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長く眺めるは月

月の綺麗な夜に、思ったこと。




ずっとずっと、眺めてた。

ふとした瞬間に

私は空を見上げた




しばらくの間、

見てなかった月


窓辺に優しく降り注ぐ

静かな月光に


私の心は

穏やかになった




こんなに穏やかな夜は久々で

月が溶け出すような空を眺めて




緩やかに流れる時間の中

私自身も流されて行く




星の川なんて

なくても


私は流れていける




でも

見失わないで


手を繋いでいて




どこまでも果てしなく

流されてしまわないように




星の地図なんてなくても

貴方の元へと帰れるように




ほら、ごらん

真っ暗闇の中に浮かぶ月を


たった一つの

孤独な月を




天の川も

星座もなく


星の光は

一粒すらなく




ただ、浮かんでいるだけの月

救いたい、と思わせる孤独な月


そんな夜空を駆け抜けて

私は月へと流れて行く...




もしも貴方が

月だったら、の話。


月の光のような貴方の優しさに、照らされて。




今の私があるんだよ。

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