夏です!海です!イベントです!? 1-3
ネタは考えても文章に興せない……。
更新速度が6月まで低下します。ごりょうしょうくだせぇ。
というわけでビーチの方でクエストの受注を終えまして私、ミヤ、ヘルガさん、ヒラメキの4人はインスタンスダンジョンにいきましたがやはりまわりは 人人人 で足の踏み場も無いとはこの事でしょうね。
「流石に多いわね……えっとインスタンスダンジョン入場制限中。
ソロPT:待ち時間10秒。 ペアPT:待ち時間50秒。 3人PT以上:一組辺り1分。待っているPT数180組……ですって。なんなの?この待ってるPTの数」
「こりゃあインスタンスダンジョンは無理そうだな。ヒラメキさんよ。ヒラメキさんが良ければそこらのフィールドにでないか?ここで入場まで待ってても時間の無駄だろうしよ」
ヘルガさんの提案にヒラメキは少し考えていましたが
「そう……だな。流石にこんだけ長い時間待つのは俺としてもきついな。ヘルガさんの提案をのむのは良いんだけどどこか行きたい場所があるのか?」
「それなら南の湿地帯と洞窟いかない?あの辺は街が近い割に敵が強い目に設定されてるんだって。だからきっとレベリングにはいいと思うのよ」
ヒラメキが行き先希望を全員に聞こうとすると私と話していたはずのミヤが待ってましたとばかりに行き先を決めたのです。行き先の意見を全員に聞くのではなく話し合いで決める時間が無駄だというのでミヤの一存で行き先が決まってしまいました。
「ミヤ、マジでいつも自分だけの意見だけ通そうとするなよな。俺の時だけなら兎も角、今回はヒラメキさんとレイカさんがいるんだぜ」
「い、いいじゃない。別に反対意見でなかったんだし……ねぇ?レイカ?」
「う、うん。まあいいんじゃないかな?私も無駄な時間は浪費したくないもの……」
突然ふられましたが、私はどこにでもついていく予定でしたので質問には肯定で返しておきます。
ヒラメキは元から自分の事は戦力外と言っているので、恐ろしく強い場所ではないなら反対はしないというスタンスのようでした。
そういう流れで私達は一旦町の中へ戻ると南門から南のフィールドに出たのです。
そこは一面草原で湿地帯など全く見えません。どうやら目的地はこの草原を越えた先にあるらしく、湿地帯に着くまでにヒラメキの戦闘能力を少しでも底上げしようという魂胆ですね。
その思惑通りにいき、湿地帯に向かうまでの間に遭遇したのはウルフとコボルトの2種類。
正式版になってから見ないと思ったら南にコボルトいたんだね。コボルトの毛皮も懐かしいですけど今はもう必要ないのでヒラメキが全て相手し、私はヒラメキの体力回復を過剰気味に担当しました。
過剰気味になったのはあれですよ。ヒラメキの動きが読めなさ過ぎてウルフに隙を突かれて死に掛かってたりしてからはヒラメキがダメージを食らう寸前からウィンドヒールを詠唱し始めています。
生産メインとはいえこのくらいは戦えるようになって欲しいですからね。
「くそっ!ウルフの動きが早い!」
「ヒラメキさん。慌てて武器をふらなくてもいいんだぞ。見てる限り、急所攻撃等で即死しない限りレイカさんが回復してくるから。落ち着いて相手を良く見て反撃するんだ」
「わからないがやってみる!」
ウルフばかりに気を取られているとコボルトが背後から殴りかかってくるのでヒラメキにとっては地獄の猛特訓と思っていたとしても間違いではないかもしれませんよね。
「くっ!今度はコボルトまで?ウルフ4頭にコボルト2匹か……たすけてくれぇ!」
「もう、諦めるのは早いわねぇ。もう少し頑張ってる所を見せてもらわないと助けられないわね」
「だがっ……おっと……。ヘルガさんやミヤさんと違って俺は生産職なんだってば!二人みたいに反応できないって」
会話中も襲われていたが、普通に避けられる様になっている事は間違い無さそうである。
「ヒラメキ。ちゃんと回復してあげるからとりあえず数を減らしてきてくださるかしら?」
「何で突然そんなお嬢様っぽい言葉遣いを……?てかなんか似合ってる気がするのは気のせいか?」
「似合ってる気がするってヒラメキは失礼ね……一応これでもお嬢様なんだけど?詳しくは秘密だけど」
「へぇ~……っ……それは是非聞いておきたいもんだな……テヤァッ!」
被ダメージを気にすることなく致命傷になりうる攻撃だけを回避しコボルト2体、ウルフ3頭と倒していくヒラメキ。結構長い間戦っているので彼の【小刀】スキルも結構上がっているかもしれない。
こうしてようやく残りはウルフが一頭だけとなったのである。
こうして数の暴力が無くなればウルフ程度ならヒラメキも倒せるようになってきていたのでそろそろ湿地帯に入っても良い頃合だと相談して決めました。
最後のウルフを倒し終えた後スキルの確認をしてもらったところ【小刀】【回避】等の戦闘に関するスキルが軒並上昇していたらしい。軒並みとは言っても私のときほど凄くはなかったですので、そこらへんを踏まえて私は他の人と足並みをそろえる事を目標にしているので、あまり目立たないように頑張ろうと深く心に決めました。
湿地帯の名前は《バクルール湿地帯》というらしいです。そういえば始まりの街にも名前があるみたいですけど誰か知ってるのかな?私はもう始まりの街で定着しちゃったけどね。
バクルール湿地帯にたどり着くなり現れたのはヌマリザードというサンショウウオっぽいモンスターです。湿地帯についてからはちゃんと従来どおりの仕事をするため前衛はヘルガさんが受け持ち2番手には草原で少しばかり成長したヒラメキが入り、何かを投げてヌマリザードに攻撃を加え続けていた。
「こっちこーい!【挑発】」
ヘルガの挑発によりヌマリザードはヘルガを追いかけていく。ヘルガがいる方向は私達の正反対側でヌマリザードはその体を無防備に私達に晒しているわけですね。
「ヘルガ良い仕事するじゃない!行くわよ!【ファイアボール】x2」
ミヤの放った火の魔法が背後からクリーンヒットしたおかげでヌマリザードはあっさりと体力が削り取られドロップアイテムとなりました。今回ヒラメキはやる事が無く立ち尽くしていたので次回は彼にも働いてもらいましょう。
《沼蜥蜴の皮:湿地帯に住むリザード系の皮。外側がごつごつしているがその分防御性能が高く設定されている。裁縫士が作成中のものに内布として使えばたとえそれが普通の服でも結構な防御性能を発揮できるでしょう》
なるほど。動物の毛皮だけが私の扱える素材じゃないって事ね。他にもこういった爬虫類形の皮も剥げたら装備に組み込みたいわね。これが分かっただけでもここに狩に来た理由があるわね。
ヌマリザードのあとはゲルスライムというどろどろなスライムと戦ったり、体長2mはありそうな蛙が足が数cmくらいしか沈まなかった場所から現れた事には非常に驚きました。おもわず風魔法で真っ二つにしてしまうところですよ。
このカエルとの戦いはヘルガよりも小刀を持っているヒラメキの方が戦いやすく前衛の位置が変わっている。ヒラメキが小石をカエルにぶつけ丸呑みするべく襲ってきたところを頑張って避けて反撃するというパターンです。
過去にこの先にある洞窟を目指したPTの内、数人はこのカエルに丸呑みされてからこの湿地を通りたがらなくなったそうです。本人がいうには中は暗くてジメジメしており、あっという間に視界が暗転しまし、気づけば復活ポイントに立っていたというのがあった。
「もうすぐ洞窟がある。そこにはセーフティエリアがあるからそこについたら休憩にしようぜ」
「そうね。そうしましょうよ」
「えぇ、もちろん構いませんよ。では集合は現実時間で15分後でいいですか?」
「分かったわ。それじゃあまた後でね」




