お部屋紹介
─クレタリアの部屋
奇抜な色の家具、金色の小物が相まって、ごちゃごちゃした部屋となっている。
「やっぱり、洞窟暮しは息苦しかったんだよな!いや〜落ち着くぅ〜」
「いやいや、こんなとこじゃおちかんやろ!」
数分前
「クレタリアと?」
「フィンエの?せーの」
「お部屋紹介〜」
そして今に至る。
─ラナリアの部屋
「は〜いおじゃしま〜す」
「は、はぁ?なになに?お姉ちゃん?フィンエ?」
「おぉ〜モダンなお部屋ですねぇ〜」
「おや〜?半年前家があった時のレイアウトと全く変わっていませんよぉ?」
「変えてないからね!ほら、帰った帰った!」
「はいはぁい〜」
ラナリアに背中を押され2人が部屋を追い出される
─ライルの部屋
「はーい邪魔すんで〜!」
「邪魔をするならば、帰るといい」
「あいよ〜」
「2人ともいきぴったしで何をしに来たのじゃ?」
「クレタリアと?」
「フィンエの?」
「お部屋紹介〜」
「なるほどな、だが、何も面白いものなどないぞ?」
「赤を貴重とした和風なお部屋ですねぇ〜!」
「さすがライルさんですねぇ〜」
「じゃ、お邪魔しましたー」
「...ちょっと待て」
ライルが不気味な笑顔で部屋を出ようとした2人を引き止める
「わらわも、連れて行ってくれるかな?」
クレタリアとフィンエのお部屋紹介仲間1人確保
─プリシラの部屋
「入るぞ?」
「...布団だな!」
「布団だね」
「布団じゃな」
「...何か〜?わたしは寝たいからねぇ〜おやすみぃ〜」
─フィンエの部屋
「じゃ〜ん!ここがうちのお部屋で〜す!」
「ピンクベースに白の可愛らしい部屋だな!」
「女子じゃな!」
「女子だからね...?」
「これで終わりか?」
「いやいや、まだ1人おるじゃろ」
「...!ペアリかぁ!」
「おぉ、ペアリか!行くぞ!」
─ペアリの部屋
「はい、お邪魔しま〜す」
「は〜あ?このペアリ様のお部屋になんのご用かなぁ〜?」
「ん〜なんか、真面目だね!」
「根の真面目さが出てるそ...」
「面白味の欠片もないのう」
「なんだよ!悪かったね!面白くなくて!ほら、帰った帰った!」
「は〜い、じゃ、解散で!おやぬみんみーん」
「おやぬみ!」
「普通に喋らんかい、おやすみ」
─月影サロン寮生活2日目
「おきろぉぉ!」
ペアリが寮のリビングから叫ぶ
「よし!全員揃ったね!ただ、集まるのに何分かかってんのよ!」
「5分だな!」
「いやいや、10分じゃよ」
「...30分よ!30分!」
全員が目をそらす...全員がペアリが叫んでから30分後にやってきたのだ。身支度を、終わらせた訳ではなく、全員寝起きで集まった。2日目にして集団行動完璧である。
「まぁ、いいわ...明日、外部講師がいらっしゃいます!」
「が、外部講師ですか。それはありがたいですね。基礎練習を教えて頂けるのですか?」
「えぇ、そうよ!講師の方は〜...明日までのお・た・の・し・み♡じゃ今日も練習がんばって〜じゃ〜ねぇ〜」