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消滅都市(非公式) タマシイの生前 《クリスマスの天使 アカリ》編

作者: シュラ

あくまで非公式です。

作者の勝手な解釈で書いています。

それをご理解の上、お楽しみください(*´∀`*)

大嫌い……。


クリスマスなんて


大嫌い……。





町が電飾で煌めくころ。


帰ってこない。


いつも、帰ってこない。


お父さん。


毎年毎年、親からプレゼントをもらうほかの子がうらやましかった。


サンタにふんした、父親がやってきて


家族みんなで祝うクリスマスが、うらやましかった。


ケーキを囲んで。


お部屋をキラキラと飾り付けて。


笑顔があふれていた。


うらやましかった。





……じゃあ、私は?


お母さんと二人きり。


それでも、笑顔はあった。


楽しかった。


でも、いるべき人がいない。



悲しいことは、


いつも、クリスマスに起きる。





大嫌い……。


クリスマスなんて


大嫌い。





医者に告げられる。


“残念ですが……子供はあきらめてください”


あたたかい家庭がほしかっただけなのに。


彼に告げられる。


“ごめん……。俺じゃ君を幸せにできない。他に彼女ができたから、そっちで家庭を作るよ”


あたたかい家庭がほしかっただけなのに。


私は病気で子供が産めないらしい。


“別れよう”




悲しいことは


いつも、クリスマスの日だった。




大嫌い


クリスマスなんて


大嫌……




電話が鳴る。


わかってたかのように。


“元気にしてる?”


“ちゃんと食べなさいよ”


“それとね”


“また帰ってきなさい”


“たまには顔を見せにおいで”




そうだ。


私には、お母さんがいる。


あたたかい時期になったら必ず行くからね。


行くからね。







そこで彼女の夢は終わりを告げる。


大好きな。


大好きな。


家族に、母親に


会うことはなかった。

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