表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

楽曲

2代目音楽隊が練習を始め早1ヶ月。

「は〜い皆さ〜ん!今日で音楽隊が始動し、1ヶ月がた〜ちま〜した〜!だいぶ基礎も固まってきましたね!なので!本日から、楽曲練習をはじめてもらいま〜す!」

「楽曲!」

「練習!」

クレタリアとフィンエが声を揃え、目を輝かせて言った

「でもさぁ〜楽曲ってなにするのぉ〜」

「いい質問です!プリシラさん!本日から取り組んでいただく楽曲は…『青』という楽曲で〜す!」

「WOW!Blue!懐かしなぁ!」

「セリーナ、また来たのぉ〜」

「まぁまぁ、いいじゃろ!ペアリ殿!」

あのレッスンから何度か月影サロンを訪れているセリーナ。面倒くさそうなペアリがセリーナを無視して譜面を配る。

「な、な、なんだこれ〜!!」

クレタリアがそう叫ぶのも無理もない。青は全ての楽曲が、ほぼ休みなしな上に、連符ばかりなためだ。

「これは…やばいのぉ」

「この連符、指使いも難しいですね。」

全員が譜面を見て冷や汗を流す。

「YOU達!そんなBlueで焦っているようじゃ、blackは確実に完成させられないよぉ?」

煽ったような、真剣なようにも見える表情で話すセリーナとは裏腹に5人は疑問を浮かべていた。

「黒?」

「黒ぉ?」

フィンエとプリシラの発言と共に首を傾げる5人

「あぁ、あなた達にはこれから、青、赤、黄、黒という4つの楽曲を作り上げてもらいます。そして、これから週に1回月影サロンを出て、世界の状態を把握して頂きます。復興には、その場所、思い、人にあった楽曲で復興を行ってください!それでは、時間がありませんよ!練習してくださ〜い!」

すると、全員が楽器の準備をし、ゆっくりと音を確認し、ゆっくりな連符が月影サロンに響く。その中に1本だけ完璧なフルートが響いていた。セリーナの音だ。

「もぉ〜セリーナさんがやればいいじゃないですかぁ〜」

「NO!meの楽器はそのラフェリエルの楽器とは違い、普通の楽器だ!この楽器に復興させる力はない、『世界を』救うのだろ?」

「…はい!」

先程の黒を完成させられないという挑発にのせられ、全力で練習に挑む。

「は〜い!そろそろ練習お〜わり〜ましょ〜」

先程まで昼寝をしていたペアリが6人を呼びに来る、が、心に火がついた5人は

「あと、あとちょっとやらせてください。」

「うんうん!うちも、まだやりたい!」

「…わたしもぉ〜やりた〜い」

「プリシラがやるきじゃと!?まぁ、わらわもやりたいがな?」

「おぉ!まだやるぞ!私達は!」

5人の心が1つになり、練習を続ける5人。一方ペアリは5人の熱量に思考が置いつかづ、1人だけ仲間外れにされたように感じ、拗ねて部屋に帰っていった。


─2時間後


少しづつ完成してきた16分音符が響いていた。

「はーいそろそろ終わってく〜だしゃ〜い」

拗ねているペアリが6人を呼びに来た。そこには、2時間前とは打って変わった6人が待っていた。

「は〜い…」

疲れきった6人が楽曲を片付け、部屋へ戻る。

「Hey!ペアリ!一緒にお茶しない?」

「ん?まぁいいけど?」

ペアリがお茶の準備をし、向き合って座る

「いや〜長い練習だったぁ〜、てゆうかさ、あの子たち、強くなるだろうね〜」

「えぇ、練習中ふざけていたあなたがたとは違うからね〜」

「誰かがつかなくても、自分たちで進んでいく、自分たちで動ける団体が、強くなる。」

その後も、吹奏楽について熱く語った2人。そして、復興へ大きな一歩を踏み出した5人これから、どんな楽曲を、どんな芸術を生み出すのだろうか。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ