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戦国転移、修学旅行から川中島へ  作者: Katty


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やっと帰宅

「マサムネ、信豊、飯田をよろしくね。」

「任しとけ。」

俺は飯田を信豊とマサムネに任せて吉田に向かう。

マサムネには兵の増強兼訓練を、

信豊には兵糧及び軍事物資の確保を命じていた。

これは近いうちの美濃攻めの準備だった。


「ヒロユキ様、美濃攻めの際、三河はどう動くのですか?」

守綱が吉田に向かう道中、疑問に思った事を聞いてきた。


「状況次第ということもあるけど、基本的に織田を牽制して美濃に出れないようにするかな?」

「いっそ織田を攻め落とすというのは?」

「うーん、織田は強そうだからね、下手に長期戦になるよりは国内が荒れている美濃を攻め落としてから尾張を攻めた方がいいかな?」


美濃は斎藤道三死後、後を簒奪した斎藤義龍も死に、義龍の子、斎藤龍興が後を継いでいたが16歳とまだ若く家中を纏めきれていなかった。

その為、攻め込む隙があった。


「では、次の戦は?」

「美濃攻めになると思うよ、それまでに準備はしておかないとね。

まあ、それも信玄公次第なんだけどね。」

「腕が鳴りますな。」

守綱は乗り気のようで嬉しそうに槍を振るっていた。


「でも、それまでは内政だよ。三河を発展させないとね。」

「そうでしたな、しかし、それは正信に任せましょう。」

「守綱もお仕事が待ってるからな。」

「うっ・・・」

俺達のやり取りを周囲の兵は笑いながら見ていた。


そして、城が見えてきた。


「やっと帰ってきたよ。」

「「おかえりなさい。」」

ミユキとユメが城の外まで出てきて出迎えてくれる。



「ただいま。此方は問題なかった?」

ミユキが代表して答える。

「大丈夫でしたよ。そんな事より・・・」

ミユキは籠を見る、

ミユキの視線に気付いたのか、笛が籠をから降りてきた。


「お初にお目にかかります。三田笛と申します。

道中、ヒロユキ様には色々お世話になりまして・・・」

顔を赤らめながら言う。


・・・だめだ、これじゃ何か致したように聞こえてしまう!

俺が訂正しようとすると声を出す前に・・・


「ヒロユキくん、どういう事かな?年端もいかない少女に何をしたのかな?」

ミユキは笑顔で聞いてくるが、その笑顔が怖い。

「ち、違うんだ、何もしてない!」

「そうです、膝枕しかしてません!」

笛も誤解を解こうと真実を話すが・・・


「膝枕したんだ?ねぇ、どんな状況か詳しく教えてくれるかな?」

「・・・」

俺は後ろを振り返り、助けを求めようとしたが、守綱は冷静に兵士達に解散を告げて、素知らぬ顔で行動していた。


「守綱、主君がピンチだよ!」

「どうぞ、ゆっくりとなさってくださいませ。

ただ、奥方様、城内でなされるのがよろしいかと。

ここでは、皆の目がございますので。」

ミユキも周りを見ると其処には住人達も面白そうに眺めていた。


「えっ?なんで?住人達が見てるの?」

ミユキはワタワタしだした。


「奥方さま、浮気者の旦那にガツンと言ってやりな!」

「ヒロユキ様、最初が肝心ですぜ、尻に敷かれてしまいますよ!」

住人達は言いたいように俺達を煽る。


「みんな、そんなんじゃないからね。さあ、みんな仕事にもどって!」

俺は帰宅を促すが・・・


「こんな楽しい事、他にありませんよ!さあ、続きを!」

みんな面白がっていた。


「ミユキさん、取り敢えず中に入るよ。」

「う、うん。」

恥ずかしいので俺はミユキさんを連れて逃げるように城に入る。


「ふぅ、恥ずかしかった。」

俺は城内に入り一息つく。


「あれ?修羅場は終わりですか?」

榊原康政が片付けをしながら話しかけてきた。


「康政~助けてくれてもいいだろ?」

「夫婦喧嘩は犬も食いませんからね、どうぞ、好きなだけ行ってください。」

「いい家臣を持って涙が出るよ。」


「ヒロユキくん、まだ話は終わってないからね。」

結局、ミユキの誤解が解けるのに2時間を要した・・・

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