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34 私はピエロか!!?

 



 生徒会室に突然、奇声を発しながら入り込んできた楓の活躍のおかげで直樹と怜は黙って動向を見守る、唐突過ぎて声をかけるタイミングを失った。


 当人である楓はチャラ男に自分の成績を見せ付ける為に来たのだが、生徒会室にいたのはチャラ男、もとい生徒会役員会計の瀬尾 悠斗によく似た男だった。


 顔から身長まで楓を小馬鹿にした男と瓜二つ。


 あっ、そうか…これはアレだ。ほらよくある双子会計ってやつだ。


 ほんと乙女ゲームか乙女向けのノベルのような生徒会役員が揃っている、夢見る女子高生を一度この学園に遊びにこさせたら喜ぶでしょうね。


 私にはそんなピュアな心は擦り切れてないけど。


 そんで双子で「どっちがどっちでしょうゲーム」なんかを可愛い女の子とやればいい、私はやりたくない。

 

 だから。


 「さっさと瀬尾をだせ」

 「おい新井、お前殺人者みたいな顔だぞ?」


 離れた場所で傍観していた直樹が笑いながら、楓にツッコミを入れた。


 しかも先ほどから楓は1人の世界に突入して、思ったことを全部口に出しているのだ。直樹は楓が面白くてニアニア笑っている。


 それは第三者としてなら楽しめるが、ソファに座っていた瀬尾に瓜二つの男は、持っていた資料をテーブルに置いてため息をつく。


 はたりと気がつく楓、作業を私で中断され呆れているご様子。


 私だって集中して作業している時に乱入されたら相手によっては、拳で躾けて差し上げるくらいの意気込みを見せるので素直に反省します、ごめんなさい。


 私は瀬尾より上位のテスト結果だった、その喜びと興奮のまま乗り込んできた失態を深く後悔。結果を見た瞬間に、テストまでの十日の間は寝食を惜しんで勉強に励んだストレスが一気に爆発した。


 大量に分泌された私のアドレナリンが治まっていくと、何かにとり憑かれたほどの興奮していた自分に恥ずかしくなってきた。


 「アー…すみませんお騒がせして、人違いでした。瀬尾先輩がどこにいるかご存知ありませんか?」


 ちょっと正面から瀬尾に似ている男の人の眼を直視できず、少し逸らしながら訊ねてみた。


 先輩ってつけたけど、瀬尾は二年の私がこれまで出会ってなかったら三年だろう、と適当に言ってみただけ。


 あれだけ目立つ男に接触していなかったから多分間違いないでしょう、あの風貌で一年は異常すぎる。怖い。


 それに恐らくこれほど顔がそっくりなら、双子だと思う。そして瀬尾に似ている目の前の男の人は瀬尾と違って、ちゃんとネクタイもつけているからネクタイピンのダイヤで三年と察した。


 ソファに座っている瀬尾にそっくりな男の人――高校生のクセに凄く大人びているから男の人って表現しちゃう。


 この真っ黒でちょっと長めの黒髪に釣り目、何処かの夜オシャレなショットバーで、静かに1人で飲んでいる姿が似合う、未成年なのに。


 瀬尾と同じ顔だからイケメンであるのは間違いない、しかもそれプラス洗練された雰囲気まで持っているから大変。


 こんな男がバーにいたら店内の女性の視線を独り占めだろう。


 そんな感想を瀬尾に似ている男に感じていると、音も無く男は私の正面に立った。


 じっと見つめる男に私はちょっと、緊張。静かに怒られそうだもん、小言って嫌いなんだよぅ…自業自得ですが。


 突然男は自分の髪を片手で、掻き上げて。


 「なんのご用時かな~?かえチャン!もしかして俺に合いに来てくれちゃったりしてぇ??マジ俺超愛されてるジャン!とりあえずハグとチュウする?ほらほら、カモ~ン」


 人格が変わったように軽い口調と素振り。

 

 十日前に出会ったチャラ男の瀬尾が目の前にいた、紛れもないアイツだ。


 え?はい?……これってつまり……Why?


 混乱中の楓の後ろで直樹が腹を抱えて大爆笑をした、それでも訳が分からず凝視する。


 硬直する楓に瀬尾(?)は手を下ろして、先ほどとは打って変わり静かに口を開く。


 「と、いう訳で俺が紛れもなく瀬尾 悠斗であり、十日前に食堂であった本人そのものだ」


 楓は絶句、どうしたらいいのかしら?私は。


 ちょっと待って、何で?訳が分からない。


 あのチャラ男はシャツのボタン一つ留めなくて、金のネックレスをつけて茶髪のヘアピンの即席オールバック。


 でも目の前の男は黒髪のきっちりした服装、ヘアピンどころか装飾品一つつけていない姿が返って素敵。


 2つの姿を別々で見たら、誰でも兄弟か双子と思い込むくらいの雰囲気のギャップ。


 全くの別人としか思えなかった。


 驚きすぎて固まっていた楓のポケットから携帯の受信音の着メロが鳴り響く。


 「あっ、ちょっとタイム」


 楓の冷静とも取られるように素早く携帯を取り出す、実はさっぱり冷静じゃないロボットみたいな動きだった。


 『やあ、上位100名に入れておめでとう』


 声の主は執行部の部長である凪史、嬉しそうな声だ。何か嫌な予感がするのは何故。


 『これで僕の別荘に招待できるね、本当は外国の別荘のほうが気に入っているのだけど君はパスポート持っていないから国内にしてあげたから』


 あ、うん、御気使い大変ありがとうございます。


 ですが話が勝手に進んでいます。別荘は興味ありますが、行くとは一言も申し上げてございませんが…異論は認められますか?


 『却下に決まっているじゃないか?勉強し足りないんじゃないの?』


 ですよねー。


 『だからちゃんと準備しておいてよ』

 

 もう貴方には逆らいません、ボス。


 中途半端に返事を返している楓に『そうそう』っと、凪史は話が終わりそうな感じだったのに付け加える。


 『僕の予想だと楓は生徒会室にいるでしょう?瀬尾にご苦労様、報酬はいつもの口座に振り込んどいたから確認してねって伝えて、じゃあ』

 

 プツンっと携帯電話の通信が切れた、いつもあっちから一方的に切るので気にしちゃいないけど…口座って。


 「あんたと凪史が何で繋がっているんだ?」

 

 従兄弟であり生徒会長でもある直樹と繋がりがあるから、生徒会に顔が利くのはいいとして口座って事は金が絡む。


 凪史の性格上では金でやり取りするタイプじゃないと思う。


 もしかして……。


 楓ちゃんの勘が聞くな、帰ったほうがいいよ?本当だよ?って囁く。


 「ああ、お前を煽り上位100名に入れさせるために俺が」


 また瀬尾は髪を掻き上げる。


 「一芝居演んじちゃって~かえチャンがお勉強しちゃったりするのを手伝ってあげちゃったのん!ヤバッ俺って親切すぎ!!それにまんまと騙されたかえチャン、超ウケるんですけどぉ…」


 私は思わずチャラ男バージョンのマシンガントークに本能のまま、瀬尾が言い終わる前にアッパーを瀬尾の顎狙って拳を振り上げたが、紙一重のところで瀬尾は避ける。


 楓は奥歯を食い縛り、体がブルブル震える。そして彼(彼女?)を支配しているのは怒り。


 「畜生!!!また騙された!!お前たちは!!手を組んでいたのか!!?くそーーー凪史めぇ!!」


 悔しい!悔しい!!また嵌められた!!しかも凄く綺麗に嵌っていた。自分に腹が立つ!!


 再び瀬尾に向かって拳を握り振り上げた、戦略もクソもないただの子供の喧嘩みたいに。


 私は半泣き状態で、やるせない激情を瀬尾に向けるのだが瀬尾は身軽に避けていく。


 やっぱり正面からだと私程度じゃ避けられる。空振りの腕すら腹が立ってしまう。


 「おーよしよし、可哀相にぃ~」


 ガバリなんて擬音をつけたくなるほど、直樹がわざとらしく暴れる私を後ろから抱きしめて、私の頬擦りをしてきた。ついでに密着した状態で私の頭を撫でる。


 不貞腐れた子供をあやす仕草に私の中の何かが音を立てて切れた。


 「うるせぇ!!お前も知っとったんだろうが!!」

 「あでッ!!」


 身をよじって隙間を作ると、再び直樹の顎を狙ってアッパーを食らわす。


 悲痛な悲鳴をあげた直樹だったが。今回で私の攻撃をワザと受けている事に確信を持った。


 顎の攻撃は本当に危険だ、よい子はしないように。何故って、自分の歯で舌を噛み切る可能性あるから。


 でも直樹は殴る瞬間、奥歯を食い縛ってる。それが拳の感触で伝わった。


 こいつ以前に顎を打った時にも思ったけど、ワザと避けない。


 それすらも今の私には気に障って仕方ない。


 「新井 楓」


 う~う~と周囲を野良犬みたいに威嚇する楓に、瀬尾は静かに呼ぶ。楓は睨み瀬尾を見ると真剣な顔をした瀬尾がいたので黙ってしまった。


 瀬尾は何を思ったのか、頭を45度ほど体ごと前に倒し、視線は自分の足元を見えるくらいに深くお辞儀をした。


 まさにお辞儀の見本のような行動に、頭にきている楓すら止る。


 「お前を俺に敵対心を持たせるためとはいえ、お前の両親を侮辱したことを許して欲しい」

 「……ああ、うん」


 毒気を抜かれた楓は素直に頷いた、凄く意外。あの一言で私が本気で怒ったのを彼は知っていたので不思議じゃなかったが。


 こんなに誠意をもって謝罪されるなんて、結構いい奴なのかも瀬尾は。私も結局自慢するために瀬尾の居る生徒会室まで走ってきたのだ、これって嫌なヤツよね私も。


 「でも……お前は嫌いだ」

 

 きっぱりと、瀬尾が頭を上げた次の瞬間に放たれる、私への挑戦状。


 楓のこめかみに巨大な血管が出現した。


 「上等じゃ!!俺もお前なんか大っ嫌いじゃーーー!!!」


 暴れだした楓を、羽交い絞めして背後から楓を取り押さえる直樹。顎の痛みから、もう復活をした。


 「まあまあ、コイツは生徒会の中でも一番の変わり者だ、真剣に相手をするとお前が疲れるだけだぞ?」


 お前に言われちゃ、瀬尾も終わりだな。


 再び涙目になっている楓は後ろの直樹を睨む。


 「何んなんだ!!コイツは!!?」

 「ご承知の通り、我らが生徒会役員で会計担当なんだが、こいつは金が絡まんと動こうとしない最悪な守銭奴だぞ」


 そりゃ最悪だ、真面目美形でもチャラ男でもなくお前のキャラは守銭奴か。


 常々そう思っているのか、傍観に徹していた怜が言葉を付け加えた。


 「しかも役員の仕事すら、金を要求してくる始末だ。なんのための生徒会役員なのやら」


 ため息混じり言うと、自分のメガネを指で怜は直す。


 「お生憎様だが、生徒会には役立たずは要らないと言って俺を入れたのはそちらだ」


 直樹は生徒会の誰かに憧れて、下心をもって生徒会のメンバーになろうとする者が多く、多少のクセに目をつぶっても使える仲間が欲しかった。


 直感的に瀬尾 悠斗を直樹が気に入り、生徒会に引き入れた。ただし条件があり仕事は金を貰った時のみする。


 凄い条件だ、楓には理解ができない。けど大体の事は優秀な副会長の活躍により瀬尾がいなくても大方は大丈夫だったが、流石に時期によっては怜も手が回らなくなる。


 そんな時には瀬尾を雇うのだ、彼は報酬に見合うだけの仕事はしてくれているので助かっていた。


 だから何度か訪ねた時に生徒会室で出会わなかったんだ、そして今は寮と教室の改装工事のために忙しくて瀬尾までいるんだな。


 「金食い虫だが、優秀には変わりない。まっ、助っ人感覚でコイツを使っている」


 まだ半泣きの楓の頭をまた撫でて、直樹は楓から離れ自分の席に戻る。


 「お前のことは好かんが、金を払うならば使われてやるぞ」


 楓に言い放つと瀬尾も自分の座っていたソファに腰をかけて、先ほど置いた資料を手にとって読み始めた。


 「誰がお前なんか必要とするか!この守銭奴の狐野郎!」


 これは半分八つ当たりだって分かっていても、止まらない。よくも騙したな!なんて楓が凪史と瀬尾を問い詰めても多分。「だから?君のやる気を出させてあげただけだよ、何が悪いの?」って言われるだけ。


 それに勉学に励むのは絶対的にいいことだ、反論できない。


 だから余計に悔しい。反論できないから悔しい!


 楓は腑に落ちないやるせなさを心に燻らせて、生徒会室から出ようとする。


 「おい、もっとゆっくりしていけよ」


 後ろから直樹が軽く楓を引きとめようとするが、楓は顔だけ振り返り。


 「今日は勉強を手伝ってくれた皆にお礼のご馳走作るんだ!あばよ!」

 「俺のは?」


 返答は知れていても、直樹が絡み自分に指差して聞いてみるが。


 「ねぇよ!」


 楓の声だけ残して、生徒会室のドアが閉まる。楓が生徒会室から居なくなると元の静かな部屋に戻った。


 直樹はドアを見つめ、楓の行動を思い出してまた笑い始めた。


 一通り笑うと、瀬尾を見つめ言う。


 「どうだ?いい感じだろうアイツ」

 「フン、嫌いなタイプだ。馬鹿ではないが……」


 瀬尾は顔を上げずに資料を読み続けていく、だけど。


 「……面白い男というのは認めよう」


 口元だけ笑うと、報酬分の仕事をするために再び資料に集中する。


 ***

 

 鳳凰学園から遠く離れた場所で、薄暗い部屋の中で2人の女性が身を寄せ合って恐怖と戦っていた。その場所はコンクリートの壁に大きいベットが一つ、飲料水が入った小さな冷蔵庫が一つに天井には大きい電球。


 女の1人は綺麗な20代後半の大人の女性が、可愛らしい12か13歳ほどの少女を抱きしめて一つの場所を睨みつけていた。


 女性の視線の先には若い男、この男が部屋の支配者だ。


 彼女たちの食事から衣服までを管理している、女性のほうはライトベージュ系のブラウジングドレスを着せさせられ、少女は白いワンピース。


 女性のほうは大人の魅力とショートカットの髪型に良く似合って、少女は茶色混じった長い髪とつぶらな瞳に可憐なワンピースが映える。


 しかし彼女たちからしたら、だからどうしたのだと言いたい。彼女たちは目の前にいる男に誘拐されて監禁されているのだ。

 

 部屋には筆を木枠に麻布に張られたキャンバスに滑らせている音しかない。


 男は一切彼女たちに性的な意味で触れることはしない、彼女たちは性の対象ではなく男にとって最高のモチーフである。


 気が強く、恐怖を押し殺しても少女を母猫のように守ろうとする姿の反対に、縋りつく小さな少女は男の創作意欲を引き出してくれた、が。


 やっぱり足りない。


 男は残念そうに筆をパレットに置く。


 「うん…駄目だ、ごめんね今日は筆がのらないや。続きは明日でいいかな?」


 優しい声で笑い、彼女たちに言うが彼女たちからは返事がない、それはいつも通りなので男は手際よく油絵の道具を片付け始めた。


 女性のほうは男の動向に油断せずに睨み続けるが、そよ風程度しか感じず男は油絵の道具片手に部屋のドアノブを回して。


 「じゃあ明日ね」


 まるで自分の彼女にでも見せるような笑顔で、振り返って部屋から出て行った。


 姿が消えると、部屋にカギをかけられる音が聞こえた。それでやっと2人は肩の力を抜く。


 いつ何で豹変するかもしれない恐怖と今日も戦った、チャンスがあるなら逃げ出したい。でもここは牢獄だ。


 カギもアイツが持っている、一度奪おうとして失敗した。


 飛び掛り、ヤケクソで鍵を取ろうとしたが、やはり女の力では男には勝てなかった。


 しかもその行動に男は。


 「君はやっぱり僕の理想どおりの女性だね、嬉しいよ」


 と異常な発言をして上機嫌だったのが返って不気味で、まさに血が凍る感覚を覚えた。


 「帰りたい…」


 少女が女性に抱きつきながら、呟く。女性だって早く帰りたい。


 でも、私たちだけじゃ太刀打ちできないわ…。


 女性は少女の髪を撫で、小さくため息をついた。


 しかし、諦めはしない。きっとチャンスは巡ってくるはず。


 今は耐えるしかなかった。


 一方、彼女たちは誘拐した男は自分の部屋に戻り、先ほど描いていた絵を置く。


 少し遠くでその絵の具合いを見ていると、やはり足りない。


 女性の健気な強さと、少女の恐怖した表情…2人には文句のつけようがないのだけど、もう1人絵に加わったら傑作になるのに。


 原因は分かっている、彼女たちの真ん中で何者にも屈しないあの眼差しがあれば…。


 壁に何枚も写真が貼られていた、それに近づき呟く。


「彼女たちを守る君が描きたいよ」


そういって壁に貼られた写真を撫でる、愛おしそうに。


 しかも壁一面に貼られた写真は全て同一人物であり、うっとりと眺める男の姿は第三者から見たら背筋を震わせる光景だった。


 でも、男にとっては神聖な空間であり、尊いのだ。


 「君が欲しいな」


 男が撫でている写真に写っていたのは、楓の姿だった。


また騙された楓でした。

そして最後気持ち悪い男で終わってすみません、次のフラグをここで立てようと思いまして、次の話の方向性が決まりましたね(笑)

そんな訳で次もお時間がありましたら是非お読みいただきたいです、

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