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異世界にて恋を紡ぐ  作者: 繪人
3/8

新しいイベントのお知らせです

ついに団長とご対面

午後2時半‐自警団建物内·団長室前‐


コンコンコンッ


「団長!ケインです。お話があるとの事で伺いました!」


「……入れ。」


__ガチャ__


張りのあるバリトンボイスに従い団長室の扉に相応しく重厚な扉を開ける。


「失礼します。」


うわー。美人(イケメンだけど)は3日で飽きるとかいうけど、いつ見ても格好いい。眼福、眼福。


「おはようケイン。出勤そうそう呼び出して悪いな。」


「おはようございます!いえ。おおよそ話の検討はついているので…。異邦人の神(運営)が行う数日後のイベントの件ですよね?」


「あぁ。騎士団の方から情報が来てな。詳しい話が聞きたい。」


やっぱりか…。うーむ。その前にあの嫌な好感度システムをどう説明するか…。


「えーとですね…。まず、良い気はしないのですが異邦人たちが"好感度"とここの住人との親しさを段階分けしてるのはご存じですか?」


「うん?聞いたことはあるな。まぁ言われる側としては良い気はしないが。確か、顔見知りから親友までの仲を1~5までの数字で段階分けしているんだったか。その事と何か関係があるのか?」


「はい。知っていられるのなら話が早いです。つい先日異邦人の中でここの住人と恋人になった人がいまして、それが些細なことで露見して新しい好感度"6段階"目として注目が集まってるんです。」


「…まるで見世物だな。その恋人たちはどうなっているかわかるか?」


「その異邦人とは友人なので連絡を取ったところ恋人の実家があるペンタデキャブル(正攻法でいくと15番目に着く街)にいるようです。異邦人は一番遠くてウンデキャブル(11)までにしかいないようなので当分は大丈夫かと。」


「そうか。それなら良い。話を反らして悪かったな。続けてくれ。」


「そんな事ありません!友人に代わりましてお礼を。ありがとうございます。…それでですね。異邦人の神が異邦人がこの地の住人と恋人になったことを祝して、特定の魔物から住人へプレゼントできる物がドロップするように本日から一時的に加護つけたようでして。」


「ドロップってあの異邦人特有の無駄の多い解体する魔法のことか?何故解体してプレゼントが出てくるんだ……」


実はこの世界の住人はモンスターを倒しても素材はドロップせず、解体ナイフ等を使い解体して素材を得る。

なので現場はかなりスプラッタだ。ただし無駄はほぼない。

プレイヤーでもスキルを取れば実際に解体出来るが、持っている者は少数派だ。

僕も含め血生臭い事を経験してない現代っ子にはきつい。


「本当に何ででしょうね…。あ、魔物からといっても魔物と関係ないチョコレートとかコーヒー豆とかが出てくるそうですよ。」


「…チョコレートにコーヒー豆……。…ふぅ。異邦人の加護については考えるだけ無駄だな。それでそのプレゼントを落とす魔物は?」


「カーカオ、コロンヴィッア、マシューマ等ですね。詳しくは後程書面でお渡しします。」


「ふむ。特に旨みのない何処にでもいる魔物の傾向だな。それに生息地も街から遠い。それならハンター達と獲物でもめ事になることはさほどないだろう。だが、何故数日後なんだ?加護は今日からなのだろう?」


「それが、魔物を倒すとpt…じゃなかった。えっーと…簡単に言いますと魔物を倒した数を神が異邦人個々で数えてくれていて、その加護が消える最終日にその倒した数に応じて景品が貰えるんです。」


「また異邦人の神はずいぶんと変わった事をするな…。その結果はどこで伝えられるんだ?」


「それが……。各街の広場だそうです…。」


「……は?今なんと?」


「だから、各街のど真ん中にある広場で行われるそうです‼」


「………」


「それに伴い、千人単位で異邦人が押し寄せてくるので騎士団と協力して予め住人達の避難、異邦人の誘導が必要になります」


…団長が頭を抱えてしまった。

そう。このsoiはかなりヒットしているため第3陣までといえどプレイヤーは数万人規模でいる。

そんなプレイヤー達がかなり広いといえど街の真ん中の広間に集まるのだ。

警備を担当するこちらとしてはたまったもんじゃない。

それに比べ他のプレイヤーたちはのんきなものだ…。


「「はぁ…。」」


「ここで頭を抱えていても意味がないな。後で騎士団の方に協力を仰ぎに向かう。悪いがそれまでに報告書を纏めておいてくれ。」


「わかりました。…ご用件はこれで終わりで?」


本当はプレイヤーのマナー改善の件を相談したかったけど、流石に予定が詰まってて出来そうにないな。

イベントの終わりまで何日かあるし、日を改めよう。


「あぁ。もう下がっていいぞ。報告ごくろうだった。」


「はい。では、失礼します。」


「…いや待て。忘れるところだった。」


「はい?まだ何か?」


ぇ"…問題山積みなのにこれ以上は勘弁ですよ…?


「そう身構えるな。最近は忙しくてお前の私生活の話を聞いていなかったと思ってな。今夜、時間はあるか?」


も、もしかしてっ!


「は、はい‼全然っっ暇です‼むしろ暇過ぎて死にそうだったくらいですっ!」


「死に?…くくっ相変わらずケインは大袈裟だな。そうか。なら飲みに行くか?」


「はいっ!カインさん!」


わ、笑われたー‼でも飲みに行く約束はした。ぃよし‼結果オーライ。ついでに店でマナーの相談もしてみよう。


「あぁ。場所はいつもの『猫の安らぎ亭』でいいか?」


「はい。構いません!」


「仕事が終わり次第そっちに迎えに行く。では、また後程」


「はいっ。それでは失礼します!」


__バタンッ__


「…よしっ。そうと決まればサッサと書類仕事を終わらせよう。」


って、その前に巡回だった。

…あれ?今何時?


「あー‼もう集合場所行かないと巡回に間に合わない…。早く行かないと!」

ちなみにケイン君は昼の遅出でした。

昼の早出:正午 昼出:午後1時

昼の遅出:午後2時

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