第七十四話:パヌアツ沖航空戦③
蒼空に軌跡を残し鋭利な機動で絡み合うようにその身を削り合う日米航空隊。
立花はジェリガンと、毛利と織田はマーベリックと、斎藤と徳川はメリエールと、伊達はディハイルと息も吐かせぬ激闘を繰り広げている。
零戦隊3機は遅れてやって来たF6F編隊4機と交戦しているが此方もF6Fの練度が高く苦戦していた。
大鷹から突貫で応急修理を受けた零戦2機が投入され何とか互角に持ち込むが互いに決定打に欠け不毛とも思える削り合いは既に15分近く続いている。
そして大和隊とPG隊の戦いは徐々にPG隊に形勢が傾き始めていた、ジェリガンが立花と互角に渡り合い、毛利と織田は2機掛かりでマーベリックに苦戦し、メリエールは斎藤と徳川を封じ込め、伊達はディハイルと死闘を繰り広げている。
F4Uは癖の有るピーキーな機体であるが、それ故にエース級パイロットがそれを乗りこなした時の強さは圧倒的であった。
その圧倒的な性能差を瑞雲の特異性で埋めながら戦っていた大和隊であったが、息を吐く間も無いF4Uの攻勢に精神力が徐々に削られ摩耗していき、それによって生まれた僅かな隙を付かれ徳川機が被弾する。
『うわぁっ!? あ、当たったっ!?』
『左主翼付け根に被弾、圧力低下っ!!』
『無理をしないで下がりなさい!!』
『す、すみませんっ!!』
白煙を吐き機動力の落ちた徳川機を援護するため即座に斎藤機がメリエール機に対し制圧射撃を行い徳川機を退避させる。
『《へぇ、仲間思いじゃん! そう言うヤツ嫌いじゃないけど戦争だかんね、悪く思わないでよ!!》』
言うが早いかメリエール機は主翼を広げると最大速力のまま急旋回を行う、凄まじい加重がメリエールの身体に掛かり彼女は苦悶の表情と声を浮かべながらも斎藤機の後方に回り込む事に成功する。
『み、道子さん、後ろに回り込まれましたっ!!』
『くっ! 麻美っ!!』
『はいっ!!』
メリエールがトリガーを引き射撃すると同時に斎藤が機体を左に捻り、阿吽の呼吸で塩屋が右下部噴進機のみを最大噴射させ機体を一瞬で反転させる。
今度は斎藤と塩屋に凄まじい加重が掛かるが二人は何とか耐えきり、そのまま更に機体を反転させメリエール機の後方から切り込む様に突っ込み射撃する。
しかしその射撃はメリエールにギリギリで躱されカウンターを受け、左主翼から胴体左部そして尾翼に掛けて銃痕が奔ると胴体から白煙を噴き出し主翼と尾翼からいくつかの部品が脱落する。
『くっ! 被害報告っ!!』
『ど、胴体左部、左主翼から水平尾翼に被弾っ!! 推進圧力低下、あと……左翼揚力翼と昇降舵が脱落しましたっ!!』
『ーーなっ!! 拙いわね……!』
『……あれ? 敵機、私達から離れて行きます!』
『何ですってっ!? 止めを刺さずに何処へーーっ!?』
塩屋の報告に驚いた斎藤が敵機の向かう針路を見ると、そこには絡み合う様に闘っている立花機と米軍機の姿が有った。
『《ぐっうぉおおおおおっ!! こんど……こそっ! 今度こそお前を墜としてカークの仇を討つ!! 沈め死神ぁああああっ!!》』
『くっ! こいつからドス黒い怨嗟を感じる……! 僕を憎悪している……?』
『た、立花准尉!! 敵機が正面にーー』
『ーーそうやって、憎しみに精神を囚われていたら駄目なんだよ!!』
ジェリガン機と立花機は絡み合う様な格闘戦の後、弾かれる様に距離を取り互いに機首を向け合うと相手を睨み付けたまま一気に加速し距離を詰め始める。
『《墜ちろ死神ぁああああっ!!》』
『そんな攻撃っ!!』
両機はほぼ同時にトリガーを引き蒼空に射撃音を響かせながら高速で擦れ違う、結果、立花機の右主翼先端が砕け揚力翼の一部が脱落する。
だがその次の瞬間、ジェリガン機の機体下部が爆ぜ白煙と共にエアスラスターの一部が脱落し、左可動翼が根本から砕けると機体がバランスを崩し急激に速度と高度を下げて行く。
『《なんだとぉっ!!? くそ、くそ、くそぉおおおおっ!! 俺はもうF4Uを乗りこなしてる筈だ、それでもまだリーパーには届かないってのかよっ!?》』
ジェリガンは顔を屈辱に歪め叫び、片翼と推進機圧力を失った愛機を何とか立て直そうと必死に藻掻く、だがその後方から立花機が鋭利な機動を描き止めを刺さんと突っ込んで来る。
立花はジェリガン機を照準に捉えトリガーに指を掛ける、が、立花機は射撃を実行する事無く急激に機体を横回転させながら軌道を変えた。
刹那、立花機の居た軌道に銃撃が通る。
『《もう仲間はやらせないよ死神!! クリスの仇、討たせて貰うかんねっ!!》』
『く、こいつ……っ!? 斎藤さんはっ!?』
立花機に攻撃を仕掛けて来たのはメリエール機で有った、彼女もジェリガン程では無いが敵意の有る瞳を立花機に向け猛然と突っ込んで来る。
『私達は何とか無事よ、けれど損傷が激しく継戦は不能……ごめんなさい』
『っ!? り、了解です! 先程1機撃退したので此方は大丈夫です、退避して下さい!』
素直に謝罪して来た斎藤に少し戸惑いつつも彼女達を気遣いながら米戦闘機と鋭利な機動で格闘戦と行う立花、その後方では織田機が被弾し毛利に援護され離脱して行った。
その横では伊達機がディハイル機相手に一歩も引かぬ戦いを繰り広げている。
『《性能の劣る機体で中々に粘るなジャップ……》』
『ちっ! 速い……デカい図体でちょこまかとっ!』
『……っ! 我々にも《剱》が有れば……』
『無い物ねだりをしても仕様がないぞ片倉、我々帝国軍人は人事を尽くし己れの道を切り開くのみだっ!!』
20分以上にもなる激戦で米戦闘機の性能を見せつけられ続けていた片倉は少し弱気な発言をするが伊達は語気強く覇気良い声で片倉を鼓舞し敵機に向かって切り込んでいく。
その時、南方の空に数機の機影が確認された、その不明機は戦闘中の日米航空隊を避ける様に通り越し、そのまま一直線に空母大鷹に機首を向ける。
「新手かっ!? 対空迎撃用意!!」
「いえ、待って下さい、あれは……」
『ザザッ……空母大鷹航空管制へ、此方は武蔵航空隊朝倉だ、至急瑞雲2機と零戦6機の着艦許可を求む!』
不明機は武蔵航空隊の朝倉機とその僚機、そして大鷹隊と雲鷹隊の零戦であった。
大鷹の周囲を旋回する朝倉達の機体は飛行甲板上からでも激しく損傷しているのが分かり、航空管制も朝倉が態々至急と言う言葉を混ぜた意味を即座に理解し艦長の許可の下、医療班や緊急着艦準備を手配する。
「ボロボロだな、生き残りは瑞雲2機と零戦6機だけか……」
「攻略艦隊本隊が無事だと良いのですが……」
大鷹の艦橋から双眼鏡で帰還した直掩隊の姿を確認する第四戦隊司令(後方支援艦隊司令)と艦長は苦虫を噛み潰した様な表情で呟く様に言葉を発する。
その時、軽巡九頭龍と米代の対空電探が南東方向から接近して来る70機規模の航空編隊を補足した。
その方向からその規模の味方が飛来して来る筈は無く、以って敵機と断定され報告を受けた大鷹艦上の艦隊司令の顔から血の気が引いた。
現状戦える機体は全て上空に上げ米戦闘機と交戦中で有り且つ長時間の激戦で残弾数や動力切れも心配だった。
帰還して来たばかりの瑞雲隊と零戦隊は損傷と消耗が激しくどんなに急いでも接近して来る敵機の迎撃には間に合わない。
つまり後方支援艦隊の取れる選択肢は……。
「ーーっ! 全艦、対空戦闘用意っ!!」
艦隊による対空迎撃しか無かった……。
艦隊司令の号令の下、軽巡2隻と駆逐艦8隻から成る護衛戦隊各艦の対空兵装が慌ただしく稼働する。
後方支援艦隊の護衛戦隊である第十三艦隊第二戦隊と第三戦隊には最新鋭の防空巡洋艦である九頭龍型軽巡洋艦が配備されている。
全長230m、全幅25m、最大速力は70ノットを発揮し兵装は主砲に最新の20㎝汎用砲2基、副砲に新兵装である回転式多砲身高角砲4基を搭載し、他に八連装噴進砲2基と単装垂直噴進弾発射装置(VLS)40基を備えているものの八連装噴進砲は無誘導弾しか搭載しておらず垂直噴進弾発射装置に至っては何も搭載していなかった。
これは誘導兵器の開発が難航しているからであるが、つまり九頭龍型軽巡はその対空性能の半分以上を発揮出来無い状態であると言う事だった……。
そして各戦隊に4隻づつ就いている駆逐艦は陽炎型で有り白露型と同様に対空戦闘には向いていない。
支援艦隊後方30kmに給力艦を護衛する海防艦10隻が展開しているが、海防艦の対空能力など高が知れており余計な損害を出すだけである。
つまり万事休すであった……。
頼みの綱の直掩機も零戦隊は1機が撃墜されF6Fに多少の損傷は与えているものの満身創痍と言う状況で有った。
大和隊は毛利が終始マーベリックに押されており伊達とディハイルは相変わらず互角の戦いをしている。
その中で立花は徐々にメリエールを追い詰めて行き遂には完全に背後を取っていたが、ここでメリエールが驚異的な回避能力を見せ中々決着が着かなかった。
『《ーーちょ、ちょちょちょ! タイムタイムぅーーっ!!》』
『《メリエールっ!? くそっ! このポンコツが、言う事を聞けぇえええっ!!》』
驚異的な回避能力を見せながらも立花の精密な射撃に晒され狼狽えるメリエール、その窮地にジェリガンが何とか機体を制御し加勢しようとするが思う様に行かず苛立ちを機体にぶつけていた。
『こいつっ! 悪足掻きを……っ!!』
『《ちょっと何なのこいつしつこい!! 全然引き離せなーー ひぅっ!? か、掠ったっ!?》』
立花は徐々にメリエールの動きを掴み立花機の放った銃弾のいくつかがメリエール機に掠り始める。
マーベリックとディハイルも救援に駆け付けようとするが毛利と伊達に阻まれ、F6F編隊(ブラックハウンド隊)も食らい付いて来る零戦を引き剥がせ無かった。
『《これ、ダメかも……ごめん、クリス……っ!》』
徐々に追い詰められるメリエールは引き攣った諦めの笑顔を浮かべ亡き親友の名を呟く、次の瞬間メリエール機の右推進機と右主翼に銃痕が奔り機体表面が爆ぜ白煙を噴き出す。
『これで止めだっ!!』
立花は止めを刺さんと再度メリエール機に照準を定め引き金に指を掛ける、が……。
『た、立花准尉ぃーー!? 南東より敵機の大群がぁああっ!!』
狼狽え叫ぶ後部座席の羽柴の声に一瞬メリエール機から目線を外してしまい、その隙にメリエール機は反転し立花の射線から逃れる。
そして日輪航空隊は30機以上の新手の米戦闘機から制圧射撃を受け、一瞬で防戦一方となってしまった。
『《ご苦労だったなインディペンデンス隊、後は俺達に任せて下がれ!》』
『《そのダミ声はボーソンか! 下拵え済みの料理を平らげるだけの美味しい仕事だ、ミスって台無しにするなよ!!》』
『《……ふん、相変わらず癇に障るキザったらしい声をしてやがるなマーベリック、とっとと失せな!》』
友軍機からの通信に皮肉で返すマーベリックで有ったが、内心は助かったと思っているようですれ違い様に軽い敬礼をして飛び去る。
その後をディハイルがメリエール機を庇いながら追従し、ジェリガンも納得は行かない様子では有ったが機体が半壊しているからか反抗する様子も無く後に続き、ブラックハウンド隊も追従して戦線を離脱する。
そして満身創痍の日輪航空隊に米最新鋭航空部隊が襲い掛かる。
その部隊はF6Fヘルキャット28機とF4Uコルセア8機を前衛にTBFアヴェンジャー42機を後方に展開するパヌアツ後略艦隊を攻撃した第三波、米第51特務部隊の第一次攻撃隊であった。
この時日輪航空隊は大和航空隊の瑞雲3機と満身創痍の零戦4機のみであり米攻撃機を防ぐどころか自分の身を守る事すら困難であった。
そのため米攻撃機編隊は何の抵抗を受ける事無く悠々と日輪艦隊をその射程に捉えられた。
この時の米攻撃機の編成は爆装隊20機、雷装隊22機であり先ず爆装隊が速度を上げ日輪艦隊に迫る。
「10時方向より敵機っ!!」
「対空迎撃撃ち方始めぇっ!!」
第二戦隊旗艦軽巡九頭龍から戦隊司令が迎撃開始を下令すると第二第三戦隊の各艦が一斉に射撃を開始する。
九頭龍型軽巡は前甲板に背負い式で配置されている新型の20㎝汎用連装砲2基を軽快に旋回させ毎分30発(1門15発)の高速射撃を行い、片舷2基の回転式多砲身高角砲は砲身を回転させながら毎分40発の射撃を行っているが、その回転式多砲身高角砲を小型化した様な回転式他銃身機銃と後甲板に背負い式で2基配置されている八連装噴進砲は射程外で沈黙している。
随伴する陽炎型駆逐艦8隻も一斉に主砲斉射を行うが搭載されている旧式の15㎝連装砲は発射速度が毎分20発(1門10発)と遅い上に敵機に肉薄されると仰角と旋回速度の関係で無力化してしまう問題を抱えている。
雲鷹が呆気なく撃沈されてしまったのもその問題による弾幕不足のせいであり、故に日輪艦隊は敵機に肉薄される前に大多数を撃墜する必要が有った。
しかし亜音速に近い速度で飛行する航空機を狙って撃墜する事は非常に難しく遠距離に満遍なく弾幕を展開する事は不可能であるため結局は肉薄される事は避けられないと言う防衛的矛盾に直面している。
つまり現状に置いては、敵航空機を撃墜するにあたって最も有効な手段は戦闘機による迎撃に他ならず、艦隊防空戦術などは結局の所苦し紛れの気休めに過ぎないと言っても過言では無いのである。
とは言え、数十の航空機に対して数百の艦艇で防空網を展開出来れば別であろうが……。
「敵機対空砲火を突破っ!!」
「機銃掃射っ!! 八連装噴進砲も使えっ!!」
米攻撃機編隊は疎らな弾幕の穴を付き日輪艦隊の第一次防空網を突破する、主砲で対応しきれなくなった駆逐戦隊は機銃掃射に移行、九頭龍と米代は主砲、高角砲に加えて機銃掃射と八連装噴進砲を発射する。
八連装噴進砲は米パイロットに恐怖心を与えるものの撃墜するには至らず威圧兵器に留まっており、発射後の装填に1分以上かかるため連射性能も悪かった、誘導弾が開発されれば有用性が一変する可能性を秘めているものの、現状ではあまり使い勝手の良い兵器では無かった。
結果、米攻撃機は3機が撃墜されたものの残り17機のTBF爆装隊は軽巡や駆逐艦には目もくれず空母大鷹を標的と定め上空に群がる。
「いかん、これでは雲鷹の二の舞だっ!!」
「敵機本艦直上っ!!」
「……拙いぞっ!!」
大鷹上空に到達した米攻撃機編隊は間を置かずに機体を傾けると一斉に急降下を始める。
大鷹は必死に機銃掃射を行うが米攻撃機は臆する事無く猛然と突っ込み爆撃手が投下スイッチに指を置く。
その次の瞬間、突如先頭の米攻撃機の機体が爆ぜ躍り爆散する。
後続の米攻撃機も何が起こったか分からないまま次々と機体を砕かれ大鷹上空は瞬く間に黒煙に包まれ、その中から米軍機の物と思しき残骸が飛行甲板に降り注ぎ、縛り付けてあった零戦の何機かを損傷させるが人員は退避させていたため人的被害は出ていない。
「な、なんだっ!? 何が起こった!? 如何なっている!?」
「ほ、北西方向より高速の飛翔体接近っ!! 電探が追い切れない……音速を超えていますっ!!」
「超音速の飛翔体……まさかっ!?」
突然の状況変化に大鷹艦橋が混乱していると、その上空を10機の航空機が駆け抜けていく、その姿を目視した大鷹機銃要員達は唖然としていたが、一人の機銃要員が
「あれは……《剱》だ……っ!? 零空が来てくれたぞぉおおっ!!」
と叫ぶと一斉に歓声が上がり10機の銀翼の戦闘機を称え称賛する。
それを聞いた艦内も歓声に包まれ張り詰めていた艦橋内も僅かに安堵の色が見て取れた。
「肝を冷やしたが、何とか間に合ってくれたな……」
「はい、我々は敵を引き付け過ぎるほど引き付けました、後は本隊のNC(ニューカルドニア)攻略が成功する事を祈るばかりです」
「ああ、そうで無ければ犠牲になった者達が浮かばれんよ……」
艦隊司令はそう呟く様に言うと辛そうに目を伏せた。
~~登場兵器解説~~
◆九頭龍型軽巡洋艦
全長230 m
全幅25 m
速力70ノット
兵装:20cm汎用連装砲 2基
八連装噴進砲 2基
多砲身回転式高角砲 4基
多銃身回転式機銃 12基
単装垂直噴進弾発射装置 40基
装備:三式ニ型高射装置
試製対空照準統制装置
側舷装甲:120㎜CP(最大厚防御区画40%)
水平装甲:80㎜CP(最大厚防御区画40%)
主機関 :ロ号艦本二式甲型蒼燐蓄力炉 4基
推進機 :三式ニ型蒼燐推進機 2基
概要:日輪帝国海軍が阿賀野型軽巡洋艦をベースに対空能力に特化させた高速防空巡洋艦、70ノットの高速に兵装も充実しており主砲の20㎝汎用連装砲は180度旋回速度が僅か2秒と言う驚異的な旋回力を誇り仰角も75度まで取れる。
副砲に多砲身回転式高角砲を両舷に4基、後部甲板に八連装噴進砲|(所謂ミサイルランチャー)を2基備え、垂直噴進弾発射装置(所謂VLS)を前後甲板に20基づつ計40基搭載し、補助兵装として多銃身回転式銃座(所謂ガトリングガン)を18基備える。
これ等の火器は最新の高射装置と照準統制装置によって管理される事になっているが、防空の要である誘導噴進弾の開発が遅れている為、現状ではその真価を発揮出来無い状態となっている。




