表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/122

罠⑦

 試合中にも応援に駆けつけた我が高の女子生徒たちが「沙希さ~ん!」と黄色い声で応援していたが、周りを良く見ると他の高校らしい女子のグループもいた。


 凄い人気だと思い、本田に他校にもファンが居るのかと聞くと、その一団は明日の対戦相手で第二シードのM学園が偵察に来ているのだと教えてくれた。


 それでよく見るとナルホド、応援にしてはノートを取っている生徒も居るし、やけに目が真剣だ。


 試合のほうは、応援というよりも”お祭り”と言った感じで我が校の圧勝。


 勿論エースの山岡沙紀は活き活きとしていて他の部員よりも断然目立って最後まで格好良かった。


 試合が終わったとき、さっきの偵察していた女子たちを確認してみたが既に帰ってしまったようだ。


 体育館からの帰り道、俊介と秋月穂香が大きなウォーターサーバーとクーラーボックスを持っているのに気がつく。


 そういえば彼女がコップを用意してくれていて、対局の最中にも容器に入っているスポーツドリンクが少なくなる度に頻繁に継ぎ足ししてくれていたのだろう、飲んでも、飲んでもコップのドリンクが減らなくて不思議に思っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ