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☆いきなり転生☆ さらに~   作者: たかさば


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120/122

しったか

小竹葵は、ごく普通の好奇心旺盛である。


毎日ライフハックショート動画を流し見して、毎日トレンド情報番組の視聴を欠かさない、齢24の好奇心旺盛である。


今日も今日とて、退社時間に同僚にカレーの染みは日光にさらすと消えるんだよと豆知識を伝授したあと、行きつけのコンビニで都市伝説ウエハースとオーパーツチョコエッグを買って家路についていた―――のだが。



キイィイ!!キ――――イイイイイイイ!!!


ドガ――――――――――――ん!!


ぐわしゃぁああ!!


ぶちゅ。




真っ白な空間。

小竹葵の魂と…、女神が対面している。


「小竹葵さん、あなたは気の毒ですが人生を終えてしまいました。転生してもらいます」

「はわわ!!ヒー、本物ぉー!!」


「あなたにはチートをお一つ差し上げます。ステータスをご確認ください。」


────────

小竹葵(24)

レベル8


称号:転生者


保有スキル:しったか


HP:23

MP:6

────────




「というわけで、いきなり草原に放り出されたアアア!実際の異世界転生、めっちゃ塩~!!」


べよん、べよん。


水色の、ぶよぶよした丸い塊が…好奇心旺盛の前に現れた!


「スライムだ!!武器も何もないけど…戦うパターン?!ヤバ、なんとかしないと!!こういう場合は~!!!」


うろたえる、好奇心旺盛。


「そだそだ!!もらってるじゃんね保有スキル!!これで何とか…《しったか?》って…なんかデバフ臭くない?!でもこれしか武器っぽいものが…うーん、知識で乗り越えろということだね多分!!」


スライムはなんだかワチャワチャしている好奇心旺盛を見てワクワクしている!!!!


「確かスライムは一般的に友好的なんだよ、あの有名なセリフ(僕悪いスラ以下略)はもちろん人間になりたい(戦士の相棒)パターン、魔王(転ス以下略)になったり有能な獣魔その他もろもろ(ラノベの名脇役の面々)…」


自分はいったいどの部類になるのか、スライムは興味津々だ!!

どうやらこの世界にも異世界ジャンルのラノベが席巻している模様!!

人気なのは…ええっ?!まさかあの作品が!!


「スライムって確か…塩を混ぜると縮小するんだよね!楽勝楽勝!!」


ざばー!!


空から塩が降ってきたぞ!!


見る見るうちに凝固していくスライム!!

可愛さが消え、ぼそぼそになってしまった!!


ちょ!

滑らかなぷよ肌がだいなし!?


怒り心頭のスライムは好奇心旺盛を丸飲みした。





「う、うーん???なんか夢でも見ていたような??」


好奇心旺盛は時間を巻き戻されて、コンビニの入り口前に立っていた。

コンビニの入り口で立ち止まる前に、ちょっとだけ時空がゆがんだのだが…、それに気づく様子はない。


一般人はコンビニで都市伝説ウエハースとオーパーツチョコエッグを買って家路についた。


家の近くの交差点で、車の暴走事故が発生していた。


「わああ!大変だ!こういう時は...頭を高くして~!」


好奇心旺盛は、中途半端に身につけた知識を積極的に発信しながら現場の人々をたびたび混乱に陥れつつ貪欲に情報を溜め込み、あらゆるイベントにクビを突っ込んで友好の輪を広げましたが、やな感じの印象を持たれる事も少なくなく、友達も敵も多かったためそれなりにトラブルに見舞われつつ忙しない日々を送り、入所したグループホームで話題豊富なおしゃべりさんとして人気者になったのち、97歳になるまで毎日うんちくを披露していたものの急激に衰えて無口になり、100歳を迎えた翌日ひっそり息を引き取ったとのことです。


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