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冒険は次の舞台へ! 1

 大学やアルバイトをこなしがら、ゲームもしっかり楽しむと言う生活に慣れてきた3週間ほど経過しました。この3週間の間にも、ドラマがあった……わけではありませんけど、普通に楽しい日々が過ごせていたと思います。


 たとえば龍の里にいけるようになってから、龍潜境特化の装備(凄く高いけど)が手に入り、龍潜境でのレベル上げが楽になったおかげで、暫く後に予定されていた合計30人で挑むレイドバトルに参加出来るメンバーが増え、2度目の戦いで無事討伐できた事もその一つです。


 私もこのレイドバトルには誘われていたので、一度目はアルバイトで出れませんでしたけど2度目はしっかり参加させて頂きましたよ。レイドで戦ったボスはキングベヘモスという大きな獣型モンスター。

 キングベヘモス本体の体力ゲージが3本、前足にゲージ2本、後足にゲージ2本、尻尾にゲージ2本というたくさんの部位に体力ゲージが設定されているボスでした。一度目の戦いでは足各種によるダメージが大きかったので前後の足を破壊して本体を叩くと言う方法を選択しました。


 この作戦、前半だけを見る限りは正解だったのですが、後半に入ろうかと言う時に問題が起きました。

 本体ゲージが2本目に入った時に放置していた尻尾が取り巻きを呼び、現れたバルゴンという水牛系モンスターの突進により後衛が瓦解し、その後は立て直す事もできず、モンスターに蹂躙されて負けてしまったようです。



 私の参加した二度目の戦いは尻尾・前足・後ろ足・本体の順位で叩くと言うブリーフィングを受けていたおかげで、前半に関しては取り巻きを呼ばれることはありませんでした。

 しかし後半、本体ゲージが3本目に入った時、追加として現れたクィーンベヘモスがキングベヘモスの破壊された部位を回復させたから、一時てんやわんやのパニックに。


 アキラさんの指示で、クイーンを叩く部隊、尻尾から足までを受け持つ部隊、キング本体の注意を引く部隊とに分かれることとなりました。

 そんな中私が受け持ったのはクィーンベヘモス。クィーンベヘモスといってもボス扱いではなく体力ゲージは一本しかありませんでしたし、そこまで強くないと思ったからです。

 アキラさんとしては本体担当の回復要員としたかったらしいですが、本人()の強い希望によりそっちに配属されたと言うわけです。その代わりに、こっちのクィーンベヘモスを担当するメンバーは計4名となりましたけどね。



 「僕がクィーンを抑えますので、残りの皆さんで最高の攻撃をお願いします!」

 「おうよ!まかせぃ!」

 「はぁ、私としては本体担当の方がよかったですわ……」


 盾のレイジが挑発を使用し、クィーンベヘモスをひきつけ、そこに斧装備のシルギスが高い攻撃力による一撃を放っていく。不満を漏らしているのはヒルダ。不満を漏らしながらも水属性魔法やら土属性魔法やらを放っていく辺り、きっちり仕事をする人のようです。


 「レイカさん。回復頼む!」

 「了解です。あと厳しいようでしたらウチの子たちにも手伝わさせてくれませんか?」

 「レイカさんは調教スキルもちか?なら頼みます!」

 「いえ、調教じゃなくて人形たちなんですけどね!」

 「はっ?人形!?……ってうわぁっ!?」


 私が呼び出したのは防御に優れた特技鉄壁をもつ騎士人形ドールナイト(コスト5)2体と、何れかの属性魔法を使える狐人形フォック(コスト4)を2体です。


 騎士達は、レイジと並び防御体勢をとることで、後衛陣に攻撃を届きにくくさせました。狐たちはその後衛に配置し、火魔法やら風魔法やら色々な魔法で援護射撃を行っています。


 「うほっ、硬ぇな!?それってもしかしてクズスキルの代名詞の一つ【人形操作】なのか?」

 「スキル名は確かにそうです。でもクズスキル等ではありませんよ」


 シルギスが攻撃をしながらクズスキル等と失礼な聞き方をしてきたのでちょっと言い返す形で言葉を返しました。


 「まさか、人形が私と同じレベルの魔法を扱えるはずがありませんっ!」

 「そうですね。プレイヤーと違い魔法のレベルは精々20が最高ですので、ヒルダさんほどの威力を出せませんね」


 ヒルダは思いのほか魔法レベルが高かった人形に驚きつつも、まだ自分のほうが魔法レベルが上と聞いて安心していました。

 ……別に他のプレイヤーの心を折りに来たわけじゃないからこの位でいいはず…。


 戦力が増えた事でクィーンベヘモスの体力はガシガシ削れて、人形達が入って10分ほどで倒す事ができました。あとは本体とか尻尾とかの部位破壊すれば良いんだよね?



 「アキラさん!こっちは終わりました!どっちのフォローにつけば良いですか?」

 「おっ!早かったな!……あと悪いっ、レイカ!ここからの指示を頼むわ!いい加減、俺もボスと戦いたいのでなっ!」

 「へっ?」


 私の返事も聞かず、アキラは尻尾方面へ向かい、得意の大剣を振り回しては部位破壊をしていきました。うー、シュリがいたら私も丸投げできたのに……。


 「指示って何したら良いのかしらね……。よくわからないから適当にみんなの体力回復とかやって様子見ればいいはず」



 私の天光魔法の【愛天使の光ラヴァーズ】で指定範囲内のプレイヤーの体力と状態異常を全回復させて見たところ、回復された本人たちが私のほうを見ていました。

 やりすぎたかな?でもまあナナが転職してからというもの私は力を隠すのやめてるし、力の一端を少し見せるくらいなら良いよね?


 「みなさんっ!私の方をみるのではなく、ボスの方を見て対応お願いします!回復は私がしますので皆さんは遠慮なくボスへ突っ込んでくださいね」

 「突っ込んだら死ぬんだってばよ!?」

 「そうですか?ボスからの一撃で死ぬような装備なら前衛で参加なんてしませんよね?仮にもアキラさんが選んだんだし、それなりの能力があると信じてますよ?

 貴方がたの体力が1ドットでも残っていれば回復させて見せますから……だから安心して突っ込んでください」


 私が信じてると言ったせいなのかどうか知る術はありませんけど、男性プレイヤーが積極的に突撃してますね~。なんだろ、お願い?するのがちょっと楽しい。




 「……あんな言葉一つで男共をその気にさせるとはなんてヤツ……さすがレイカだな」

 「男だけじゃなくて数えられる程度の女性プレイヤーも動きがよくなってますね。もしかして何かのスキルでしょうか?」

 「……さあな?まあ、俺もちょっくら突っ込んでくるぜぇ!うぉぉぉらぁぁぁ!」

 「……そういうアンタもレイカの掌の上で転がされてるみたいね……アキラ」



 次々と部位破壊を終わらせた面々は、残りわずかとなっていたキングベヘモスの体力ゲージをこれでもかと削っていき、アキラの大剣特技【大旋風唐竹割り】により、キングベヘモスの体力は消え去った。



 《エリアボス討伐を確認しました。特性変化条件を達成した為、【古き英雄の記憶】が特性【猛き英雄の魂】へ変化しました》

 《特性:【美女で野獣】を取得しました》


 戦闘終了後このようなログが流れたらしいですけど、これに気付いたのは翌日、ナナと狩をしてレベルアップを確認した時でした。

 名前 レイカ

 種族 魔族

 職業 空気賢者LV32

 スキル 【マスター裁縫26/50】・【再生採取19/50】・【風塵魔法40/50】・【心頭滅却15/50】

【魔道基礎15/50】・【調香士18/50】・【ノブレス・オブリージュ6/70】・【無限円環4/70】【繰布術17/50】

【天光16/50】【冥闇12/50】【育成28/50】【人形操作マリオネット26/30】


 ステータス 体力5(+56) 魔力34(+75) 腕力1(+27) 

体格5(+67) 賢さ50(+53) 敏捷31(+66) 運25(+20)

 ステータスポイント 残り 0

 スキルポイント    残り 5


 風魔法;ウィンドボール・ウィンドカッター・ウィンドヒール・テンペスト・サンダー・アンチパラライズ

 風塵魔法:ウィンドベル・シルフスクリーム・ウィンドブレイド・エアスラッシュ・エアプレッシャー

 光魔法:シャイン・ライトヒール・シャインストーム・ディスペル・ヒーリングシャワー・ライトフラッド

 天光:レイ・ソーラーライト・エインシャント・キュア・愛天使の光ラヴァーズ

 闇魔法:ダークボール・ナイトメア・ダークウェーブ・ブラックバースト・ダークネススラスト・ポイゾネス

 冥闇:ダークフォロウ・暗闇の穴ホールオブダークネス・デスヒール

 裁縫:糸作成・鑑定・飾り縫い・良品成功率8%上昇・派生率+8%・雅縫い

 マスター裁縫:糸複製・制作軸ベクトル設定・裁縫の奥義・敵縫い

 採取:採取ポイント発見・採取個数アップ・レア発見率+2%・採取ポイント復活速度2秒アップ

 再生採取:採取ポイント復活率+4%・レア発見率+3%・採取個数アップ

 精神統一:魔力自然回復量中上昇・魔力値+10・魔力自然回復速度中上昇

心頭滅却:攻撃を受けても魔法が中断されない確率10%

 魔法運用の知識:魔法攻撃力小上昇・賢さ+8・魔力+8・魔法攻撃時10%の確率で連続魔法

魔道基礎:魔法詠唱速度が-0.4秒・魔法威力5%上昇

 香料士:モンスター遭遇率・狙われやすさが12%上昇・香封・開放・品質アップ・調香率10%上昇

 調香士:超開放・幻惑耐性+5%・香料威力強化

 誇り(プライド):格上相手と戦闘時、腕力(物理攻撃力)・賢さ(魔法攻撃力)が40%上昇。

 体⇒魔変換:体力5%と引き換えに魔力を45%回復

 育成:土地と厩舎を持っている時、飼っているペット達から良質素材が取れる可能性が4%アップ

 帯術:衝打・縛り打ち・スナップヒット・雷襲巻・絶波打・焔巻

 繰布術:主武器に帯を装備時、敏捷+2・魔力+2、帯術スキルで与えるダメージ微(1.1倍)上昇。帯で攻撃した時の状態異常発生率+2%

 ノブレス・オブリージュ:スキルを使用すると討伐対象モンスターが指定される。条件どおり倒すとこのスキルの熟練度を得ることが出来、得られる経験値が10分間2倍になる。(PTメンバーにも適応される)

スキルレベルが10ごとに取得経験値増加時間が1分増える。

 無限円環:自分の感覚で体力・魔力使用量や回復量を調整できる。運が悪いと死ぬ事もある。錬巧気

 人形操作:単体操作・人形修復・複数操作・基礎コスト+2・人形のみで戦闘時、獲得熟練度アップ・基礎コスト+2



 特性 

闇の加護:ダンジョン、夜のフィールドなど暗い場所でステータスに少しですが補正が掛かります。


 古き英雄の記憶:ソロ時の獲得経験値が2割(20%)上昇する。パーティ時は英雄の気質を発揮し仲間のステータスを3ずつ上昇させる。段階を踏むことで成長する。

  ↓    ↓    ↓

new 猛き英雄の想い:????


 下克上:モンスター討伐時の経験値が10%増える。覚えるには自分より数段上のモンスターを倒し続けなくてはならない。


 ドラゴンキラー:ドラゴンを何度も討伐した物に与えられる。リザード、ドラゴン系に与えるダメージ+20%


 隠れた人気者(10/50):特性【隠れたい者】を持つ人がフレンド登録数が30人を超え、かつ中位もしくは上位スキルを5つ以上持つ時に変化する特性。フレンドとともに狩りをした時、パーティメンバー全員の取得経験値が10%上昇。パーティメンバーのステータスが一律+5される。


 イジメを乗り越えた者:、運基礎値に+20。NPCにアイテムや素材を売る時、買取額が上昇する。NPCからアイテムや素材を買う時、割引してもらうことが出来る。特殊イベント遭遇率上昇。フレンドとPT(レイド含む)を組んだ時、組んでいるフレンドの人数に応じて獲得経験値・アイテムドロップ率が上昇する(特性所持者・フレンド共に。フレンド以外は対象外)


 爆発魔ボマー(6/10):効果:鍛冶、火・光属性成長率微上昇(1.1倍)・火・光属性耐性が微上昇(1.1倍)、代わりに水属性の魔法・特技が永遠に使用不可となる


 自身に打ち勝つ者:レベルアップ時にスキルポイントが+1される。


 new 美女で野獣:????

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