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12話『やっと見つかった〜!!』





さらに5年が経ってアオイは、10歳になった。



「やっと見つかった〜!!」



最終的にアオイは、リカオンを選ぶ事にした。

正しくはリカオンではないが、見た目はリカオンに近く、リカオンよりも大柄で、ハイイロオオカミと同じか、それよりも少し大きいくらいのサイズ感であった。

特徴は、その硬い皮膚で、この世界の肉食系の魔物は基本的にそうだが、鋼皮と言うれる生半可な剣では通らない硬い皮膚も持っている。

そんなリカオンをアオイは5年かけて、5体ほど見つけたのだ。

だが、アオイにとってより重要なのは、家事を代わりにやってくれるサル系の死体だった。



「愛嬌もあって可愛い!!」



白くてもふもふな小さめなサルの死体。

本来毛の生えてないはずの顔周りまでもふもふなのも可愛いし、身体も50㎝程で手乗りサイズで可愛らしい。

まあ、パワーは可愛くないが…。

小さいがパワーはゴリラ並なのだ。



「このサイズの小さな包丁とかってあるかな?」


『ドワーフの子供用の包丁などがオススメです』


「了解」



一瞬、この世界ってドワーフいるの?と思ったが、とりあえずアオイは死体を持ち帰ることを優先した。

異世界産の物も買える神スマホは便利だが、この世界の生態系を理解するには少しややこしいのが難点である。

存在しない生き物用のものでも、原材料がこの世界で取れる場合は、売買が可能なので、よく話を聞いたら、この世界には居ないんかい!!ってこともちょいちょいあるのだ。



「これで両親を埋葬できる!」



もう10歳。いい加減、親に頼って生きるのはやめないとな…。と、少し時間はかかったが、アオイはやっと犯罪者状態から開放されることにホッとする。

生きるためとはいえ、悪いことをしてるのは心が痛かった。



「これならパパンもママンも許してくれるでしょ」



とはいえ、代わりの死体もない状態で解除しようとすると、痛みはないが、風が身体を通り抜けるような風圧??のようなものを感じるのだ。2つくらい。

完全に両親が幼い我が子を生かすために抵抗していると分かると解除もしにくく、なあなあで5年ほど来てしまったのだ。



「さあ、帰ろうか」



5匹のリカオンに守られながら、使役したサルを肩に乗せて、アオイは家へと歩きだす。





─────





シンプルでありながらも質の良い執務室。



「空白地に子供だって…?」



豪華な机に座っている男性が眉を顰めた。



「はい」



それに机の前に男性と対峙するように中年の男性が立っていた。



「あそこは子供が生きるには適していないはずだ」


「そうですが、5年ほど前から、調べると年に3〜5人程が森へ迷い込んだ際に会っているそうです」


「…なるほど。見間違いではなさそうだね」


「ええ…」


「分かった。では、直接言って調べてみよう」


「はっ!」



中年の男性が扉から出て行ったあと、もう1人の男性は頭を抱える。



「空白地に子供を捨てるなんて…、なんて罪深い」






新しい死体が中々決まらずに時間がかかった\(^o^)/

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