私の中……私が中……
ここは、人がいない土地……
いや、正確には「いなくなった」土地。
ここは前までは民がいて商店街もあり
大分賑わっていた……そんな感じがする。
私もその中の1人で、貧しかったけど、
決して苦しくは無かった。
でも、そんな日常も一瞬で消えた……
それは唐突に、そして突然に。
刹那の如く襲いかかった。
何が起こったのかわからない。
わからないけど、私以外の民が死んでいた。
それだけはわかる。
周りは皆血だらけで、体がズタボロにされてて
まるで刃物に切りつけられたような、鎌鼬にあった。そんな風に。
それは私の周りにあって。
私はその血をあびていて。
私は刃物を持っていて。
……え。
私……?
わ、たしが……?
嘘……嘘だ……
う、そだ。うそだ。嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘ッ……っ!
……
何が起こったのかわからない。
気がついたら周りが暗い。
周りの状況に気がついて、そこから先がわからない。
だけど、今わかる。
「私」の体がなにか不自然で、例えるならまるでナニカに操られてる、そんな風に。
意識の無い私の中にダレカ
ナニカが動かしている。
……そんな「私」の手には刃物。
一輪に咲く紅い華が一気に散っていく。
まるで糸が切れた人形。そんな風に。




