たちが竜に守られぬ国に苦戦させられているのは何故か」

 口角に泡を溜めて怒鳴る兄王に答えられる者などいない。

 もっと何年も計画して軍備増強を図っていたのならともかく、兄王の思いつきで始められた戦なのだ。

 本気で準備していたのならその言葉に同意があるかもしれないが、実際には誰がどう見ても急ごしらえで見切り発車の戦なのだ。

 誰もがうな垂れるしかない。

 兄貴の我慢とか限度とかは、どうやら一月が限度だったらしい。


 玉座の間を辞した後、部屋には大臣たちが交代でやってくる。

 行政権は全く無い俺だが、最近どうにも厄介事が舞い込む率が増えている。というのは、兄貴の傍に侍る俺から攻略しようという意図が見え隠れしているのだろう。

 今は農水大臣が報告書を捧げ持ったまま立ち尽くしている。

 言いにくそうに口を開くと、天候不順もあいまって今年の収穫は例年のようには見込めない可能性があり、これから更に悪くなるのではないかという。

 当初想定した予想収穫量には届きそうに無いらしい。

 あの化け物、天候についても収穫量についても匂わせたりしなかったぞ。一度せっつきにでも行ってやろうか。

 秋になり、例年以上に長雨が続いている。それに伴う低温もあって、収穫を間近にした穀物たちが根腐れを起こしたり、十分に実がつかないまましおれたり。

 戦だけではなく、民を取り巻く状況はあまり良いと言えなくなって来た。

 幸いここ数年備蓄量を増やしているので、例え収穫量が半減したとしても、国庫を開けばこの冬を乗り切る事は出来るだろう。

 民を飢えさせるようなことにはならないが、それでも暗澹たる気持ちにはなるな。

 頭の中で計算していると、書類を文官に手渡して仕事も終えたはずの農水大臣が落ちつかなそうにしている。

 何を言いたいのかわからないが、視線を農水大臣と合わせて話を促す。

「……申し上げにくいのですが、恐らく水竜様に関わることかと存じますので」

 水竜?

 水竜に関わる事とは、一体何の事だ。収穫量が見込めないという話は今大量の書類と共に聞いた。

 それ以上に何かあるとすれば、秋の豊年の祭についてか? 今年はさすがに「豊年」が見込めないなら今やっている準備は休止して水竜の御霊を鎮める祭をせねばならぬが、それは農水大臣の看過するところではない。

「北の峰のあたりで、最近大地が鳴動しているとの報告を受けました」

「鳴動とは」

「地響き、地鳴りが頻繁に起こり、大地が震える事が増えております。揺れが酷い時には、家の中のものが落ち、古い家屋では倒壊したところもあるようです」

「それはあまり穏やかなことではないな」

 太古の昔ならいざ知らず、建国以来、この国の歴史においてそのような事案はなかったはず。俺の記憶違いでなければ。

 故に、大地に異変があったということは、水竜絡みではないかというわけか。

 こういう事に詳しいルデアはあいにく席を外している。水竜と天変地異について、後でルデアの意見を聞いておこう。

 脳裏にはあのご神託が掠める。もう、来たのか。その時が。

「わかった。心に留めておこう。被害状況を正確に調べ、民への援助等をまとめ、近日中に報告して欲しい」

 ああ。それはいき過ぎか。

 あくまで俺の仕事は「祭宮」である。行政執行権は無い。民をどうこうすることが出来るのはあくまで王である兄貴や大臣たちだ。

「俺には被害状況の報告だけでいい」

 苦笑いを浮かべると、大臣も同じように苦笑する。

 兄王が見たら、自らの発言に苦笑するなど無礼だと怒鳴るだろうが、俺は全く気にならなかった。

「気を遣わせて、すまないな」

 自然とその言葉が口をつく。大臣は再び口元に笑みを浮かべ、目尻を下げる。

「やんちゃでいらした、ウィズラール殿下のお言葉とは思えませんな」

 フっと鼻で笑い、大臣に笑い返す。

「いつまでも子供ではいられないからな」

「……まことに、難しいご時勢でございますな」

 言葉を濁し、大臣は口を閉じた。

 俺を取り巻く環境の事を言っているのだろうが、おおっぴらにそれを口にする事は出来ない。

『闇』を掌握しつつあるといっても、未だその全てを手の内に納めたわけではない。この中にいる侍女の誰かが直接兄王に告げ口する可能性もある。

 今この部屋にいる誰か、もしくは身を潜めて聞き耳を立てている誰かが、余計な事を告げ口する可能性が高いのは、目の前の大臣もよくわかっている。

「そうだな。こんな天変地異が起こるのだからな」

 あくまで大地の異変の事だ。

 そう第三者に印象付けるべく付け加えると、大臣は心得た様子で小さく頭を下げた。

 頭を上げた時、大臣は書類を大事そうに抱えながら微笑んだ。


「殿下。我々には一つ心配事がございます」

 笑み交じりのその言葉は、次に続く言葉を用意に想像させた。

 また、いつものあれか。大体こういう笑いを浮かべる時に言う事は、相場が決まっている。

「そろそろお妃をお迎えになられてはいかがでしょうか。御子を為すのも、大切なお役目にございます」

 やっぱりな。

 最近こういう小言を言われることが増えている。兄王に嫡子が生まれないせいか、大将軍たる兄上が戦場にでてしまったせいか。

 何にしても重臣たちは「カイを継ぐ者」が欲しいのだろう。俺には全く興味が無いが、貴族たちには大問題のようだ。

 今は妃を取るつもりは全く無い。俺はいつものように、切り返すことにした。

「俺には婚約者がいる。彼女以外娶る気はない」

 正確には詳細は違うのだが、まあ、いいだろう。

 水竜の巫女を経験した、従妹の姫。

 彼女以上の縁談相手は普通には提示できないだろうとの目論見があり、それは今まで外れた事は無かった。

 更にこちらから断るというのは、姫の経歴に傷つける事にもなる。

 そこまで無理をして、王家の姫を無碍には出来まい。

「宝石の方。お噂になっておりますぞ。殿下」

 にっこりと微笑む大臣に、同じように微笑みかけた。

 特に答える気は無い。

 こういう交渉の場において、沈黙と笑みこそが最大の武器になる。

 余計な事を取り繕う為に言っても、嘘は必ず破綻する。それならば何もしないことだ。

「一つの石を二つに分け、女性用の装身具とご自身用の装身具とするように、城下の職人にご命令を下したのは、既に周知の事実。どのような方なのです」

 珍しいな。そこまで突っ込んだことを聞いてくるのは。

 大概、姫の事を出せばこの話はそれきりになるのだが。

 女官も、役人たちも、それから警備の者も、明らかに聞き耳を立てている。

 顔に興味本位と書かれているようにさえ見える。

 あからさまな不快感を表すべく溜息をつき、背もたれに体を預け腕組みをする。

 俺の視線に、大臣は揺らがない。

「妃になさるのを躊躇われるようなご身分の方なのでしたら、我々が手を尽くし、それなりの対応を致しますが」

 要は、そこそこの貴族の養女にしてやるから、形は整えてやると言いたいわけだな。

 俺がどんな女に片割れをやったと思っているんだろうか。城下の街娘か。それとも田舎の村娘か。

 面白いから、もう少し黙って聞いていることとするか。

 まあ、もしもの時にはその策に乗らせてもらうとしよう。心には留めておく。

 しかしどの大臣の養女にするつもりなのだろう。農水大臣は侯爵家ではなく伯爵家。正妃にするならばせめて侯爵家以上ではないと厳しいと思うのだが。

 だが中立派と言っても良い農水大臣が言い出してきたという事は、どの一派が絡んでいるのだろうか。それとも敢えての中立派か。

 しかし農水大臣を引っ張り出してきてまで、兄王は俺に妃を娶らせて姫を己の妃にしたいのか。それとも全く別の思惑が働いているのか。

 反応のない俺の様子など気にせず、大臣は更に続ける。

「殿下がそこまでお心を通わせ、愛されていらっしゃる女性でしたら、我々も否とは申せませぬ。正妃としてお迎えする事は難しいかと存じますが、殿下の御一存次第で、すぐにでも手配は整える所存でございます」

 正妃は無しで、か。うーむ、確かに側妃ならば身分が多少低かろうと問題は無いな。兄王だって商売女を妃に迎えているくらいだし。

 さあて、どうするかな。

 しかし何で相手が姫だと思わないんだ。少しは引っかかってくれよ。

 今までも散々姫を理由に断り続けているんだから。

 面倒な事になる前に、手を打つべきか。

 それとも、ここはシラを切りとおし沈黙を守るか。

 下手な事を口走ると、ただでさえ巫女である彼女に目が向かっている兄王を煽ることになりかねない。

 例え何があっても、彼女へと繋がるようなことは、気配すら感じさせてはならない。

 さて。どうするべきかな。

 考えるように顎に手を当て、大臣の様子を伺う。

 思いのほか落ち着いている。

 やはり目の前の大臣の独断というわけではなさそうだ。大臣ども、本気でどこの娘であろうと妃に迎える気か。

「お前たちの手を借りるつもりはない。それに今は妃を迎える気もない」

 それは真実だ。真実は百万の嘘よりも、効果的だ。

 俺が妃に迎えたいのは唯一人。彼女以外を娶る気は無い。だから今は妃を迎える気は無い。

 そもそも俺がそう決めているだけであって、まだ彼女を口説き落としてもないのだから、時期尚早すぎる。巫女の任期が終わるまではじっと待ち続けるしかないだろう。

 手をこまねいているわけではない。水竜の「触るな」という意志を尊重しているだけに過ぎない。巫女の神聖を穢してもいけないし。

「俺は姫の返答を待っている。姫のお心を蔑ろには出来ないよ」

 全ては「婚約者」というベールの中に隠してしまう。姫以上に俺にとって適切な妃候補はいないのだから。

 正確には姫から断ってくれるのを待っているのだが、敢えて姫にも何もその事に関しては伝えていない。

 恐らく聡明な姫の事だ。

 俺が姫との婚約を何らかの盾として使っているのはわかっているはず。

 しかしご本人も、水竜の神殿にいたいという想いから、俺との婚約を利用している。

 それはそれで構わない。

 早急に断ってもらっては、こちらの計画にも色々と支障が出る。

 あくまでも白でも黒でもなく、灰色。

 それが俺にとっても、姫にとっても有益な方法になる。

 聞きようによっては姫こそが宝石の相手にも取れるように濁し、口元を緩める。

「何故そのように焦る必要がある。俺は他家の人間になった身だ。それに陛下には王子もいらっしゃる。次代も安寧であろう」

 心にもない俺の発言に、大臣が眉をひそめる。

 しかし、今このような時期に俺の縁談の話を進めようというのも、おかしな話だ。

 国は戦で一部の者たちは盛り上がり、大勢の者は疲弊している。そして大地にも異変が起きている。

 何も今焦って、慶事を行う必要もなかろう。

 いまや傍系になった、祭宮という閑職に就いている俺が結婚といっても、国を挙げての騒ぎになるほどのものでもない。

 せいぜい王都の中で多少の祭りが行われる程度だ。

 何を、焦っている。大臣たちは。

「嫡出の王子は未だお生まれになっておりません。大将軍様には一人も御子がいらっしゃいません。このままでは、王家の血が途絶えてしまいます」

 さすがにどこの馬の骨とも知らない、自称落とし種を皇太子に仕立て上げるほど、兄王も愚かではない。だからこそ兄上を皇太弟に仕立て上げたのだろう。ただそれを大々的に公表していないという事は、嫡子が生まれ次第覆す気があるという事だろうな。

 しかし姫ばかり続くのは、先王とよく似ている。

 次代もまた、王位をめぐる混沌が繰り広げられるのかもしれないな。

 しかし直系は途絶えても、他の王族には王子が幾人もいる。揉め事は避けて通れないだろうが、血の断絶という事は起こりえないだろう。

 そこまで深刻な問題でもないな。

 以前にも直系王族が途絶えた事があるが、他家から養子を向かえ次王とした記録も残っている。

 大体、俺は一応は王位継承権は二位だが、皇太弟でもある兄上を差し置いて俺にという話も巡ってはこないだろう。

 俺は直系でも、子孫は傍系になる。それは先王により、既に決定事項だ。

「大将軍様が、戦場で倒れられました」

 大臣のその言葉に、俺の思考がぴたりと止まり、部屋の中の空気が凍りついた。

 ギーが目を見開いて大臣を見つめたのが視界の端に映る。

「いつの話だ」

「数日前、と伺っております。重体であらせられるとの報告につき、まことに勝手ながらウィズラール殿下にもお覚悟を」

「馬鹿な。兄は敵陣の真っ只中にいたわけでもあるまい。そんな命に関わるような傷を負うはずもなかろう」

 かつて兄の大将軍に対し、皮肉めいた言葉で小将軍と呼ばれ軍に身を置いた自らの経験から考えても、そのような事は絶対にありえない。

 また兄の性格から考えてみても、無理に先陣を切るような方ではないし、自軍の旗印ともいえる兄を周囲の者たちが矢面に立たせるわけもない。

 恐らく自陣の奥深く、敵陣からは決して手の届かないところに、かなり厳重な警備のもと守られていたはずだ。

 大臣は一歩前に進み、脇に抱えた書類の山を、俺の目の前の机に音を立てて置いた。

 その中程に、他の書類から少しはみ出した一枚の薄い紙。

 細かな文字で書かれた内容に目を通したのを確認すると、大臣が目配せをした。

「大将軍が瀕死の状態であらせられるのは、殿下が何とおっしゃろうとも事実です。お妃の件、どうぞ御一考下さいますよう、伏してお願い申し上げます」

 深く頭を下げる大臣にわかったとだけ述べ、退出させた。

 書類の山に目を通しながら、大臣が指し示した紙をもう一度、誰にも気付かれないように横目で見た。

 やはり変わらない、その事実。



 背後より、矢。



 短い一文に、心の奥底が冷えていった。



 大臣の退出した部屋の中考え込む。大臣からのメモと書類はギーに手渡し、情報の精査を頼んだ。

 近衛を通じ、恐らく近日中には詳細が入ってくるだろう。

 しかし、なぜこんな事態になっているんだ。

 どうして兄上が背後から矢で撃たれるような事態になっているんだ。

「この国は、どこへ行こうとしているのだろうな」

 大きく広い間口を持った窓に手を掛ける。背後のギーは何も言う気配もなく、部屋の中には沈黙が垂れ込めた。

 誰かに返答を求めたわけではない。恐らくその答えは誰も知り得ない。

 一体誰が兄上に手を出した。

 船上で背後から矢で撃つなど、どう考えても裏切り者が紛れ込んでいたとしか思えない。

 俺は『闇』を掌握しつつあった。あの『闇』の青年から、兄上暗殺計画があるという事は聞いていない。では『闇』ではない勢力か。ならば兄王の子飼いのものたちか。

 それとも兄王を支持する大臣たちか。

 何にしてもこの戦の大将である兄上が傷を追って戦列を離れる事の意味を考えればどれだけ愚かしい事かわかるであろうに。

 それすら正常に判断できぬほど、兄上を邪魔だと思っていたのか。

 確信があった。これは兄王の策謀なのだと。

 他の誰もあの兄上には手出しできるはずも無い。まして軍の人間なら「大将軍」の持つ異名の意味と存在の重要さを十二分に理解している。

 それなのに敢えて兄上に危害を加える。それは軍の崩壊をも招きかねないことを知らない阿呆がやらかしたのだ。

 軍を預け、王太子にしてもなお、それでも兄上が己の手を噛むという疑いを捨てきることが出来なかったのか。

 兄上は困難を全てご存知でも国のために最善を尽くそうと覚悟をなさっていたのに。

 そこまでの阿呆とも思わず兄王を野放しにしてきた俺にも責任の一端はある。

 重たい濁った空気を入れ替えるべく、窓を音を立てずに開く。

 開いた窓からは、秋の冷たい空気が流れ込んできて、机の上の書類が舞い上がる。

 カサカサと音を立て落ちた書類をギーが拾う。

「すまないな」

「いえ」

 書類の束を祭宮付の役人に手渡すべく、扉の傍に立つ役人に声を掛けようと口を開きかけた。


 ――その瞬間。


 ぐらっと体が揺らぐ。

 毒を盛られたか?

 咄嗟に考えたのは、その事。兄上の事もあったし。

 しかし周りを見渡して、それは間違っていた事を知る。

 小さな悲鳴を上げる女官。おろおろと周りを見渡す役人。どこか落ち着きなく、それでいて身構える警備の者たち。

 大地が、揺れている。

 ドンという衝撃の後、ふらっと目眩のようなものを感じ、窓枠に手をついて揺れをやり過ごす。

 ガタガタとうるさい音を立てる部屋の中、散らばる書類や落ちていく物を見ながらしばらく様子を伺っていると、何もなかったかのように大地は静まり返る。

 生まれて初めて体験した出来事に、何が起こったのか、どうして大地が震えたのか、何がなんだかさっぱりわからない。

 一体、これは何だ。

 俺の知識の範疇を越えた出来事に、言葉を失い、全身が粟立った。

「お怪我は」

「無い」

 ギーの言葉に我に返る。

 ぼーっとしている場合ではない。

 これは間違いなく、俺のところに厄介事が回ってくる。予感ではなく確信だ。

「正装を出してくれ」

 兄王に呼ばれるのは間違いない。

 大きく一度溜息をついて、窓の外を見た。

 空はどこまでも澄み渡り、人の世の出来事なんて気にも留めていない様子だ。そう、まるで水竜のように。

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