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夏めく空に記憶泳ぐ、忘色

夏めく空に記憶泳ぐ

作者: 鴨鷹カトラ

雨催いの黄昏に君と歩いたまほろば

なんて夢のまた夢の話


徒桜のような儚い記憶


花明かりの下かき氷食べて

花火の明かりが反射する


行雲流水 夢幻泡影

夏が終わったら秋になる


紅葉の中に散る桜

春告鳥が空を切る


山紫水明 飛花落葉

春を越えてまた夏に


煌く太陽の下に咲く秋牡丹


夢は儚いものであれ




薄ら氷を革靴で歩く

割れないように忘れないように


記憶は不確定


雪像を写す瞳

雪を踏みしめ歩く道


積水成淵 夢幻泡影

冬の道をまた踏みしめる


忘れないように

思い出せるように


行雲流水 山紫水明

そしてまた夏がやってくる


君が好きだった花菖蒲


忘れないように

忘れたいんだよ


夏の風に身を任せ

笑い声が空に響いて


夏の夜は短いけれど

暁闇の世界を記憶で埋める


雪月花を幾度過ごしても


また夏めく空に記憶泳がせる




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日本語っておしゃれすぎません!?

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― 新着の感想 ―
好きです!!題名からして詩だな、と感じました!!詩も四季を意識しながら相手を思う気持ちが情感豊かに伝わってきて素敵でした!!
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