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悲しみを湛えた風船

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/02/06



 


進化なんて

しなくてもいいとか

ホンキで想っている


進化は

利便を呼ぶけれど

同時に

悲しみもつれてくるから


緑の山が

緑の山でありつづけられるのは

あるとき進化がとまったからではないのか

青い海が

青い海でありつづけられるのも

あるとき進化がとまったからではないのか

猿が

猿でありつづけられるのも

あるとき進化がとまったからではないのか


そしてひとは

いまもまた

ひとりかってに

他の地球のパッケージを置き去りに

進化をつづけている


だから

いつまで経っても

悲しみが癒えないというのに


最高のパフォーマンスなんて

いらない

初めてのハローなんて

いらない

ただ

この悲しみを

なんとかして欲しいと想うだけだ


なにもかも

棄ててもいい


そして

こころ中の悲しみを

すべて引き受けてくれて風船が

雲ひとつない蒼空の高みへ

はるか

高く

そしてみえなくなる高さまで

昇って

そして消え去ってくれる未来を


明るく

夢みている


ずっと

夢みている







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