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戦国転移、修学旅行から川中島へ  作者: Katty


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祝宴と笛の音

リクを仲間に加えた日、俺達は小諸で宿をとっていた。

多くの兵は宿に、そして、指揮官の俺達は城に招かれ祝宴を受ける。

「ヒロユキ、お疲れ。」

信繁がそこにはいた。


「信繁様!何故ここに?」

「功労者が帰ってくるからね、出迎えにきたよ。」

信繁はイタズラが成功した子供のように笑っていた。


「ありがとうございます。しかし、躑躅が崎館は宜しいのですか?」

「兄上が帰ってくるからね、もう安心だよ。それに今回の戦の功労者を主人としては労ってあげないといけないからね。」


俺は信繁から盃をうける。

「ありがとうございます。」

「うん、ヒロユキは良くやってくれてるよ。しかし、私の家臣で本当にいいのかい?

兄上の家臣ならもっと褒美をあげれるのに。」


「充分ですよ、それに大きすぎる褒美は身を滅ぼしますから、ほどほどの領地が一番ですね。」

「その分私の領地が大きくなるのだがね。」

「信繁様なら粛清させたりしないでしょ?」

「まあ、兄上との信頼関係は出来てるからね。」

「ワタシの場合だと、大きくなれば何処かで疑われてしまい、始末されてしまいますから。」

「本当に欲のない男だな。」

「信繁様の家老で城代、これぐらいが私には合っているんですよ。」

俺は信繁と酒を酌み交わす。


その後、信繁は新たに家臣になった、長野 業盛や三田綱秀に挨拶している。

俺はその間、酔いを覚ますために外に出る。


すると、何処からか笛の音色が聴こえてくる。

「いい音色だな、誰が吹いているのだろう?」

俺は酔いを覚ますついでに笛の音の出所に向かい歩く。


すると、一人の少女が笛を吹いていた。

「たしか笛さんだったかな?」

俺は曲が終わった所で声をかけてみた。

「こ、これは、ヒロユキ様、失礼しました。」


「いやいや、いい曲だったよ。つい聴き込んでしまったよ。もっと聴かせてくれないかい?」

「えっ、いいのですか?ここは私の城でもないのに・・・」

「うん、いいよ、何か文句を言ってきたら俺が間に入るから。吹いてもらえるかな?」

「はい!喜んで吹かせてもらいます。」

笛は嬉しそうに吹き始める、さっきまでの悲しそうな音色と違い、今度は明るい笛の音色だった。


俺は黙って聴いていた。

何曲か吹いたあと、笛が聞いてきた。

「ヒロユキ様は笛の音色がお好きなのですか?」

「うん?まあ、好きなのかな?実は笛の音色をじっくり聴いたのは最近で良くわからないけど、笛さんの曲は綺麗だと思うよ。」

「誉めていただいて嬉しいです。」

笛は嬉しそうに笑う。

「もっと聴かせてくれる?」

「はい♪」

それから何曲か聴いていたが、俺は酔いもあり横たわると聴こえてくる優しい音色に誘われるように眠りについていた・・・



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