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外部講師

「ねぇ〜ラナ〜このリズムは?」


「フィンエ殿、そこのリズムは...」


「ライル!その音...」


「うんうん!皆さんせ〜ちょ〜してきていますねぇ〜」

「ペアリさん、まだ2時間ほどしか経っていませんが、、?」

「今日はもうおしまいでーす!明日は外部講師の方もいらっしゃる訳だし、やりすぎると、手首や口を壊すので気おつけてくださいね〜」

5人が楽器を片付け、寮へ向かう。するとそこには、見知らぬ人影があった。

「Hello!かわい子ちゃん達〜」

そこに居たのは、黒髪を後ろで長い三つ編みにした、美しいエルフであった。

「あら、セリーナ!もういらしてたのねぇ〜」

「ペアリ!久しぶり!...さて!改めて、Hello! あたしは、大精霊セリーナよ!初代復興の音楽隊、フルートパートよ!明日貴方たちをレッスンしてあげるわ〜!よろしくね!」

「よろしくお願いします!」

全員が声を揃え、頭を下げる。そして、セリーナが一人一人にハグをする

「挨拶もすんだわけだし!お茶にしましょ〜!」

ペアリを中心として、お茶の準備を進めた。お茶会で7人の仲を深めた。

「それじゃ!明日はレッスンだし、寝るか!みんなおやすみ!」

「おやすみぃ〜」

「プリシラだけ!?」


─月影サロン生活3日目

「Goodmorning!かわい子ちゃん達〜!」

「あぁ、セリーナ殿か、おはよう」

1番最初に起きてきたライルと仲良さげに会話をし、次々と起きてくる少女達とも、軽い話をしたあと、全員揃って練習堂へ向かった。

「よろしくお願いします!」

練習をはじめる挨拶が、月影サロンに響く。

「はい!お願いします!ではまず、月影サロン...いや、このラフェリエルの森から出ようか!」

少し戸惑う様子の5人を引き連れ、月影サロンの外へ転移させる。

「月影サロンを出て何をするんだ?」

「YOU達は〜、世界を復興させたいんだよねぇ?」

「あぁ、もちろんじゃ」

「なら、復興させたい世界が今、どんな状況で、何を求め、どこを復興させるのかをしっかりりかせななければ、YOU達は何のために練習をするのかなぁ?」

ライルの言葉の後食い気味にセリーナが復興の音楽隊をするにあたって、覚悟しなければならない事、把握しなければならない事を語る。

「それでは、行こうか!」

先程の真剣な表情を感じさせないほどの明るい笑顔で踏み出すセリーナに勇ましい表情の5人が後を追う。


陥没した道路、跡形もなく潰れた家、谷で折れ曲がった道路、津波により流された車が停滞する場所。

エルフが元々家を持っていたのに今、洞窟で暮らしている、この事は珍しい事では無い。


「さっ、月影サロンに戻ってきた訳だが、どう感じたかな?じゃ〜ラナリア!どうかなぁ?」

「私たちはこの半年で洞窟生活に慣れてしまいました。これと同じように、今では、お腹いっぱいご飯を食べられません。この生活を前のように戻すことが私たちの使命なのだと感じました。」

「うむ、良い考えじゃ、次はわらわがいかせてもらうぞ?わらわは、隕石で亡くなった方々のお墓をたててあげたいと感じたぞ」

その後も、これからの復興について意見を出し合い、全員の意思を1つに固めた。セリーナのレッスンは人々を、世界を救う鍵となったのであった。




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