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名も無き将軍の物語  作者: しまりす
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一触即発!悪を払う。


一触即発!悪を払う。

静かな足取りで階段を昇り、両手を大きく広げる黄金騎士。


黒魔術師は彼の威風堂々とした様に狼狽うろたえ柏ノ木を振り回して叫ぶ。


『そ、それ以上、わたくしに近付くでない!』


『そこから一歩でも、こちらへ寄るならば、お前の頭に雷いかずちを落として亡きものにする!』


黄金騎士は彼女の言葉に動じる事もなく歩みを止めなかった。


『私の姉妹よ、恐れることはありません。』


『あなたの心に巣くう悪を取り除くために私は来ました。』


黒魔術師は杖を高々と掲げて黄金騎士に語った。


『この。わたくしを、みくびっては困る!』


『お前の命は今、わたくしの手中にある。』


『いつまで、、その強がりが続くかしら!』


黄金騎士の後を離れて続いていた吟遊詩人が中庭にいる大男に合図を送った。


『歌姫!ほいよ!』


『今、行くぜ!』


大男は竪琴を中庭から拾い上げ急いで吟遊詩人の元へと運んだ。


黒魔術師の掲げた柏ノ木の杖の先端に黒い渦が巻き起こり稲光が現れた。


竪琴を吟遊詩人に放り投げる大男。


『受けとれーーー!!』


『歌姫!』


一触即発の危機が宮殿を包み込む。


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