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ヤシロちゃんと・・・・・

森に入り少し歩いたところでヤシロちゃんが木の根元で何やら草を抜いていた。

「なにしてるんだい?」

「カリンがあったので集めてました」

カリンはそんなに大量にあるのか。

「俺も手伝うよ」

「ありがとうございます」

20分ほど移動しながら採取しヤシロちゃんが持っていた袋に入り切らなくなったので村に帰ることにした。

途中何度かゴブリンが襲ってきたが難なく倒した。


村に戻ると門番の・・・えっと、あぁ、そうだ・・ライクさんが話しかけてきた。

俺ではなくヤシロちゃんに・・・・・

「ヤシロちゃんどこへ行っていたんだ?」

ライクさんはヤシロちゃんを心配していたようだ。

「カリンを・・・とってきていました」

ヤシロちゃんがカリンの入った袋を見せている。

すると、ライクさんの表情が硬くなる

「なぜ、北の森へ行った!あそこは魔物が出てきて危険だから近づくなと言ったはずだ!」

「ご・・・めん・・・・・なさい」

少し涙目になっていた。

「ライクさん落ち着いてください」

俺が横から止めるとライクさんも落ち着いたのか声の怒気が収まった

「これからは出ていくときにはちゃんとここへ寄って人と一緒にいくように」

「・・・・・はい」

ヤシロちゃんが可愛そうなので慰めながら家へと送ってあげた。

俺超優しくね?とか思いながら

ヤシロちゃんを家へと送った後俺は昨日聞いたアイテムを売れる店に行った

ゴブリンの角を5個売却するとなんと驚きの50グールだった1個10グールかよ、安すぎ

魔物からのドロップ品を入れるためにリュックサックを買う

ちなみにリュックサックは30グールだった。

陽がちょうど真上に来ていたので今は昼ぐらいだろうか

昼食をとるため宿屋に戻る

「あの、すみません」

「はいはい、なんでしょう?」

昨日の女の人だ

「昨日泊まったものですが」

はっ!ここは名前を教えてもらうチャンスだ

「俺は屋嘉比劉です、あなたは?」

「そういえば名乗っておりませんでした。これは失礼しました、私はカナリアと申します」

カナリアさんというのか

「カナリアさんここで昼食だけをとることはできますか?」

「えぇ、できますよ25グールです」

銀貨1枚を取り出し渡すと銅貨75枚返ってきた。小銭が増えた・・・・・以外と重い

昼食はやはりパン2個と水だった

これ以外はないのかよ・・・・・

と思いつつも食べた。

「ごちそうさま」

食器はその場に置いておくようにと言われたのでそのまま村へと出ていく。

まだ時間はあるので食後の運動として村を散策してみよう

昨日は門番さんの案内をことわつたから村のことはほとんどわからない

歩いているとヤシロちゃんと出会った

「やぁ、ヤシロちゃん」

「あ、こんにちは。えっとリュウさん」

覚えてくれてたのか、こんな可愛い子に名前で呼んでもらえるなんて嬉しい、お兄さん嬉しくて泣いちゃいそう

「覚えててくれたんだ」

「もちろんです、危険なところを助けてもらったのですから。あと、お礼がしたくて」

「お礼?」

「私のお小遣いあまり多くないですけどこれをどうぞ」

差し出してきたのは銀貨5枚だった

多分ヤシロちゃんの全財産なのだろう

「それは貰うことができないよ」

「でも、それじゃあお礼が・・・・・」

「お礼なら君に払ってもらうよ」

「えっ?私がですか?」

おっと、この言い方はまずい

「ええと、この村を案内して欲しいということだ」

「そんなことでいいのなら」

ヤシロちゃんの案内で村を見て回る

1,2時間ほどで案内が終わった

「ヤシロちゃんありがとう、こんなに長くなってしまって悪かったな」

「いいえ、命の恩人なのですからこれくらいは当然です」

健気だなぁーと思いつい頭を撫でてしまった

「あっ・・・・・」

ヤシロちゃんが照れた照れてるヤシロちゃん可愛い。

でもこれ傍からみたらやばくね?

と思ったのですぐに手を離す

軽く挨拶して別れた

ヤシロちゃんによるとこの村はあまり魔物に襲われないから貧しくはないらしい

昨日俺が困っていた広場では子供達が遊び回っていた通りには人も沢山いた

昨日は夕方だったから人が少なかったのだろうか?

これも聞いておくべきだったかな?

散策も終わったことだしまたゴブリンを狩りにでも行くか。

ゴブリンの角安いけど・・・・・


10分程北の森方面へ歩くとゴブリンではなく粘液みたいな魔物がいた

これがスライムだろうか?ドラ○エで見るような形はしていない。平たく中央がほんの少しだけ盛り上がっている。はぐれメ○ルみたいな感じだった、色も似てるし

とりあえずカラドボルグで切ってみる

粘液でも切れるらしい一撃で倒した

残ったのはスライムゼラチンだった

ゼラチンってあれか、ゼリーとか作るやつ?

良くわからないので考えを放棄した

狩りを続けるがスライムは見かけなかった

村に帰るまでにゴブリンを35匹スライム1匹倒した

2体ゴブリンからは棍棒がドロップした

アイテムを売却するとゴブリンの角は合計で320グール棍棒は1個50グール2個なので100グールになった、スライムゼラチンは200グールだった合計で620グールの稼ぎだ上々か?

これで財産が1445グールになった

その日も宿屋に泊まった、夕食と朝食、湯の代金200グールを支払い部屋に行くそして眠った

つぎの日起きてみると問題が起こったその問題とは・・・・・服だ!昨日の戦闘で破れてしまったのだろう昨日は気づかなかった

と言うことで昨日ヤシロちゃんに案内してもらった服屋へと向かう

この世界でもあまり服装は変わらないので適当に選び買った服はやはり高かった服の上下1着と下着を3着買うと1400グールだった

財産を全て失ったようなものだ

今日も稼ぐために北の森へと向かう・・・・・こんな事で生きていけるのだろうか?とても不安だ

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