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第二十一話 独自魔法

 魔族へ向かって走る。

 アリシアの放った魔法が消えていくようす。ロイドさんたちや魔族の動き。周りのすべてはスローモーションのようにゆっくりとした動きで見えている。


 魔族は腕で顔をかばいながら後ろへとジャンプしているところだ。動きを見るに目をつぶすまではいかなかったらしい。ロイドさんたちの再接近にも気づいているようすだ。しかし、こちらにはまだ気づいていない。


 さらに距離を詰めていく。


 魔族はジャンプしたあと落下せずに上昇しはじめていた。迎撃ではなく、空中への逃避を選択したようだ。その魔族のさらに上には白い石が見える。作戦どおり、アリシアの投げた魔石が魔族の邪魔をするように落ちてきていた。


 魔石が爆発を起こす。残念ながら魔族に直撃することはなかったが、頭を庇うような防御態勢をとらせ、上昇は停止した。

 ここまではアリシアの作戦どおり進んでいる。ただし、問題はここからだ。


 魔族はロイドさんたちから距離をとるように移動していく。しかし、顔を向けているのはアリシアの隠れている方向だ。



 ……やはりアリシアのいる方向はバレたな。



 俺と魔族の距離は初めに比べれば半分ほどまで来ている。まだ気づかれていない。


 走りながら右肩に剣を担ぎ、今まで気づかれないように静かに走っていたのを全力疾走に変える。


 一気に距離を縮めていくと、足下から氷にひびが入ったときような音が聞こえてきた。


 強烈な頭痛を感じ、体にも違和感を覚える。走る速度が急激に遅くなっていた。



 ……これはなんだ? 地面が光って……魔力が……抜けてる……?



 地面には白い光で模様が描かれている。光は弱く、ぼんやりと光っている程度だ。夜ならばともかく、今の時間では近くで目を凝らさなければ気づけないだろう。



 これは……魔法陣? いつの間に?



 気づけば、スローモーションのように見えていた世界が元に戻っていた。



 魔法が切れた!? まずい!



 慌てて視線を上げる。魔族はこちらを見ていた。その顔は驚いているように見える。



 作戦は失敗だ。最後の最後でうまくいかなかった。……でも、ここまで来たら攻めるしかない。



 突然襲い掛かってきた向かい風と急に速度が変わったせいで転びそうになる。それでも何とか走り続け、残り少しの距離を詰めていく。



 魔法が切れた理由はあとだ。なぜかは知らないけど、驚いてるうちに一気に攻める!



 間合いに入ると同時に剣を振り下ろす。

 短剣で防がれるが、剣を押し込み、防御を崩すことに成功する。


 続けて剣を振るう。

 後ろに跳ばれてかわされるが、かわした先にはすでに攻撃態勢のロイドさんがいる。しかし、ロイドさんの攻撃は、空中でもう一度ジャンプされて空振りに終わってしまう。


 剣も届かない高さへと魔族は逃げる。だが、魔族のさらにその上には人影が見えていた。


 人影の正体はブークリエ将軍だ。大きく振りかぶった拳には何も持っていない。槍は少し離れた地面に刺さっているため、槍を使って空高く跳んだのだろう。



「アクアインパクト!」



 ブークリエ将軍の声とともに莫大な水がはじけ飛ぶ。上空から落ちる飛沫はまるで雨のようであり、熱くなった体を冷ましてくれる。


 魔族は背中から地面に叩きつけられていた。ただ、位置が悪い。俺もロイドさんも走っているが、倒れているうちには間に合いそうになかった。


 光が奔る。


 それは魔族が立ち上がると同時だった。三本の光の矢が魔族を襲う。

 一本目は短剣で防がれ、二本目、三本目は弓で防がれる。だが不安定な体勢の影響か弓は手から離れ、遠くへと飛んでいく。


 光の矢はアリシアの魔法だ。一瞬視線を向けると意外と近くにいた。上手く死角をつきながら近づいていたようだ。


 体勢を崩した魔族の左右から俺とロイドさんが攻撃を仕掛ける。いまだ魔族は片膝をつき、地面に手を付けた状態だ。


 攻撃が届く。


 そう思った瞬間、脚は地面から離れ、体は上へと吹き飛ばされていく。



 地面から上への突風?! ダメージはない。けど、魔法名を破棄した無言での魔法……どんな効果の魔法かわからないのはやっかいだな。



 ロイドさんもかなり飛ばされていたようで、地面に着地したタイミングはほぼ同時だった。全員位置は離れてしまったが、偶然にも魔族を四方から囲む形となる。



「よお、魔族さん。悪いな。四対一でやらせてもらうぜ。おとなしく捕まるってんなら、乱暴なことはしないが……どうする?」


「…………私に降参しろと? ここで貴方たちを倒せばその必要もないでしょう? 貴方たちこそ、逃げたいならそこの男を置いていけば見逃してあげますよ?」



 魔族は短剣で俺を指している。そこの男とは俺のことらしい。



 ……やっぱり、顔を覚えられていたんだろうか。



「なんだ? その男に興味でも沸いたか? 悪いが仲間を置いてく気もないし、情報も与える気はないぞ」


「情報など探る気もありません。その男が勇者だというのはすでにわかっています。それさえわかれば、他の人間の持つ情報など必要ないのですから」



 ロイドさんと魔族の会話は続いている。俺について隠してくれようとしたみたいだが、なぜか魔族にはバレてしまっているようだ。

 時間を稼いでくれてる間に、魔力活性薬を飲む。これで少し経てば魔力は回復するだろう。


 幸いなことに魔法が切れたとき以外では頭痛も体の痛みもなかった。途中で発動が切れたせいか魔力もだいぶ残ってる。回復する分の魔力を考えれば、もう一度だけなら独自魔法の使用も可能だ。


 魔族と話をしているロイドさんと、魔族の視界に入ってる可能性が高いブークリエ将軍は魔力活性薬を飲むことができないでいる。一番魔力の消耗が激しい二人だけに、何とか魔力活性薬を飲んでもらいたい。



 ……俺が魔族と会話して時間を稼ぐのもありだ。勇者とバレてるなら少しは会話も成立するかもしれない。



 ロイドさんと一瞬だけ目が合う。しかし、すぐに視線は切られ会話に戻っていく。



 今の目配せは、たぶん隙をつけってことだよな。魔族との会話で注意も引いてくれてるし。動けば気づかれる。ここは魔法で攻撃しよう。



「何を狙っているかはわかりませんが無駄です。終わりにしましょう」



 魔族はその場で浮かび上がっていく。

 魔力は集めているが、間に合わない。



「ツカサ!」


「ダメです! 間に合いません!」


「おやっさん!」


「おう! 任せろ!」



 短い言葉でやりとし、それぞれ動きはじめる。

 ブークリエ将軍は装備しなおした槍を構え、力を貯めていく。ロイドさんはそのブークリエ将軍へと向かっている。



「嬢ちゃん! 牽制を!」


「はい!」


「ツカサは嬢ちゃんを守れ!」


「了解です!」



 魔族は俺を見ている。狙いは俺か?



 アリシアと合流したのは失敗だったかもしれない。そう思いながらも飛んできた風の魔法を切り払い、魔族を観察していく。


 空に浮かび上がった魔族は、短剣を振るい風の魔法を飛ばしてきていた。浮いてはいるが飛び回ってはいない。

 アリシアが弓を弾き飛ばしたおかげで武器は短剣だけだ。遠距離攻撃は魔法だけになっているが、魔力切れは待てない。こちらの体力が先に尽きてしまう。


 ロイドさんが何をするかはわからないけど、俺とアリシアで気を引く必要がある。

 俺の遠距離手段は魔法しかないが、剣を振り回しながらでは使えない。他の方法だと石を投げるぐらいしか思いつかないが、やらないよりはましだろう。



「ツカサ様! いつでもいけます!」



 魔族は俺を重点的に攻撃してきている。ロイドさんたちには牽制程度で攻撃頻度は高くない。この状態からさらに注意を引くなら、防御が必要になるぐらいの攻撃は必要だろう。



 狙うなら一瞬とはいえこちらから視線を外すロイドさんたちを攻撃したときだ。



 風の魔法を迎撃する。

 他の属性と違って視覚的に捉えずらい。


 攻撃は変わらず俺に集中している。

 魔法を撃ち払うたびに腕に衝撃が走り、疲労がたまっていく。


 魔族の顔が動き、俺から視線が外れる。



 今だ!



「アリシア!」


「ライトボール・インパクト!」



 アリシアの魔法が放たれ、俺は一瞬遅れてこぶし大の石を投げつける。石はアリシアの魔法、光の球の後ろを隠れるようにして魔族へ飛んでいく。


 光の球は魔族の近くまで迫るが、風の魔法で相殺されてしまう。

 俺の投げた石は、運よく魔法の影響を受けずに魔族へ向かうが、体勢を崩しながらも高度を下げてかわされる。



 意外だ。てっきり短剣で払われると思ったのに、体勢を崩してまで避けるなんて……もしかして、さっきの魔石と間違えた? だとしたら予想外の幸運だ。



 体勢を崩した魔族の背後には、ブークリエ将軍の槍を発射台にしてロイドさんが跳んできていた。


 魔族はロイドさんの存在に気づいて振り返る。だが、そのときすでにロイドさんのかかと落としが振り下ろされていた。


 蹴りを受けた魔族はクルクルと回転しながら地面へと衝突した。辺りに砂塵が舞う。あの高さなら、かなりのダメージが入っているはずだ。



「手ごたえがない! 油断するな!」



 ロイドさんが落下しながら警告する。



 あの状態でも反応したのか……やっぱり、もう一度独自魔法を使う必要があるかもしれない。



 魔力を集める。しかし、独自魔法を意識すると魔力が散ってしまう。アリシアは魔法を使えていた。魔法そのものが使えないわけではないと思うが、どうやっても上手くいかない。



 原因は魔法陣だと思うけど。……もしかして、以前カルミナが言っていた封印の魔法陣ってこれのこと?

 そうなると、この魔法陣の上でカルミナの力は使えない? つまり独自魔法はカルミナの力がないと発動できない魔法だったってことか。だとしたら魔法陣をどうにかしないと……



「ツカサ様……体の負荷のほうは大丈夫ですか? 独自魔法は途中で切れてしまったみたいですけど……」


「負荷に耐えきれなくて切れたわけじゃないんだ。原因はこの地面の魔法陣だと思うんだけど、どうすればいいかはわからない」


「……この魔法陣、魔杖を使えば解除できるかもしれません。でも、ツカサ様のあの独自魔法、今日はもう使ったら危ないんじゃ……」



 アリシアはあまり独自魔法に肯定的ではない。おそらく心配してくれているからだろう。今も解決法を提案してくれたが、出来れば使ってほしくないという思いが見てわかるほど顔に現れていた。



「大丈夫、途中で切れたせいか体への負荷はほとんどないんだ。だから、アリシア……頼む」


「…………わかりました。少し時間をください」



 申し訳ない気持ちがありつつも、アリシアに魔法陣の解除を頼み込む。

 ロイドさんたちのほうも回復を済ませたようだ。今は魔族の落下地点に向かって距離を詰めはじめている。



「ロイドさん! もう一回あれを使います!」


「わかった! 時間は稼いでやる。そこでしっかり準備しとけ!」



 砂塵が吹き飛び、強烈な風が吹き荒れる。その中から現れた魔族には目立った傷は見当たらない。


 ブークリエ将軍が迫る。槍で連続突きをしていくが、短剣で防がれ、魔法で受け流されてしまう。しかし、その隙にロイドさんが背後に回り込んだ。


 ロイドさんたちの前後からの挟撃。

 魔族は背後の攻撃を魔法で、前面は短剣でしのぎながら前へと走り出す。強引にブークリエ将軍の脇を抜けていく。残念ながら挟み撃ちの形は崩されてしまった。



 いくつかの攻撃はとおったみたいだけど、傷は浅そうだ。あの魔族、意外と近接戦もできる。厄介だな。



 ロイドさんたちの攻防は続いている。

 魔族の正面に立つのはブークリエ将軍だ。ロイドさんは左右背後と動き回りながら攻撃している。


 押してはいるのはロイドさんたちだ。しかし、魔族の魔法と短剣から出ている風のせいで、ほとんどの攻撃は流されていた。



 俺も加われれば……魔力はもう集まってる。あとはアリシアが魔法陣を何とかしてもらうしかない。



「いい加減……邪魔です!」



 魔族が声を上げ、辺りに風が吹き荒れる。

 ロイドさんはタイミング悪く、攻撃をかわすために跳んでいた。そのせいで大きく吹き飛ばされてしまう。


 ブークリエ将軍と魔族が一対一になる。

 先ほどと変わり、魔族が攻めていく。ブークリエ将軍は強烈な向かい風と荒れ狂う風を同時に受け、まともに動けないようだ。



 まずい! あれじゃ一方的にやられる!



 ロイドさんも風のせいで近づけずにいる。俺は独自魔法を諦め、雷の魔法で牽制を――



「オォォォォォォォォォォォォォ!」



 魔法で牽制をする前に、ブークリエ将軍が雄たけびを上げ、突進した。

 ブークリエ将軍は魔族の短剣による突きをその身に受け、強引に攻撃を止めている。そして短剣が引き抜かれる前に魔族の腕を掴むと、捩じ切らんばかりにひねり上げていく。



「……右腕は貰うぞ」


「くっ! この! 離しなさい!」



 魔族にとってもこの展開は予想外だったのか、荒れ狂う風は消えていた。ロイドさんはすでに動き出している。完全な死角、魔族の真後ろから迫っていた。


 鈍い音が耳に入る。同時にブークリエ将軍の体が微かに浮き上がり、力が抜けたように掴んでいた腕を離してしまう。

 魔族の腕は折れたようだ。ただ、ブークリエ将軍のダメージは大きいようで着地できずに倒れていく。



 ……ここで見てていいのか? 独自魔法がなくてもみんなで攻めてれば倒せてたんじゃないか? ブークリエ将軍だってあんな怪我しなくて済んだんじゃ……



 剣を握りしめ、飛び出そうとする体を押しとどめる。大きく呼吸をして心を落ち着かせていく。


 距離からして今から普通に走っても間に合わない。それにロイドさんたちのおかげで、魔族の意識からは俺とアリシアは消えているだろう。



 ここまで戦闘に参加するのを我慢したんだ。アリシアの頑張りも無駄にしたくない。もう少し、もう少しだけ我慢しよう。



 俺が葛藤している間にロイドさんが魔族のもとにたどり着く。


 音もなく近づいたロイドさんの攻撃は成功した。背後からの斬撃は肩を切り裂き、そのまま連続で攻撃を仕掛けていく。



「ヴォンタリエール!」



 突如、魔族が声を上げた。短剣はいつの間にか折れた右手から左手に持ち替えられている。

 魔法ではなく、魔剣の発動。そう思った直後、これまでとは比べ物にならない突風が周囲に吹き荒れた。


 離れているこの場所まで強い風を感じる。

 風は一瞬だった。しかしその一瞬でロイドさんは体勢を崩されている。そして、魔族はロイドさんへと短剣の切っ先を向けていた。



 あの体勢じゃ避けられない!



 思わず走り出そうとした瞬間、地面に描かれていた魔法陣が消えていくのが目に入る。



「ツカサ様! お待たせしました!」


「アリシア、ナイス!! 炎よ、神の力にて変化せよ。理を超え、時間へと変われ。時より力を! サクリファイス・タイム!」



 吐き気がするような頭痛とともに世界が変わる。時の流れが変わった世界を一気に駆けていく。


 魔法陣が消えたことに気づいた魔族が驚いている。



 よく驚く魔族だ。実戦経験が少ないのか? まぁいい、これなら間に合うだろう。



 一呼吸の間に魔族との距離を半分にする。

 いまさら俺とアリシアの存在を思い出したようだ。こちらを、アリシアを見ているが遅い。


 視線がアリシアから俺へと移動していくのが見える。



 さぁ、どうする? ロイドさんを攻撃すれば、俺の攻撃は防げない。俺の攻撃を防ぐなら、ロイドさん……その男は殺せないぞ?



 笑いだしそうなほど気分が高揚していた。すべてが上手くいく気がしてしょうがない。


 魔族は俺のほうへと向き直そうとしている。



 俺の攻撃を防ぐつもりか……左手一本で今の俺を止められると思うなよ。両手両足を落としてやる。



 頭痛はどんどん酷くなっているが、気分は良くなる一方だ。最初に使ったときよりも調子がいい。


 より速度を上げていく。

 魔族はもうこちらを向いている。短剣を構えているせいで、向かい風が邪魔だった。


 攻撃圏内に入る。そのまま強引に近づきながら剣を振り、短剣へとぶつけて風の向きを変える。

 さらに近づき、左手で魔族の折れた右腕を掴む。右腕を掴んだまま体を時計回りに回転させ振り回す。ついでに腕をねじり、力ずくで地面へと叩きつけた。


 魔族の体がバウンドしている最中に追加で腕をねじり、無理やり引きちぎる。腕を捨てると、ちょうどいい位置にきた右足を斬り上げていく。


 一歩踏み込み、右足から噴き出る血を浴びながら左足も斬り落とす。



 手負いで隙をついたせいか? 酷く弱いな。いや、気にすることでもないか。あとは左腕を斬って、首を落とせば終わりだ。



 仰向けに倒れている魔族の胴体をまたぐように立つ。魔族は痛みに耐えて、短剣の力を使ってくるが、風では遅すぎる。悪あがきを避け、残った左腕を斬り飛ばす。


 これでもう何もできない。こちらを睨みつけ、何か喋っているようだが聞く必要はないだろう。


 俺は剣を振り上げ、最後になるであろう言葉を聞くことも、話しかけることもなく、魔族の首めがけて剣を振り下ろすのであった。

読んでいただき、ありがとうございます。

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