第七十三話:パヌアツ沖航空戦②
1943年6月16日 時刻06:16 天候晴れ
米航空隊第一波(ピラ・パウア第一次攻撃隊)の攻撃を何とか凌いだ日輪パヌアツ攻略艦隊であったが、息をつく間も無く第二波(77任務部隊第一次攻撃隊)の猛攻に晒されSBD攻撃機の800kg爆弾を大和が2発、武蔵が6発を受け大和が副砲1基中破、機銃座1基大破、武蔵が噴進砲2基大破、機銃3基大破の損傷を受け武蔵は艦上部で火災が発生し炎と黒煙を立ち上げている。
その大和と武蔵の甲板上では決して少なくない死傷者が出ており激しい対空戦闘と並行して決死の救助活動が行われている。
更にその状況下で第三波(第51特務部隊第一次攻撃隊)も襲来する。
上空では直掩隊の零戦と瑞雲が必死の抵抗を続けているが多勢に無勢でかなり劣勢であった。
そんな中で大和隊と武蔵隊の朝倉機は獅子奮迅の戦いをしていたが、ここまで無補給で戦って来た大和隊各機から次々と弾切れの音が響き始める。
『くっ! 立花機、弾切れです!!』
『くっそ、俺もだっ!!』
『流石に限界か、大和隊は一旦下がる! 朝倉、後は任せたぞ!』
『……了解だ……可能な限り早く戻れ!』
『ああ勿論だ! お前も俺達が戻るまで特攻如き馬鹿な真似はするなよ?』
『……ふん!』
毛利が武蔵隊の朝倉に戦線離脱の無線を入れると朝倉は鋭い軌道を描き敵機を撃墜しながら返答する、しかし余裕はあまり無い様で先程大和隊を邪魔者扱いした割には即時復帰を求めて来たが、それに対し毛利は意趣返しとばかりに朝倉に特攻などしないよう釘を刺す。
朝倉からは反論も返事も無かったが、毛利はそれを了承と受け取り大和隊各機は速力を上げ最大戦速で後方に展開する空母大鷹と雲鷹の下に向かって飛び去って行った。
残った武蔵隊の瑞雲と零戦合わせて30機足らずの八航戦は戦闘機だけでも130近い米軍機に向けて果敢に攻撃を仕掛けて行く。
しかし獅子奮迅の活躍をしていた大和隊が抜けた事で防戦一方となった日輪軍機を尻目に米攻撃機は次々と防空網を突破し日輪艦隊に迫る。
「艦隊2時方向より敵機接近、高度4000!!」
「き、急降下爆撃機かっ!?」
「慌てるな!! 精密迎撃は主砲に任せ我々機銃群は弾幕を維持する事に集中しろ!!」
駆逐艦夕立の機銃群長が叫んだ通り、飛来する米軍機に向かって第五艦隊第四戦隊各艦(長良、時雨、夕立、春雨、涼風)の主砲が対空弾を撃ち出し迎撃を開始する。
しかし最新鋭の対空駆逐艦である秋月型の砲塔とは違い長良型軽巡と白露型駆逐艦に搭載されている主砲は最大仰角が浅く連射性にも乏しいため対空兵装としては高性能とは言えなかった。
そのためTBF攻撃機は易々と日輪艦隊の弾幕を突破し主砲の射角から外れると機銃の弾幕に晒されながらも日輪駆逐艦に向けて一気に急降下する。
「敵機艦隊直上、急爆っ!!」
「ーーっ!? 全艦回避、面舵!!」
急降下爆撃の危険を察知した戦隊司令は全艦に面舵の指示を出す、すると第四戦隊は一糸乱れぬ艦隊運動で右に旋回して行くが、その様子を高空から凝視していた米攻撃機は突入角を修正し爆撃手が投下ボタンに指を掛ける。
「敵機尚も直上っ!!」
「くっ! 止むを得ん、全艦各個回避っ!!」
米攻撃機の練度が高く艦隊運動では回避不可能と悟った戦隊司令は即座に僚艦に各個回避を下令する、これによって各艦の艦長は自己の判断に置いて其々操艦していく事になる。
この方法は陣形が崩れ最悪僚艦同士で衝突の危険を孕むが即応性や柔軟性は格段に上がり総じて回避確率も格段に上がる。
是によって軽巡長良、駆逐艦時雨、春雨、涼風の4隻は即座に取り舵で回避行動を取ったが夕立だけは直進を続けていた。
『敵機5機、本艦直上、突入して来るっ!!』
「か、艦長、我々も早く回避行動をっ!!」
「いやまだだ!! (3,2,1)今だ、取り舵緊急回避っ!!」
観測手からの緊迫した報告に夕立の副長が慌てて回避を促すが夕立艦長、吉川少佐は落ち着いた様子で頃合いを計った上で取り舵緊急回避を指示する。
夕立に向かって急降下する米攻撃隊は回避行動も取らず直進する日輪駆逐艦を嘲笑しながら先ずは隊長機が爆弾を投下し一気に機首を上げ、それに後続の攻撃機も次々と爆弾を投下して行く。
5機のTBF攻撃機の放った爆弾は不気味な風切り音と共に夕立に向かって落下して行くが、次の瞬間、夕立が側面噴進機を駆使し急激に左へ針路を変えたため投下された爆弾は全て海面に落ち虚しい水柱を立ち上げる。
しかし、直ぐに回避行動をとっていた長良と時雨、春雨、涼風は突入角を再修正され長良が前部主砲塔に直撃弾を受け二番主砲が爆散、その衝撃で艦橋にも被害が及び一時的に操艦能力を喪失する。
そして春雨は艦尾と艦橋後部に直撃弾を受け魚雷が誘爆し大破炎上し涼風は右舷後部に被弾し中破した。
その時、運良く爆撃を躱した時雨の観測手が青ざめた表情で双眼鏡を外し伝声管に飛び付き叫ぶ。
『ーーっ!? 方位0.6.7、高度300! 敵機接近、数は25っ!!』
「な……っ!? 高度が低い、雷装隊かっ!?」
「いかん! 艦首を敵機に向けろ! 面舵!!!!」
報告を受けた時雨の艦長はすぐさま回避行動を指示したが、その時既に25機のTBF攻撃機は一斉に魚雷を投下していた。
そして25本の魚雷は80ノットの高速で日輪艦隊に向かって駛走する。
第四戦隊各艦に緊張が走り各艦の艦長は慎重にだが迅速に指示を出し魚雷を回避する為に操艦を行う。
先ずは夕立が巧みな操艦で難無く全ての魚雷を回避し、続いて時雨と涼風もギリギリ魚雷を躱す事に成功する。
しかし指揮系統が混乱していた長良と大破炎上していた春雨は避け切る事が出来ずに被雷し2隻とも巨大な水柱を立ち上げ轟沈した。
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一方で大和航空隊は第十三艦隊後方支援部隊の下に辿り着いていた。
第十三艦隊後方支援部隊は第十三艦隊第四戦隊軽空母大鷹と雲鷹、同第二第三戦隊で構成されており本隊から100km後方に展開している。
大鷹と雲鷹は大鷹型航空母艦の一番艦と二番艦で有り瑞鳳型航空母艦の後継型の軽空母である。
全長270 m、全幅44mで最大速力は60ノットを発揮し搭載機数は35機(内露天駐機10機)となっており軽空母ながら最新鋭駆逐艦に追従出来る速度性能を保有している。
そして艦首飛行甲板上に2基の電磁射出機を持ち、飛行甲板後部と左舷側に昇降機を備え左舷に出っ張りを持つ艦容は雲龍型正規空母の小型版と言える。
その大鷹と雲鷹の飛行甲板上では作業員と整備士が忙しなく動き回り射出機で射出される機体の後ろでは飛行甲板端で零戦が補給を受けており、反対側の端では応急修理を受けている機体も見て取れる、応急修理では如何にも出来ない損傷の機体は鉄人により引っ張られ舷側昇降機で格納庫に搬入されていた。
『空母大鷹航空管制へ、此方は大和航空隊毛利機、補給と修理の為、瑞雲4機の着艦許可を求む!』
『此方は大鷹航空管制、4機は受け入れられない、2機は 雲鷹に着艦されたい!』
『大和航空隊了解した。 ……聞いての通りだ、織田は俺に続いて大鷹へ、立花と伊達は 雲鷹へ着艦してくれ』
『あいよっ!』
『了解です!』
『了解だ!』
毛利の指示に僚機は覇気良く応え、それを合図に大和隊は二手に分かれる。
大鷹、 雲鷹共に飛行甲板は混雑していたが、大和航空隊各機は難無く舞い降りる様な着艦を見せ作業員や整備士を感嘆させた。
毛利機を含む大和隊4機の損傷は軽微で有ったが飛行甲板端は零戦で埋まっていたため舷側昇降機で格納庫まで降ろされる事となった。
そんな毛利達と入れ違いに斎藤機が後部昇降機で上げられており、毛利からはその姿が確認出来たが斎藤は毛利に気付かず上がって行った、その下で待機していた徳川機は気付いたようで毛利機に対して敬礼する。
一方 雲鷹に着艦した立花機と伊達機も格納庫まで下ろされ、立花、羽柴と伊達、片倉は搭乗員休息所で振る舞われたラムネを飲みながら愛機の整備が終わるのを待っていた。
立花機と伊達機は周囲の零戦より優先されて修理と整備を受けており、機体修理と並行して動力と弾薬の補充が進められている。
大和航空隊が精鋭である事は南太平洋域の日輪航空隊の間では知れ渡っている為、それに不平不満を言う者は殆どいなかった。
ただ、 雲鷹の整備士達の練度はそこまで高くは無く、大和の整備班の様に数分で作業を終わらせるなどと言う事は出来無いため立花は少し焦燥感を感じていた。
その時、艦内にけたたましい警報音が鳴り響く、それは紛れも無く空襲警報であった。
『空襲警報発令、出撃可能な機体は直ちに緊急出撃して下さい! 繰り返します……』
「ちっ! こっちにもコメ公が来たか! 行くぞ!!」
警報と共に流れる緊急放送に休息所で休んでいた伊達を始めとする戦闘機搭乗員達は徐に自分の飛行帽を掴み弾かれるように自分の機体へと走っていく。
「アンタ達、大和隊だな? 艦長からアンタ等を優先して上げるよう言われている、急いで乗ってくれ!!」
立花達が格納庫に降りてくるや年配の整備士が声を掛けて来る。
その声に促されるまま立花と伊達は愛機に飛び乗り、先ずは立花機が鉄人に牽引され後部昇降機に乗せられる。
「良いぞ、上げろぉーーっ!!」
整備班長らしき男性が大きく手を回すと昇降機は軽快な駆動音と共に上昇を始める。
その立花の視界には立花機に少し遅れ舷側昇降機に乗せられる伊達機が見て取れた。
程なくして昇降機は飛行甲板まで上がって来たが、そこで立花の目に飛び込んで来たのは遠くで絡み合うように戦う日米戦闘機と無数に打ち上がる対空弾幕に晒されながら果敢に突っ込んで来る米攻撃機の姿で有った。
「んなぁっ!? も、もうこんな所までっ!? は、早く発艦しましょう今直ぐにっ!!」
「落ち着いて下さい、先ずは鉄人に射出機まで運んで貰わないとーー」
「ーーじ、准尉!! 上、上ぇえええっ!!」
相変わらず落ち着き無く捲し立てる羽柴に立花は眉を顰めつつも諌めようとするが、立花の言葉が終わる前に羽柴が狼狽しながら上を指差し喚く。
その震える指の先には真っ直ぐ 雲鷹に急降下して来る5機のTBF攻撃機の姿が在った。
その内の1機が対空砲火に被弾し爆散するが、残り4機は臆する事無く突っ込みそのまま爆弾を投下する。
不気味な風切り音と共に落下する爆弾は2発が海面に落ち残り2発が艦首飛行甲板と右舷中央(艦橋付近)に命中し飛行甲板を貫通した爆弾は真下の格納庫内で炸裂する。
刹那、凄まじい轟音と共に飛行甲板が爆ぜ爆炎が立ち上がり、飛行甲板の破片と零戦の残骸が宙を舞う。
そして放物線を描きながら落下して来る……。
それ等は飛行甲板上に駐機していた零戦や作業員達を無残に抉っていった……。
立花機を牽引していた鉄人も飛行甲板の残骸の直撃を受け鮮血と共に吹き飛び無惨に転がる。
そして阿鼻叫喚の飛行甲板上で決死の消火活動と負傷者の救助を行う作業員達の視界に右舷から低空で接近して来る米攻撃機の姿が確認されると皆が一様に眼を見開き絶望の表情を浮かべる。
「あれは敵雷装隊!? 拙い……っ! 推進機始動、各部確認! 急いでっ!!」
「ーーっ!? り、了解っ!!」
牽引の鉄人と滑走路を失い通常発艦が出来なくなった立花機は自力で動く為に推進機を始動させようと操作を開始する。
「主推進機、推力伝達正常! 動力及び圧力異常無し!!」
「了解、下部推進機始動、各部確認!」
「了解! 下部推進機、推力伝達正常! 動力及び圧力異常無し!!」
「了解、これより緊急発艦を行う!!」
「き、緊急発艦、よ、よーそろっ!!」
立花が足元のペダルを思い切り踏み切り推進機を最大噴射させると機体はゆっくりと前に進み始め徐々に速度を上げるが前方の飛行甲板は大きく破穴が開いており離艦距離が全く足らないどころか捲れた甲板や零戦の残骸が行く手を阻む障害物となっている。
更に大きな衝撃と共に右舷から巨大な水柱が2本立ち上がると艦が急激に右へと傾斜して行き立花機も右舷側にずり落ちて行く……。
「も、もう駄目だぁあああっ!! ね、寧々子ぉおおおっ!!」
「羽柴さん、奥さんの下に帰りたいなら泣き言を言わずに仕事をして下さいっ!!」
「ーーっ!? そ、そうだ……! オイラは帰るんだ……寧々子の下に……。 絶対に、絶対に帰るんだぁあああああっ!!」
絶望的な状況に狼狽え喚く羽柴で有ったが、立花に一喝されギリギリ持ち直すと感情的な叫び声とは裏腹な精密な操作で下部噴進機を操作する。
そして立花機はずり落ちて来る零戦の残骸を巧みに避けながら破穴手前で一気に上昇し蒼空へと舞い上がる。
しかしそこに更なる米爆撃機編隊5機が 雲鷹に襲い掛かる、立花は味方の弾幕に被弾する危険を顧みず即座に機体を翻し迎撃に移るが、2機を撃墜したものの討ち洩らした敵機から投下された3発の爆弾は真っ直ぐ 雲鷹へと落下して行った。
その時、立花の目に停止した舷側昇降機で立ち往生している伊達機が映る……。
「ーーっ!? 伊達さんっ!?」
立花が叫んだ次の瞬間、爆弾3発の直撃を受けた 雲鷹の艦体が爆ぜ裂ける。
雲鷹は瞬く間に爆炎に包まれ悲鳴の様な金属音と共に艦を崩しながら水底に没して行った。
『そんな……伊達さんっ!! 応答して下さい伊達さんっ!!』
『立花准尉……伊達中尉は……もう』
『……』
立花は伊達に向かって必死に呼び掛けるが羽柴は重苦しい口調で暗に諦めるよう促す。
立花もこの状況で伊達達が無事だとは思っていなかったが理解と納得は全く別の話なのだ。
『おいこら羽柴、人を勝手に殺すな!』
『ーーっ!?』
『えっ!?』
重苦しい空気に包まれる中、突如無線機から伊達の声が響き渡る、そして次の瞬間爆炎の中から伊達機が海面擦れ擦れに白煙と水飛沫を纏いながら飛び出して来たのであった。
『伊達さん!! 良かった、無事だったんですね!』
『ああ、流石に駄目かと思ったが、片倉の補佐のお陰だ!』
『立花、伊達、無事か!? 無事なら応答しろ!!』
立花が伊達の無事に安堵していると無線機から毛利の声が響いて来る。
『こちら立花機、立花、羽柴両名とも無事です!』
『伊達、片倉両名も何とか無事だ!』
『そうか、良かった……。 我々はこのまま後方支援艦隊の直掩に入る、付いて来い!』
『……本隊とその直掩機は大丈夫でしょうか?』
『……きついとは思うが大鷹を失えば零戦隊の帰る場所が無くなる、何としても死守しなければならない!』
『確かにそうですね、僕達は大和や武蔵に戻れば良いですが零戦隊はそうは行きませんからね……』
『そういう事だ、八航戦大和隊、全力を以って大鷹を死守する!!』
無線から響く毛利の決意に満ちた言葉に大和隊各員も覇気良く応え、6機の瑞雲は尚も迫り来る敵機を迎撃して行く。
とは言え既に殆どの米攻撃機は爆弾や魚雷を投下済みで有り残りの攻撃機は5機のTBF攻撃機雷装隊のみで敵のF6FとF4Uは難敵であったが毛利、織田、立花と伊達が抑えている間に斎藤と徳川がTBF攻撃機3機の撃墜に成功する。
残った2機が魚雷を大鷹に向け投下するが大鷹はこれをギリギリで躱す事に成功する。
爆雷装を討ち尽くした米攻撃機編隊は離脱を始め、それを護る米護衛戦闘機隊(F6F26機、F4U6機)と八航空戦(大和隊6機、零戦隊5機)が空戦になるが、双方積極的な戦闘を望まなかった結果ある程度の距離で日輪軍機が追撃を諦め離れて行った。
八航戦各機の搭乗員が漸く一息付けると安堵した次の瞬間、乾いた射撃音と共に零戦2機の機体に銃痕が奔り制御を失った零戦は錐揉みしながら墜落して行く。
その動きに瑞雲隊は即応し迎撃態勢を取るが先程迄の部隊とは明らかに練度の違う4機のF4U相手に先手を取られ防戦一方となる。
『《その空戦機動、ここに居やがったか死神ぁあああああっ!!》』
その中で立花機の前に突如踊り出たF4Uが怨嗟の籠った咆哮を発しながら立花機に向かって襲い掛かる。
それは死神こと立花蒼士と因縁を持つジェリガン・メイスの搭乗機であるが、その咆哮が立花に届く筈は無く、立花はただ襲い来る敵機に対して迅速に迎撃体制を取った。
~~登場兵器解説~~
◆大鷹型軽空母
全長270 m
艦幅44 m
全幅50 m(舷側昇降機水平展開時)
速力60ノット
艦載機搭載機数:35機(露天駐機10機含む)
兵装:35㎜三連装速射機関砲 16基
装備:二式電磁射出装置 2基
二式四型航空昇降機 1基
二式舷側航空昇降機 1基
装甲:両舷装甲:10㎜
飛行甲板:50㎜
水線下装甲:無し
主機関:ロ号艦本二式乙型蒼燐蓄力炉 4基
推進機:ニ式三型蒼燐噴進機 2基
概要:瑞鳳型軽航空母艦に代わる最新鋭軽空母だが、瑞鳳型の発展型と言うよりは雲龍型正規空母の小型版と言える設計となっており艦容も似た形となっている。