閑話休題 四章の登場人物紹介
四章の終わりは少し唐突に感じたかもしれません。
ですが四章と五章の間はシームレスに続くため、区切れるタイミングがここしかありませんでした。
というわけで明日からは五章を開始する予定です。
名 前:淵見 瀬織
P N:セオリー
忍ランク:中忍
固有忍術:不殺術
称 号:支配者‐『支配術』
所 属:不知見組‐組長
暗黒アンダー都市‐元締め
企業連合会‐会長
〇詳細
本作の主人公。
四章に入り、現実世界において高校から大学へと進学。それに伴い一人暮らしへ移行した。慣れない環境に晒されながらも電脳ゲーム研究会というサークルへの入会を決める。
電脳ゲーム研究会に入り、VR適応という特殊な才能を検査する機会を得た結果、「第六感」を持っていると判定された。これにより予測や危険察知能力が高まったり、無意識にゲーム内の隠された恩恵にあやかる可能性が高まったりしている。
新たに『支配術・黄泉戻し任侠』を覚えたが、その際に上位支配者を自称するヴェド=ミナースという存在に身体を乗っ取られるなどの事態が起きている。かの者の目的や敵か味方かなどの情報は現状不明である。
P N:エイプリル
忍ランク:中忍
固有忍術:瞬影術
称 号:腹心‐『腹心術』
所 属:シャドウハウンド‐追跡者
不知見組‐姐御
〇詳細
本作のヒロイン、……かどうか怪しくなってきた。セオリーの腹心で乙女脳なユニークNPC。
固有忍術を派生させ『瞬影術・影呑み』を習得した。効果は影の中に潜り込むというもの。影が続く限り、影の道を通って移動することもできる。また、対象は自他問わず可能ではあるが、影の中での移動はエイプリルにしか行えない。そのため、影に入った他者が移動する場合はエイプリルに引っ張ってもらう必要がある。
名 前:佐藤 真也
P N:シュガーミッドナイト
忍ランク:頭領
固有忍術:夢想術・妄想権現
所 属:ニド・ビブリオ→不知見組‐組長付き相談役
〇詳細
主人公セオリーの親友にして頭領ランクのプレイヤー。
実家の米屋を継ぐため、進学はしなかった。仕事を覚えて余裕が出てくるまではゲーム断ちするつもりらしい。
名 前:神楽 夜ミ子
P N:コヨミ
忍ランク:頭領
固有忍術:祓魔術
称 号:神降ろしの巫女‐『降神術』
所 属:八百万カンパニー
〇詳細
八百万カンパニーの看板娘。ゲーム内では巫女服を常時着用している一人称「あたし」な女の子。
淵見瀬織の入学した大学の二年生で、電脳ゲーム研究会の会長をしている。それまで新入生勧誘を怠ってきたツケを払う形で勧誘活動を開始し、偶然にも瀬織をサークル勧誘した。
身長は小柄で百五十センチに満たない小柄な体躯をしている。快活で社交的なタイプだが、たまに毒を吐く。
「‐NINJA‐になろうVR」においてはサークルの先輩たちと実験的に行った頭領RTAのせいで若干の悪評が付いて回っている。本人も忍者としての経験値が不足している状態で頭領となってしまったため、自分を最弱の頭領だと認識している。
また、上記の悪評のせいでフレンドが居ない。三章の企業連合会の会合でコヨミだけ護衛を連れずに一人で参加していたのはフレンドが居なかったことに起因している。
VR適応は短期的な集中力を飛躍的に向上させることができる。
『祓魔術・浄焔』
隠蔽されている事柄のみを燃やす炎を生み出す。隠蔽系忍術を破ることに使用できる。
『祓魔術・浄界』
外界との繋がりを断つ結界を張る。結界の強度は高く音や熱だけでなく、空間を操作する忍術すらも通さない。
名 前:鷹条 瞳
P N:タカノメ
忍ランク:???
固有忍術:無抗術
所 属:八百万カンパニー
〇詳細
電脳ゲーム研究会の会員で三年生。口数少なく大人しめな印象を与える女性だが、ボディランゲージの感情表現は豊か。無類のミリタリーゲーム好きで狙撃兵を好む。
「‐NINJA‐になろうVR」においては趣味が混じり、将校的な軍服に身を包んでいる。得意武器はスナイパーライフル。忍者とは……?
固有忍術は『無抗術』。生物以外の物体一つを対象とし、その対象が外部から受ける力を全て無効化する。鷹条はライフルから放たれた弾丸に忍術を掛けることで摩擦、空気抵抗、風力などの外部影響を無効化し、超遠距離から威力減衰しない狙撃を行うことができる。
VR適応は長期的な集中力を向上させることができる。その結果、「アームドウォー2」というゲーム内において「眠らずの狙撃手」という二つ名で呼ばれている。
固有忍術の詳細が決まっていることからも分かる通り、四章はタカノメがもっと活躍する予定だった。しかし、思いのほか囮作戦が上手くいき、ツールボックスの上忍連中も潔く自決したため、戦闘シーンが発生しなかった。
名 前:浜宮 迅
P N:???
忍ランク:???
固有忍術:???
所 属:八百万カンパニー‐桜花の騎士団
〇詳細
電脳ゲーム研究会に所属する四年生。神楽夜ミ子の前の代で会長を務めていた。ゲームを遊ぶだけでなく、自作もしている。父親がVR適応に関する論文を発表し、それを受けてVR適応を検査するためのゲームを開発した。
今ここに書けることはこのくらい。いずれまた出てきます。
P N:ピック
忍ランク:中忍
所 属:ツールボックス
〇詳細
八百万カンパニーが本拠地を置く日輪光天宮の神主へと成り代わっていた。これにより、諜報活動をおこなっていたがセオリーとタカノメにより看破され、倒される。
その後、セオリーが新しく習得した『支配術・黄泉戻し任侠』により復活し、逆にツールボックスの情報をセオリーたちへと横流しする任に就いた。
解錠技能が高い。
P N:ジョイント
忍ランク:上忍
固有忍術:???
所 属:ツールボックス
〇詳細
クラン忍術『完全模写』の使用許可を得ている。
パトリオット・シンジケートからの依頼を遂行している最中、罠にハマってしまったことを悟り自決した。
P N:リベッタ
忍ランク:上忍
固有忍術:接合術
所 属:ツールボックス
〇詳細
セオリーを暗殺したと思い込み、『完全模写』により成り代わっていた。ツールボックスへの忠誠心が強く、罠にハメられていたことを知ると、ジョイントと同じく自決の道を選んだ。
固有忍術『接合術・二点間印結合』は印を施した空間同士に窓を生み出し、繋ぎ合わせることができる。印は五ヶ所まで設置、保存しておくことができ、火山やツールボックスのアジト、海中などを保存している。マグマの中へ印を設置しておくために融点の高い耐火金属を使用するなど自身の忍術を有効活用するための努力は欠かさないタイプ。
P N:ネイラ
忍ランク:中忍頭
固有忍術:打針術
所 属:ツールボックス
〇詳細
タカノメによって尾行がバレてしまい、セオリーと戦闘になる。その際、情報の漏洩を恐れたリベッタによって活躍する間もなくマグマを降らされ焼き尽くされてしまった。
固有忍術は細い針を出現させ、相手に打ち込む『打針術』というもの。暗殺に特化しており、すれ違いざまや握手をした時などに急所へ打ち込むというのが常套手段だった。
四章に登場した人物は大体書いたはず。
誰か忘れていたら教えてください。
固有忍術まで含めて設定だけはすでに決まっていたキャラも多くいました。
特にツールボックスとの戦いはどうするか悩んでいたんですが、物語を先へ推し進めたい欲の方が強かったので無駄な戦闘は省いてしまいました。
ジョイントの固有忍術は個人的に面白い忍術だったので、彼が死んで忍術まで死蔵されてしまうのは勿体ないということで、今後出てくる別のキャラへ移植することにしました。