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野球はスリーアウトから  いよかんシーズン  作者:


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17/20

闘将

 そのデッドボールに、球場きゅうじょう一瞬いっしゅんしずまりかえった。


 だが、すぐにざわつく。


 このとき球場きゅうじょうにいるものたちのおおくが、おな人物じんぶつけていた。


 片方かたほうのチームの監督かんとくだ。


 たったいまおなじチームの選手せんしゅがデッドボールをくらったのだ。しかも、その選手せんしゅまえ打席だせきでもデッドボールだった。


 この監督かんとく性格せいかくかんがえると、いますぐ乱闘らんとうになってもおかしくない。


 先日せんじつもそうだった。みずか先陣せんじんってベンチをすと、相手あいてチームの投手とうしゅなぐりかかったのである。


 しかし、そんな闘志とうしあふれる監督かんとくが、なぜか今日きょううごかない。


 それがかえって不気味ぶきみだ。


 そのまま試合しあいすすんでいく。


 で、またもやまわってきた。まえ打席だせきまえまえ打席だせきで、この選手せんしゅ連続れんぞくデッドボールだ。


 ネクストバッターズサークルから打席だせきへとかう選手せんしゅ


 そのときだ。監督かんとくがベンチからてくる。


 ここで代打だいだすのだろうか?


 しかし、どうも様子ようすがおかしい。なぜか監督かんとくはバットをにぎっている。


 これって、もしかして・・・・・・。


 球場きゅうじょうのざわつきがおおきくなる。


 監督かんとく視線しせんははっきりと、相手あいてチームの投手とうしゅをにらんでいた。


 そして、みずか打席だせきはいろうとする。


 これはまずいとおもって、周囲しゅういめにはいった。おなじチームの選手せんしゅやコーチ、さらには審判しんぱんもだ。


 相手あいてチームの投手とうしゅ内心ないしんびびっていた。あの監督かんとくは、「ケンカがむちゃくちゃつよい」と評判ひょうばんなのだ。


 一回いっかいのデッドボールも二回にかいのデッドボールも、わざとぶつけたわけではない。


 しかしながら、ぶつけてしまったのは事実じじつ


 投手とうしゅ味方みかたのベンチをちらりとる。


 そこには衝撃しょうげき光景こうけいひろがっていた。


 全員ぜんいんている! よりにもよって、こんなときに!


 どうかんがえても、あれは「たぬき寝入ねいり」だろう。このまま乱闘らんとう突入とつにゅうしても、味方みかたベンチからの加勢かせい期待きたいできそうにない。


 だったら・・・・・・。


 投手とうしゅはマウンドで帽子ぼうしる。相手あいてチームの監督かんとくかって、深々とあたまげた。


次回、まずは『路上ストリートライブ』からスタート。

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