終章:ヒーローでなくとも世界は変えられる
E-1. 私たちは、あまりに大きな物語を信じすぎてきた
世界を変える存在とは
特別な才能を持つ一握りの英雄だ。
そんな物語を、
私たちは長い間信じ込まされてきた。
・カリスマ経営者
・革命家
・天才発明家
しかし、その陰には常に
名前を持たない無数の人々の努力がある。
大きな変革は、英雄の作品ではなく
人類の共創によって起きてきた。
E-2. 世界は「あなた」の選択の総和でできている
企業とは社会の縮図であり、
社会とは人間の行動の集積である。
つまり、
世界は、個々の小さな選択の総和でできている
ならばこう言ってよい。
・世界は大きすぎない
・社会は遠すぎない
・未来は他人事ではない
あなたの行動は
世界と常につながっている。
E-3.主体性は最大の社会変革装置である
世界を変える力は、いつだって
主体性(self-determination)
から始まった。
・奴隷解放も
・労働者保護も
・女性参政権も
・快適なテクノロジーも
すべては、
誰か一人の「これはおかしい」という直感が
連鎖した結果だ。
その始点にはいつも
特別ではない誰かがいた。
E-4. あなたは会社を使っていい
会社は、本来
人間が信念を実装するための装置だ。
だから私はこう提案する。
あなたは、自分の信念のために会社を使っていい
会社に合わせて
自分をねじ曲げる必要はない。
会社に、
あなたの信念をねじ込めばいい。
E-5. 「変わる世界」を待つ必要はない
多くの人が
「社会が変わったら動く」と言う。
だが、それは順序が逆だ。
あなたが動くから社会が変わる
主体性には、
他者の主体性を呼び覚ます力がある。
一人が立ち上がれば
二人目が立ち上がり
やがて文化となる。
それが社会変革のメカニズムだ。
E-6. あなたが信じる世界を採択せよ
この本を読み終えたあなたは
もう知っているはずだ。
・価値創造神話は虚構だった
・企業は人間が使う道具である
・思想は制度に翻訳される
・文化は未来への倫理である
だから最後に伝えたい。
ヒーローになる必要はない。
あなた自身であることが、もう変革の始まりだからだ。
E-7. 読者への最終メッセージ
どうか忘れないでほしい。
世界は、あなたの信念が通り抜けた跡に形作られる
誰かの物語の脇役ではなく
あなた自身の物語の主役として生きてほしい。
その生き方が、
・あなたの隣の人を変え
・そのまた隣の人を変え
・いつの間にか世界を変えている。
▷ Future Work(未来へつなぐ宿題)
あなたは何を信じるのか
その信念をどのように実装するのか
誰とともに、その信念を広げていくのか
この問いへのあなたの答えが
次の時代の企業を
そして社会を形作る。
【終章まとめ】
世界を変えるのは「特別な誰か」ではない
社会は主体性の連鎖によって変わる
会社をあなたの信念実装の道具として使え
自分自身であることが、最大の変革装置である




