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戦国転移、修学旅行から川中島へ  作者: Katty


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飯田の信豊

俺達は無事に飯田に着くことが出来た。

既に信玄に借りていた兵は小諸で信繁に渡して甲斐に帰国し、残りの飯田から連れてきていた兵も解散となる。

俺達は恩賞を各自に配り、一声ずつかけ、労をねぎらい解散とした。


「やっと帰ってきたか、ほら交代だ交代。」

城に入ると少し痩せた信豊が俺に指揮権を渡してくる。


「信豊どうしたの?」

「どうしたもこうしたもあるか、仕事が多すぎだろ!なんだ、この開墾計画は何でこんな速度で広がっていくんだよ、それに移住計画とか、戸籍の作成とか、町の区画整備とか!もう一杯だよ!」

信豊は資料を渡しながら文句も出してくる。


「おー全部やってくれたの?すげぇ~」

俺は資料を見ながら、上手く纏めている信豊に驚いていた。


「・・・まさか!」

「いや~さすが信豊くんだ。この調子で吉田も任せちゃおうかな?」


「止めてくれ!死んでしまうだろ!」


「いやいや、君なら出来るよ。しかし、凄いね、途中まで終わればいいと思っていたけど、ここまでしっかりやるなんて。」


「もうやらないからな!」


「なら、俺がこっちをやっておくから、代わりに戦場に行ってみる?」


「・・・お前の代わりが出来るわけないだろ?」


「出来るって、きっと!ちょっと行って1国落とすだけだから。」

「落ちねぇよ!」

「落ちたよ?」

「お前だけだ!!」


俺と信豊が話し合っていると、周りがハラハラして見ていた。

その視線に気付き俺は聞いてみる。


「あれ?業盛、綱秀どうしたの?」

「よ、よろしいのですか?信繁様の嫡男様にそれほどの口の聞き方で?」


「ダメなのかな?」


「控えた方が・・・」

綱秀に諭され敬語を使おうとすると・・・


「止めろよ、そんな気持ち悪いことするなよ。」

信豊は嫌そうな顔をしている。

だから、あえて話し方を変えてみた。

「若様、何を仰られるのですか?某、信繁様の一家臣として、当然の振る舞いをすべきと改心した次第でございます。」


「やめろ!鳥肌がたつじゃねぇか!しかも、それわざとだろ!嫌がらせじゃねぇか!」


「あら、ばれた?」


「ばれるわ!みんなも俺とヒロユキはこんな仲だから気にしないでくれ。」


「そうだよ、ちゃんと信繁様から斬っていいって許可も貰っているから。」

信豊は目を丸くする。


「いつそんな許可貰ったんだよ!」

「この前、小諸で会った時に話の流れから斬っていいって言われたよ。」


「どんな話の流れで斬っていいなんて言われるんだよ!」

「うーん、それはね・・・」

俺は信豊に信永が来ることを伝えた。


「なるほどね、確かに内政官は少ないな。

よし、こき使おう。」

「酷い兄だ、そこは兄として弟の分も働くところだろ?」

「俺は充分働いた、後は若い者の仕事だ。」

信豊は押し付ける気満タンであった。

しかし、ここまで内政が出来、纏めれる立場の男を楽させる気など俺にはなかった。


「うーん、でも、正直、飯田は信豊に任せるかも?」

「へっ?」

「ここまでしっかり出来るなら、問題ないし、軍はマサムネが鍛えるから、内務は信豊が仕切ってくれる?

信永は吉田に連れて行って、こき使う・・・もとい、働いて貰おうかな?」


「いや~~~!!」

信豊の悲鳴が飯田の城に響き渡る。


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