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SF英雄伝~若返った廃ゲーマーは自由を謳歌する~  作者: 菊一片
第1章 アルタイル星系記
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第12話 歓迎会と熱い夜

 その後、一時間程度でセナは食事処に来て、こちらと合流した。

 「では、これからはゼロ様の()()()()()として頑張りますね!」

 非常に可愛く、こちらにそう伝えるセナを見て、ワシも満足気に頷く。

 それを見た周りは、

 「セナさんが、セナさんが!?」

 「あんな・・・どこの誰かもわからねぇ奴に!?」

 「こんなことなら・・・あの時告白すれば・・・!?」

 それに対して、男どもに比べると数は少ないが確かにいる女性陣は、

 「おめでとうセナ、ようやく見つけたのね?」

 「新入り君!セナねぇを泣かせたら許さないからね!?」

 「セナだけじゃなくて、アルゼとルージェもだからね!?」

 叱咤激励をもらった。

 「もうみんな、興奮しすぎ・・・」

 セナは恥ずかしそうにそう呟いた。

 「ワシもしっかり責任はとるつもりだからわかっておるよ。」

 ワシは周りからのその言葉に頷きながら、セナを連れて船に戻った。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 それからワシらはギルドを出て、宇宙船カラド・ヴォルグに戻ってきた。

 「セナはこっちの部屋を使っておくれ」

 「はい、わかりました。」

 カラド・ヴォルグにある部屋数はコックピットとリビングを除くと全部で6部屋、その内3部屋はトレーニングルーム、ワシの部屋、姉妹の部屋で使っておる。

 姉妹の部屋はある程度仕事をして金を貯めたら模様替えをしようと思っておる、大きめとはいえ、少しベッドが小さいだろうしの。

 その中の空き部屋から姉妹の部屋の隣をセナ用の部屋にする。

 一応、客室のような作りになっておるから大丈夫なはずじゃ。

 そういえばカーゴエリアにマテリアル加工用の道具を並べているエリアがあったのう、後でチェックしておくことを忘れられぬのう。

 もしアレなら、何も置いてない部屋が一部屋あったはずじゃからそっちに道具を移して色々と作ってみるかのう。

 そんな事を考えながら、セナに船の中を一通り案内する。

 「案内する場所はこんな所じゃが、気になるところはあったかのう?」

 「特にはないですね、後はコックピットのシミュレーションでオペレーションやサブウェポンの操作の訓練をさせてもらえれば大丈夫です。」

 セナがそのように答えると姉妹は、

 「お姉ちゃん、私達も頑張らないと・・・」

 「そうね、オペレーターと観測手は私達でこなせるようになりましょう!」

 姉妹がこっそりと気合いを入れていた。

 案内が終わった後、いい時間なのでセナと姉妹の歓迎会として食神に腕を奮ってもらい、食事だけでなく酒とつまみも用意して宴を始める。

 じゃが、その前にセナが、

 「そうだ、ゼロ様、後でチーム名を決めておきませんといけないですよ?」

 「なんでじゃ?」

 「ゼロ様個人でのお仕事でしたら特に必要はなかったのですが、これからは私やアルゼやルージェにもゼロ様の代わりに仕事をしてもらうことになります。その時に相手に私達の事を覚えやすくする為にチーム名を作ってそれをギルドに登録しておくという事で私達個人宛の仕事も一括でギルドから連絡をもらえるようになりますよ。」

 そう言われて、ワシは少し考える。

 「ふぅぅ~む、チーム名か・・・何が良いかのう?」

 「私は、ブルーフェンリルで!?」

 「じゃあ私は、リオンソウルズかしら?」

 「では私は、ヴィーナスゴスペルと案を上げます。」

 ワシは苦笑いしながら、

 「青い狼に獅子の魂、女神の祝福ときたか・・・尖っておるのう~・・・」

 そう言いながらワシは地球の夕日を思い出したので、

 「ふむ、(アカツキ)はどうじゃろうかの?」

 ワシがそのように案を出すと、

 「暁・・・夕暮れ時の事でしたっけ?」

 「コロニー育ちだから見たことないけど・・・」

 「前に映像資料で見せてもらったっけ?綺麗だったけど・・・」

 「他の名前を考えるかのう?」

 ワシが自信なさげにそう言うと、

 「いえ、伝説の魔獣なんかもいいですけど、自然にある光景の一つをチーム名にするのもいいと思いますよ。」

 「私達のリーダーはご主人様ですから!」

 「だから、ご主人様の好みで大丈夫です!!」

 と励まされてしまったわい。

 「それじゃ、チーム(アカツキ)の結成祝いもしちゃいましょう!?」

 セナが音頭をとって、どんちゃん騒ぎになりアルゼとルージェは軽く潰されてしまった。

 ワシも前世の身体と比べて非常に酒に強くはなったが・・・この娘のどこにこんなに酒と料理が入るのかのう?

 兎にも角にも早々に姉妹を酔い潰してセナはワシの左腕にくっつきながら酒の飲み、ワシに料理を食べさせる。

 「具合が悪くなったりはしておらんか?」

 「ふふっ、大丈夫ですよ、今日のお酒はジュースみたいなモノですから。」

 「そ、そうか・・・」

 リビングのテーブルに散乱しまくっている空き瓶を見ながらワシはそうとしか答えられなかった。

 ゆっくり飲んでるとはいえ、ワシも結構同類かのう?

 「それより・・・」

 セナがそう言ってワシに甘えてくる。

 「あの二人にはすぐに手を出して、私は()()()ですか?」

 一見、クールビューティーな美人さんにそのような甘えた表情と言葉を理性を保てる男はいるだろうか?いや、いない!偏見だとしてもいない!!(強調)

 「わかった、部屋に行こうか?」

 「はい・・・」

 セナをお姫様抱っこで抱えて、ワシは自分の部屋にセナを連れ込み共にベッドに入った後、じっくりと共に時間を過ごした。

 甘い時間は流れていく。

次回から傭兵パートを予定してます

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