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国を追放された魔導士の俺。他国の王女から軍師になってくれと頼まれたから、伝説級の女暗殺者と女騎士を仲間にして国を救います。

 かつて「緑の公国」で英雄と称された若き魔導士キッド。しかし、権謀術数渦巻く宮廷の陰謀により、彼はすべてを奪われ、国を追放されることとなる。それから二年――彼は山奥に身を潜め、己の才を封じて静かに生きていた。
 だが、その平穏は、一人の少女の訪れによって破られる。
「キッド様、どうかそのお力で我が国を救ってください!」
 現れたのは、「紺の王国」の若き王女ルルー。迫りくる滅亡の危機に抗うため、彼女は最後の希望としてキッドを頼り、軍師としての助力を求めてきたのだった。
 かつて忠誠を誓った国に裏切られ、すべてを失ったキッドは、王族や貴族の争いに関わることを拒む。しかし、何度断られても諦めず、必死に懇願するルルーの純粋な信念と覚悟が、彼の凍りついた時間を再び動かしていく。
 ――俺にはまだ、戦う理由があるのかもしれない。
 やがてキッドは決意する。軍師として戦場に舞い戻り、知略と魔法を尽くして、この小さな王女を救うことを。
 だが、「紺の王国」は周囲を強大な国家に囲まれた小国。隣国「紫の王国」は侵略の機をうかがい、かつてキッドを追放した「緑の公国」は彼を取り戻そうと画策する。そして、最大の脅威は、圧倒的な軍事力を誇る「黒の帝国」。その影はすでに、紺の王国の目前に迫っていた。
 絶望的な状況の中、キッドはかつて敵として刃を交えた伝説の女暗殺者、共に戦った誇り高き女騎士、そして王女ルルーの力を借りて、立ち向かう。
 兵力差は歴然、それでも彼は諦めない。知力と魔法を武器に、わずかな希望を手繰り寄せていく。
 これは、戦場を駆ける軍師と、彼を支える三人の女性たちが織りなす壮絶な戦記。
 覇権を争う群雄割拠の世界で、仲間と共に生き抜く物語。
 命を賭けた戦いの果てに、キッドが選ぶ未来とは――?
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エピソード 101 ~ 157 を表示中
第105話 持久戦
2024/04/02 22:37
第108話 窮地
2024/04/05 21:07
第112話 撤退戦
2024/04/09 21:09
第134話 交渉前
2024/05/10 21:04
第135話 対峙
2024/05/14 21:45
第143話 親書
2024/09/01 22:10
第144話 決断
2024/09/02 22:12
第146話 緑の公国の軍師
2024/09/04 22:44
第148話 緑対白
2024/10/12 21:27
第151話 奥の手
2024/12/07 00:26
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エピソード 101 ~ 157 を表示中
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