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戦国転移、修学旅行から川中島へ  作者: Katty


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義信暴走

温泉でのんびりしていた俺に服部正成から急報が入る。

「ヒロユキ様、一大事にございます。

武田信玄が隠居し、武田義信が継いだ模様にございます。」


「なに?隠居するような人物では無いと思っていたけど・・・」


「ヒロユキ様が勝頼殿と仲良くなることを恐れた模様にございます。」


「・・・なるほど、後継者争いを嫌がったか・・・正成、義信の状況はどうだ?」


「あの一件以来、ヒロユキ様が不倶戴天の敵と騒いでいるようにございます。」


「随分と嫌われたものだ。

しかし、これでは不味いな・・・

各地の将の配置はどうなっている?」


「北信濃は高坂昌信

南信濃は武田勝頼

甲斐は武田義信

三河を武田信繁

それぞれをその方面の責任者とし、近隣の家臣の指揮権を与えられている模様にございます。。

また駿河、遠江を武田信玄が直接治めるようにございます。」


「なるほど、飯田は勝頼のものか?」


「はっ、近々退去命令が出るかと・・・」


「まあ、勝頼ならまだいいか、しかし、俺が此処まで蚊帳の外とは・・・まあ、陪臣だから仕方ないか・・・正成、急ぎ三河に戻る、指揮下の兵に集まるように伝えてくれ。」


「かしこまりました。」


俺はその日のうちに松代温泉をたつ、ただ、ケガの悪化を心配した笛に馬の騎乗を禁止され、輿に乗っての帰国だった。


「笛さんや・・・恥ずかしいから、馬に乗っていい?」

「ダメです、三河まで大人しくしてください。」


俺達が松代温泉を出てから一週間後、義信の兵が俺を捕縛しにやって来る。

一応、挨拶に来いと言う使者だったのだが、その実は俺を捕縛して連れて行くのが目的だった。

その為に武装した兵士が多数来ており、住民の目からも義信の暴挙は火を見るより明らかだった。


そして、三河に向かう道中・・・

「ヒロユキ様、甲斐の透波が襲って来てますな。」

正成は何事もないようなのんびりした声で言ってきた。

「大丈夫なのか?」

「御安心を、既に伊賀者が警護についております。何人足りとて近付けさせません。」

「流石だね、頼りにしてるよ。」

俺は服部正成率いる伊賀者に警護されながら俺達は三河を目指した。


透波の里では・・・

「長、襲撃班が全滅致しました。」

「なんだと!百人から送り込んだであろう、何故失敗するのだ!」

「それが伊賀者が我等より多く警護についておりまして、身を隠すためバラけた所を各個撃破されました。」

「長、伊賀者からこんな手紙が・・・」

「かせ!」

長が手紙を読むと中には義信についてヒロユキを襲撃したことを非難し、今後、何処にいても透波の者を始末すると書かれていた。


「ふざけるな!こんな事出来る筈がない・・・」

すると長の屋敷の1角が火事に合う、幸い小火で済んだが・・・


手紙の下の方に軽く挨拶すると書いてあった。


・・・長は恐怖する。

此処は透波の里、簡単には襲撃できぬ筈なのに・・・

伊賀者との腕の差に気付かされた。


「ヒロユキ様に釈明の手紙を!

我等は義信様、いや義信と手を切る!許しを乞うのだ!」

透波の里は実行者の多くを失い戦力を低下させた。


既に伊賀者とやりあう力はなく、里にまで侵入されるようでは、滅びるのも時間の問題だった。

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