閑話休題 五章の登場人物紹介 前編
第五章は長すぎたので登場人物紹介が前後編に分かれます。
今回は主人公陣営と寓話の妖精たち編、甲刃連合序列決め編を中心とした登場人物紹介です。
前編だけで8000文字あるの多すぎる……!
名 前:淵見 瀬織
P N:セオリー
忍ランク:中忍頭
固有忍術:不殺術
称 号:支配者‐『支配術』
特異の使役者‐『共鳴術』
神縫いの正統後継者‐『雷霆術』
所 属:甲刃連合序列二位‐不知見組‐組長
暗黒アンダー都市‐元締め
企業連合会‐会長
甲刃連合序列一位‐冴島組‐若頭
〇詳細
本作の主人公。第四章までと変わった点としては称号が二つ増えた。
アーティを腹心にしたことで手に入れた称号は『特異の使役者』。称号忍術『共鳴術・魂の絆』が使用できるようになった。効果は自身の使役する対象が持つステータスや耐性を一時的に自分へと付与する、というもの。
神縫い編にて、エニシの力を借りることで、神縫いの力を内包して再構成された曲刀・雷霆咬牙を手に入れた。それにともない、称号『神縫いの正統後継者』を得た。称号忍術は『雷霆術』。ワールドモンスター戦で披露することになる。
また、VR適応『第六感』を師匠と仰ぐフェイに鍛えられ『第六感的死線突破』へと昇華させた。理屈としては、全ての死が予感できるのであれば逆に生きるための活路が導き出せるはず、というもの。しかし、全ては彼の感覚に由来するため絶対ではないという不確定さがある。また、脳への負担が大きいため短時間しか使用できず、使用後にはインターバルを置く必要がある。
『不殺術』‐仮死縫い‐魂縫い
『支配術』‐空虚人形‐黄泉戻し任侠
『共鳴術』‐魂の絆
『雷霆術』‐閃光‐稲妻‐雷鳴
P N:ライギュウ(少年化)
忍ランク:中忍頭相当(可変)
固有忍術:雷神術
種 別:式神
〇詳細
セオリーの『支配術・黄泉戻し任侠』により、再構成されたライギュウ。セオリーの忍ランクに準じた強さで生み出されたため、十歳前後の少年状態で蘇った。
危険を察知したセオリーが咄嗟の壁代わりに召喚するため登場回数が非常に多くなっている。
得意技は『壊雷拳』。拳に纏わせた雷が拳速・威力両方を底上げする使い勝手の良い技。
P N:エイプリル
忍ランク:中忍頭
固有忍術:瞬影術
称 号:腹心‐『忠誠術』
神託の名匠?
所 属:シャドウハウンド‐追跡者
不知見組‐姐御
〇詳細
セオリーの腹心。乙女脳なユニークNPC。第五章当初は主人公周りの登場人物が増えるにつれて影が薄くなっていたが、神縫い編でテコ入れが入った。
現状、放浪の名匠エニシの見立てでは神託の名匠の素養を持っている可能性が高いだろうと言われている。しかし、まだまだ殻も割れてない状態。
『瞬影術』‐影跳び‐影呑み
『忠誠術』‐身代わり
名 前:佐藤 真也
P N:シュガーミッドナイト
忍ランク:頭領
固有忍術:夢想術・妄想権現
所 属:ニド・ビブリオ→不知見組‐組長付き相談役
〇詳細
主に寓話の妖精たち編、神縫い編にて参戦。
シリアスな戦いをぶち壊すために生まれたのかと思うような固有忍術を有しているが、とうとうアイドル砂糖神が竜神イクチと戦い始めるまでに至ってしまった。
まだまだ継いだ家業の手伝いが忙しい身の上だが、ワールドクエストという節目の戦いを目前にして結構頑張って参戦してくれている。
P N:アリス
忍ランク:頭領
固有忍術:相呪術
所 属:逆嶋バイオウェア
称 号:腹心(対象:セオリー)
〇詳細
言わずと知れたセオリーの熱狂的腹心。コイツが来ればとりあえずなんとかなる。ただし、用法用量を正しく守らないとバランスブレイカーになるため注意が必要。
ちなみに作中においてルンペルシュテルツヒェンは『忌名術』を使ってアリスを洗脳しようとしていたが、現時点でアリスはセオリーの支配下である為、もし対峙していたとしても完全洗脳することは叶わなかった。
また、「腹心通信」なる方法を用い、腹心同士でやり取りをする手段があるらしく、新しく腹心となったアーティへと腹心の心得を伝えたという。ブレインウォッシュかな?
『相呪術』
・天秤呪い
自分と相手に等しく数多の呪いやバッドステータスを付与する。視界に捉えるだけで発動できるため、回避するのは非常に困難。本来は自分を犠牲にして相手を一人行動不能にさせるようなコンセプトの忍術だったが、カルマの人体改造により反射能力が付与されたことで相手を一方的に呪う凶悪な忍術となった。
・呪い合わせ
他の忍術・忍具に呪い属性を付与する。呪い属性の付与された忍術・忍具は対象に当たるまで付き纏い続けるというまさしく呪いらしい効果が付加される。
P N:ホタル
忍ランク:中忍頭
固有忍術:蛍火術
所 属:不知見組‐若頭
直系下部組織芝村組‐組長
〇詳細
見た目年齢十四、五歳くらいのショートヘアな男の子。
甲刃連合序列決め編においてはエイプリルとともに「資産形成能力」戦に出場。元々、芝村組においてもクランやシマの管理運営を担当していたこともあり、知識や能力を発揮して不知見組の勝利に貢献した。
あまり自分自身や自分の固有忍術に自信を持てないでいたが、前を走り引っ張ってくれるセオリーに感化され、徐々に自分の意志を発することが増えてきている。
地味にヤクザクランとしての「不知見組」が正常に機能しているのはホタルのおかげでもある。最近はルペルが加入したことでクラン運営に関する相談相手ができたことを喜んでいる。
P N:ルンペルシュテルツヒェン
忍ランク:上忍頭
固有忍術:忌名術
所 属:パトリオットシンジケート‐寓話の妖精たち首領
→不知見組下部組織‐寓話の妖精たち首領
〇詳細
仙人と呼ばれるNPCの予言により、世界を破滅させる強大なモンスターが出現することを知ってしまったことから世界を敵に回してでも全クランを支配下に置こうと奔走した。
パトリオットシンジケートの力を借り、「寓話の妖精たち」というクランを作り上げ、関西地方で全クラン支配の計画を目論んだが失敗。次に関東地方に目を付け、画策するも同じく失敗した。
とはいえ、ルペルのとった行動の結果、各地方のクラン同士が手を組む流れを作り出すことに成功したため、そもそもワールドモンスターに備えて動いていたルペルの目的は思わぬところで実を結んでいた。
元々はクラン「ニド・ビブリオ」でユニークNPC部門の忍者として活動していた。シュガーミッドナイトとはそのクランで知り合いでもあった。ユニークNPC部門に所属するプレイヤー全般の特徴でもあるが、ゲームの世界観にのめり込み易い。
なんだかんだ面倒見の良いタイプ。ただし、それで苦労することも多い。
P N:『虚巨群体』アーティ
種 別:ユニークモンスター
所 属:八重組→不知見組
〇詳細
見た目は黒いお腹に黄色い横線が入り、前脚二本だけは金色に輝いている体長1メートル弱ほどの蜘蛛。人間形態に変化することも可能。
かつて関東地方を恐怖に陥れた蜘蛛型ユニークモンスター『虚巨群体ツチジョロウ』。それが討伐された時に唯一生き残った娘がアーティである。ユニークモンスターとしての二つ名『虚巨群体』はツチジョロウが討伐された時点でアーティへと受け継がれた。
しかし、当時生まれたばかりだったアーティは八重組によって『服従の呪い』を掛けられてしまい、以降は八重組が甲刃連合で序列一位を狙う際の切り札として秘匿されていた。
甲刃連合の上位幹部序列決め戦においてセオリーの『支配術』の力で『服従の呪い』を書き換えられ、自由の身となった。助けられた恩義を感じ、セオリーの腹心となることを選ぶ。ゲームシステム上はセオリーにテイムされた、という判定になっている。また、『腹心通信』なる手段によりアリスから腹心の心得を刷り込まれた結果、熱狂的腹心予備軍の懸念がある。
能力は蜘蛛の無限召喚。気力の続く限り蜘蛛を召喚することができる。この召喚する蜘蛛はいずれもモンスターであり、身体の大小に違いがある蜘蛛や特殊な能力を有する蜘蛛を指定して召喚することもできる。
■寓話の妖精たち編
P N:リンガ
忍ランク:中忍頭
固有忍術:戦陣術
所 属:黄龍会
〇詳細
黄龍会所属の忍者。作中で言うならナイフの男。第二章ぶりに登場。
同じ敵との再戦は当時と比べて成長が分かるので良いですよね。彼からすれば当て馬にされていい迷惑でしょうが……。
ちなみにナイフの男リンガとトンファーの男キョウヤはエンジョイ勢&一日のプレイ時間少ない勢なので第二章からレベルもステータスもほとんど変わっていません。そもそも『戦陣術』とリスポーン地点を使った無限コンボ自体が経験値効率最悪でもある。(死亡すると経験値を失うため)
とはいえ、刹那的な享楽主義なので特に気にしてるわけではなさそう。
P N:キョウヤ
忍ランク:中忍頭
固有忍術:旋棍術
所 属:黄龍会
〇詳細
黄龍会所属の忍者。作中で言うならトンファーの男。第二章ぶりに登場。
リンガの方が喧嘩っ早いのでわりと巻き込まれて不利益を被ってることがある。しかし、リアルの方で腐れ縁的なところがあるので、一緒にバカやって楽しんでる現状に満足している。
万が一、ゲームに真面目に取り組んだ世界線があったなら上忍頭くらいにはなってたかもしれない。
P N:モモ
忍ランク:下忍
固有忍術:滑瓢術
所 属:シャドウハウンド
〇詳細
大好評のまま一周年を迎えた「‐NINJA‐になろうVR」に新規参入したプレイヤー。まだまだ始めたばかりで右も左も分かっていない。シャドウハウンドに入ったのも親切な人が多いかもという打算的な考えから。その結果、見事リリカというお節介焼きを捕まえて色々と教えてもらっている。
基本的にずっとふざけ倒している。茶目っ気があると言えば聞こえはいいが、不真面目ともとれる。まあ、ゲームだから楽しんだもん勝ちでしょ、とは彼女の言。
『滑瓢術・化招猫』
猫娘と化し身体能力が上がる。また、招き猫のポーズをしている間、他者に気付かれにくくなる。観察力のある相手だとすぐにバレるが、注意力散漫な相手であれば目の前にいても気付かない。ただし、対忍者の場合、『集中』で目を強化すれば見えてしまう。
P N:リリカ 大学二年生19歳(61話時点)
忍ランク:上忍(61話時点)
固有忍術:身音術
所 属:シャドウハウンド
被搾取階級レジスタンス‐代表
〇詳細
金髪縦ロールを揺らし、お嬢様風の喋り方をする女性忍者。シャドウハウンド逆嶋支部のタイド副隊長をタイド様と呼んで慕っている。どうやら同じ大学の先輩後輩の間柄のようだが……、二人の関係性はその内語られる、かもしれない。配下には変装術の達人にして執事のバルターがいる。
『身音術』
・拡音:身体を使って発生させた音を何十倍、何百倍にも増幅させる。
・指向音:音の向かう先を一ヶ所に収束させる。
・無音:自身の身体から発生する音、他の物体と干渉したことによって発生した音を消す。
P N:ロッセル
忍ランク:上忍頭
固有忍術:剛柔術
所 属:逆嶋バイオウェア‐非合法工作部隊‐隊長
〇詳細
二十代中頃という若さだが、逆嶋バイオウェアの非合法工作部隊で隊長を務める。
固有忍術『剛柔術』は物体の硬度を自在に変化させる。さらにロッセルは忍術を発展させて、硬度を変えた物体の形状を変化させることも可能となっている。つまり、だいたい鋼の錬●術師みたいなことができる。
頭領や規格外のジイさんを除けば地味に作中最強格の強さを誇る。
P N:カザキ
忍ランク:上忍頭
固有忍術:???
所 属:甲刃重工‐取締役
〇詳細
第五章は出番がわりと多かった男、カザキ。
寓話の妖精たち編では敵に捕まり、洗脳されるという姫ムーブをこなし、一躍ヒロインの座へのし上がるかと思われたがそんなことはなかった。甲刃連合序列決め編では主人公の進むべき道に対する迷いを見抜き、年長者としてアドバイスするなど大人らしい大人。
エイプリルからエニシと会って忍具作成の手ほどきを受けたことを聞いたら、その場では平静さを装いつつ、後で泣いて悔しがるだろう。
P N:パット
忍ランク:上忍頭
固有忍術:???
所 属:逆嶋バイオウェア‐中央支部代表
〇詳細
寓話の妖精たち編では陰の功労者。作中の見えないところで大規模戦闘後の後始末に奔走していた。カルマ室長の尻拭いもそうだが、基本的に苦労人なのだろう。しかし、コーポクランの責任者なんて皆多かれ少なかれそんなもん。
P N:ウォルフ
忍ランク:上忍頭
固有忍術:悪狼術
所 属:寓話の妖精たち
〇詳細
元々パトリオットシンジケートの兵隊だったが、ルペルの誘いを受けて寓話の妖精たちに加入した。
体格のいい男。迷彩柄のズボンと盛り上がった筋肉にぴっちりと張り付くシャツからセオリーは軍人を連想した。実際、忍術を用いない戦闘でも各種格闘技の心得があるらしく相応に戦うことができる。
彼の固有忍術『悪狼術』には「息巻く狼」「狩人喰らい」「老婆騙し」「嘘つき少年」などモード派生が多い。モードを切り替えると戦闘方法もガラリと変わるが本人の好みではないモードもあるらしく、もっぱら銃撃モードの狩人喰らいか、近接格闘モードの息巻く狼を使用する。
P N:カメリア
忍ランク:花
所 属:寓話の妖精たち
〇詳細
赤い帽子から伸びる金髪ツインテールが眩しい女の子。小さな体躯とは不釣り合いなほど大きなスナイパーライフルを抱える。ウォルフの配下であり、固有忍術を持たない。ランクは花(根→草→花→特忍)。
基本は近接戦闘をするウォルフを遠距離から狙撃支援する役割を担う。
P N:メイズ
忍ランク:上忍頭
固有忍術:組替術
所 属:寓話の妖精たち
〇詳細
関西地方にある八百剣山と呼ばれる複合型山脈ダンジョンの一角「霧迷いの山」にて山の主が如く振舞っていた女性。プレイヤーたちからは霧の魔女と呼ばれていた。
固有忍術は『組替術・箱入り娘の迷い街』。目の前にマス目で区切られた盤と、その上に浮かぶ正方形のキューブを出現させる。そのキューブをスライドパズルのように盤上で動かすことにより、対応した空間ごと場所を入れ替えることができる。遠隔で他者を含めて転移させられるのは実際強力で希少な忍術と言える。
ただし、固有忍術の制限として盤上と現実の地点を対応させるためには実際に目で見て地点を確認する必要がある。つまり、伊能忠敬ばりに歩いて測量した後にしか使えない。
霧迷いの山において彼女は完全測量を達成したことで一つのダンジョンを『組替術』で意のままに操ることができるようになっていた。それを利用して上忍頭まで登り詰めることに成功したが、当時仙人発見に執念を燃やし八百剣山を片っ端から踏破していたルペルに踏み込まれ攻略されてしまった。それ以降、ルペルとパーティーを組んでいる。
名 前:神楽夜ミ子
P N:コヨミ
忍ランク:頭領
固有忍術:祓魔術
称 号:神降ろしの巫女‐『降神術』
所 属:八百万カンパニー‐看板娘
〇詳細
八百万カンパニーの看板娘。ゲーム内では巫女服を常時着用している一人称「あたし」な女の子。
寓話の妖精たち編ではツールボックスの完全模写を暴くという重要な役割を果たした。また、神縫い編においても世界の軛の場所を見つけるための役割を果たした。登場話数自体はそこまで多いわけではないはずだが、ヒロイン係数がぐんぐん上がっており、エイプリルが脅威に感じている様子が見て取れる。
名 前:鷹条瞳
P N:タカノメ
忍ランク:下忍
固有忍術:無抗術
所 属:八百万カンパニー
〇詳細
寓話の妖精たち編において最後のいいとこを掻っ攫っていった。
ちなみに彼女はとっくに下忍の上限値である29レベルに達しているが何故か中忍以降にランクを上げていない。本人なりに狙いがある様子。
P N:ヴェド=ミナース
種 別:上位支配者
〇詳細
世界を裏から支配する上位支配者たちの内の一柱。日本を管理している。
宇宙から飛来した獣ことワールドモンスターが地球上の日本を除くすべての国々を蹂躙した結果、唯一管理する国を所有する上位支配者となった。現状、上位支配者たちの中で最も強い発言力を持っている。
名 前:龍飛
P N:フェイ
忍ランク:上忍
固有忍術:???
所 属:黄龍会‐食客
〇詳細
ランク詐欺の規格外ジイさん。正体は現実でも武道の達人として知られる龍飛だった。セオリーが棒術を学んだ「龍飛先生の武術教室」の龍飛先生その人でもある。現実世界では齢百歳を目前に控えるが、ゲーム内では肉体の衰えなど関係はない。持ち前の武力をもってして忍者を千切っては投げできてしまう人力チート。
寓話の妖精たち編の後、セオリーが黄龍会への配慮を約束通り守った為、引き換えに師匠をしてくれることとなった。
『五行龍爪』
爪型装備品タイプのユニーク忍具であり、黄龍会秘蔵の極上忍具。忍具自体と忍具から放たれる技の両方に忍術を含む異能を打ち消す効果が付与されている。
P N:イリス
忍ランク:頭領
固有忍術:???
瞬影術
称 号:簒奪者‐『簒奪術』
所 属:無所属
〇詳細
寓話の妖精たち編ではセオリーの招集を受けて攻撃部隊に参加した。そして、ルペルの最悪な一日の幕開けだった。
以降は主人公周りでの関与は少ないが、何やら裏でコソコソと動き回っている様子。それに関しては第六章以降にて明らかになる。
■甲刃連合序列決め編
P N:キョウマ
忍ランク:???
固有忍術:???
所 属:甲刃連合序列一位‐冴島組‐組長
〇詳細
サメのような笑みで豪快に笑う男。人を射殺しそうな鋭い眼光をしている。
寓話の妖精たち編においては序列二位と三位が叛意を持って攻め込んでくるが持ちこたえ、セオリーたちが逆転の一手を打つまでの時間を稼いだ。
不知見組が序列二位となったことでセオリーが冴島組の若頭となっている。これは甲刃連合代々の伝統であり、本来的な若頭の役割は担わなくても良いこととなっている。言ってしまえば序列一位への挑戦権が「若頭」という地位なのである。
P N:フェイム
忍ランク:頭領
固有忍術:渡世術
所 属:冴島組‐食客
〇詳細
初出196話。
冴島組組長キョウマの擁する懐刀。白い忍者装束に日本刀二刀流という見た目だけだと二流三流の忍者と錯覚してしまいそうな格好をしているが実力は本物。
固有忍術は『今いる世界とは別の世界へと渡る』忍術である。フェイムはこの術を細かに調整することで身体のみを霊界に移す『霊体化』など様々な忍術へと昇華させた。
かつて宇宙から飛来した獣を封印する際にも大きな役割を持っていた。
P N:トウゴウ
忍ランク:???
固有忍術:???
所 属:城山組‐組長
〇詳細
甲刃連合の内輪揉めのゴタゴタを経た後の幹部再編の結果、甲刃連合下位幹部に就任した。
P N:マキシ
忍ランク:上忍頭
固有忍術:肥大術
所 属:甲刃連合序列五位‐由崎組‐組長
〇詳細
筋肉への愛が深い。
また、目上に対する礼儀にうるさい。若造にもかかわらず(マキシ目線で)舐め腐ったような態度を見せるセオリーを目の敵にしていた。しかし、序列決め戦においてはセオリーに礼儀を教え込もうという考えが足元を掬われる要因となってしまった。
『肥大術』
・超過筋力
指定した身体の部位に筋繊維が多重に織り込まれることで異常な筋力を発揮できるようにする忍術。
・筋肉異常暴走
筋繊維の異常増殖を引き起こし、辺り一帯を筋肉の海に沈める。さらにそこから筋肉を自在に操り、大量の腕を生やして攻撃することができる。まるでマド〇ンド。
・肉分身
精巧な分身を作り出す。
・肥大なる黄金美
肉体が黄金に輝き絶大な防御力を生み出す。
P N:ダイコク
忍ランク:上忍
固有忍術:???
所 属:甲刃重工‐雇われ傭兵
〇詳細
ヒゲもじゃで大柄な男性忍者。カザキに雇われた傭兵で長く傭兵稼業をしているためか情報通でもある。それなりの数のユニーク忍具を保持しており、いぶし銀の強さを持つ。忍者ランクが上忍なのは常に安全マージンを確保した上で任務にあたるため、経験値効率自体はあまり良くないからである。
『蛇の隠れ蓑』
段ボール箱型のユニーク忍具。被ると敵に気付かれなくなる隠密忍具。大きさは可変式。とても便利な忍具。
『変幻の小槌』
小槌型のユニーク忍具。呪文を唱えると願った形状・効果を持つ武器へと変化する。ダイコク自身の得意武器は長物であり、作中でも斧槍に変化させて使用していた。状況に合わせた武器を用意できるため便利な忍具。
次回は後編です。
不死夜叉丸攻略編と神縫い編(咬牙復活編)を中心とした登場人物紹介となります。




