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部活紹介③

 全員が入場して壇上に整列する。


 進藤が一歩前に出て棋道部についてと、これから行う人間将棋の簡単な説明を始め、その間に僕たちは壇を降りて即席の将棋盤に見立てた升目を床にテープで引く。


 榎田さんがボードの表紙をめくると同時に僕たちは最初の三手詰めの配置に付き、進藤が司会進行を始めた。


 進藤が目の前に並ぶ一年生に向かって


「分かった人」


 と手を上げるようジェスチャーをすると、十人あまりの生徒が手を上げた。


 さすがに三手詰めは簡単だけど、それは将棋を知っていると言う前提のもとだ。


 なるほど本田は良く考えたもので、今手を上げた生徒達が将棋を知っていることがこれでよく分かる。


 早速マイクを持って進藤がその中の一人に一手目の駒を聞き、その答えを榎田さんがボードに示す。


 そして僕たちが動き、また進藤が今度はさっきと違う人に二手目を聞き、そして僕たちが榎田さんのボードに従って動き、三手目もまた違う人に聞き動き、そして次の棋譜が捲られた。

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