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架空戦史・日輪の軌跡~~暁の水平線~~  作者: 駄猫提督
第一章:東亜太平洋戦争
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第六十九話:サントコペア燃ゆ

 米パヌアツ守備艦隊を撃退した日輪艦隊は針路をサントコペア基地に向け進撃していた、途中哨戒駆逐艦や水雷艇と潜水艦の攻撃を受けるものの損害無く是を撃破し突き進んでいる。


「電探に敵航空機と思しき反応有り!! 数は約40、サントコペア方向より速力300ノットで接近中!!」

「何っ!? 月明りすら無いこの暗闇で真っ直ぐ此方に近づいていると言うのかっ!?」


 電探員(ごたんだ)の報告に十柄は驚いているが、ここは敵陣のど真ん中なのである、当然基地周辺には電探(レーダー)が配備されているだろうし撃沈した哨戒艦からの報告も有れば航路を特定し攻撃機の一機も飛んで来るのは当然であろう。

 別にこの時代の航空機は夜には飛べない等と言う事は無いのだ、レーダーや暗視装置を搭載しておらず夜間攻撃に様々な障害が有るだけで……。


「上空待機中の瑞雲隊に迎撃させますか?」

「いや、瑞雲隊には任務(・・)に集中して貰う、それにこの視界では対空射撃で誤射する危険性も有る、対空砲火で迎撃しろ」

「了解です、右舷対空戦闘用意!!」


 敵機接近の報を受け正宗は事前に展開させている瑞雲隊(八航戦大和隊)での迎撃を提案するが、それを東郷は却下する。 


 その東郷の判断を受け正宗は射撃指揮所の時田砲術長に対空戦闘用意の指示を飛ばす。


 程なく漆黒の空から航空機の推進音が聞こえて来ると甲板の機銃要員と副砲の砲撃手が固唾を飲んでその時を待つ。


 数秒の後、大和射撃指揮所から時田の号令が響き渡る。


「方位3.1.5、高角20、右舷対空射撃撃ち方始めぇっ!!」


 日輪艦隊は対空電探からの情報を元に一斉に弾幕を張り月明りの無い漆黒の夜空に曳光弾が花火の如く撃ち上がる。


 その曳光弾の花火の中を数機の米攻撃機が先行してすり抜け艦隊上空で何かを連続で投下する、その数秒の後閃光と共に日輪艦隊周辺が光で照らされ艦隊の姿が水面(みなも)に晒される。


「くそっ!! 吊光弾(ちょうこうだん)か!! 総員爆雷撃に備えっ!!」


 第五艦隊旗艦重巡摩耶(まや)の機銃群長がそう叫んだ十数秒後、20機ほどの米攻撃機が急降下爆撃を開始し、数機が撃墜されながらも果敢に爆弾を投下していく。


 しかし日輪艦隊の重厚な弾幕の前に狙いが定まらずその殆どは海面に落ちて行ったが、その内一発が重巡青葉(あおば)の三番主砲に直撃し破壊、もう一発が軽巡長良(ながら)の右舷中央甲板を吹き飛ばした。


 更に艦隊右舷よりもう20機の米攻撃機が接近して来る、高度は海面擦れ擦れを飛びその腹には魚雷を抱えている。


「右舷より更に敵機!! 高度約200、雷撃注意っ!!」

「魚雷が来るぞっ!! 面舵(おーもかぁじ)!!」

  

 軽巡球磨(くま)の艦長が面舵を指示した直後、数機の僚機を失いながらも米攻撃機が至近距離で次々と魚雷を投下する。


 日輪第五艦隊は投下された魚雷に探照灯を当て対雷掃射で必死に抵抗するが無情にも軽巡球磨(くま)と駆逐艦叢雲(むらくも)から巨大な水柱が立ち上がる。

 

 機関部に直撃を受けた球磨は艦全体に激しい衝撃が走り艦内照明が消え動きが止まる、そして叢雲は大破炎上しながら鈍い金属音と共に艦が折れ水底に没していった……。


「軽巡球磨(くま)大破、行動不能!! 駆逐艦叢雲(むらくも)……轟沈ですっ!!」 

「くっ……おのれっ!! ……磯波(いそなみ)浦波(うらなみ)叢雲(むらくも)の乗員を救助させ以後両艦は多摩(たま)隊に合流させろ……!」

「りょ、了解です!!」


 第五艦隊旗艦摩耶(まや)通信員が球磨(くま)叢雲(むらくも)の被害と喪失を伝えると近藤司令は眉を吊り上げ憤慨するが一呼吸を置き冷静に指示を出す。


 米航空隊は爆弾と魚雷を全て投下すると一目散に離脱して行った、だが大和の対空電探が新たな同規模の米航空機の接近を捕捉する、第二波であった。

 その直後、更に大和の水上電探に接近中の艦影が捕捉される。


「ー-っ!? 方位1.3.5(南東)より敵艦隊急速接近っ!! 先程離脱した艦隊の模様っ!!」

「やはり戻って来たか、艦長!」

「うむ、右舷対空体制は維持し左舷砲雷撃戦用意! 武蔵は対空戦闘に注力、本艦(やまと)も主砲の使用を禁ずる!」

「了解です! 左舷砲雷撃戦用意、左舷副砲通常弾装填急げっ!!」


 右は航空機、左は先程取り逃がした艦隊に挟まれ忙しなかった艦内が更に騒がしくなる、だがこの事態は想定内で有る為、決して浮き足立ってはいなかった。

 左舷副砲要員は砲弾を対空弾から通常弾に換装し敵艦隊の襲来に備え主砲要員は待機状態で固唾を飲んで状況を見守っている。

 対空戦闘をする以上主砲を使う事は出来ない、大和型の場合主砲の爆風で機銃座が損傷する事は無いが弾薬運搬中の機銃要員が吹き飛んでしまうからだ、それに艦隊が指定位置に到着すれば即座に対地榴弾を装填し主目的で有る飛行場砲撃に移らなければならない。


 日輪艦隊は右翼に第五艦隊旗艦戦隊、第一戦隊(伊吹隊)、第三戦隊(多摩隊)、左翼に第十三艦隊と第五艦隊第四戦隊(長良隊)を単縦陣で展開させ速力30ノットでルーガンピル海峡を目指す。

 そこに再び米攻撃機が来襲し先程同様吊光弾によって日輪艦隊の針路が照らされ、米攻撃機隊による急降下爆撃が敢行される。


「敵機弾幕突破、艦隊直上っ!!」

「くっ! 緊急回避っ!!」


 日輪艦隊の直上より垂直落下に近い急降下を敢行する米攻撃機は抱えた爆弾を切り離すと一気に操縦桿を引き海面擦れ擦れで機体を立て直す、が、その背後からの対空射撃によって機体が大破すると力なく落下し海面に激突する。

 しかしその米攻撃機の切り離した爆弾は風切り音を鳴らしながら真っ直ぐ重巡摩耶(まや)へと落下していく。

 摩耶(まや)は舵と右舷推進機の停止そして側面噴進機(サイドスラスター)を駆使し急転舵するとギリギリで爆弾の回避に成功する。


 摩耶(まや)の艦長と近藤指令がほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、僚艦衣笠(きぬがさ)より爆炎が立ち上がった。

 衣笠(きぬがさ)は艦橋付け根付近の右舷前部甲板に爆弾を受け損害は中破程度で有ったものの一時的に指揮系統が混乱し、そこへ今度は米攻撃機の雷撃を受ける事になってしまう。

 この攻撃に衣笠(きぬがさ)は対応が遅れ右舷から二本の巨大な水柱が立ち上がり見る見る右に傾斜を始め速度を落とすと艦隊から脱落して行った。


「艦長、目標海域に到達しました!!」

「よし、第五艦隊伊吹(いぶき)隊に通達、照明弾放てっ!!」


 サントコペアから北東15kmの海域に到達した日輪艦隊は最新鋭である伊吹(いぶき)型重巡洋艦4隻から一斉に照明弾を3斉射に渡って打ち上げた。


 これによってサントコペア基地周辺は昼間の様に明るく照らされ、帰還した米第一次攻撃隊が再出撃準備をしている様子が露わとなり基地要員の米兵達に緊張が走る。


 そこに上空待機していた八航戦大和隊4機(毛利、斎藤、織田、立花)が突入する、目的は攻撃では無く地形確認で有りサントコペア周辺に現地住民の町などが無いか確認している。

 事前に入手した地図や電探(レーダー)による地形確認も当然行われているが、地図は戦前以前の物で電探(レーダー)も地形の探索は有る程度出来るが町や施設の位置が正確に分かる分けでは無い。

 結局この時代に置いて最も信用できる情報とは直前に目で見たモノなのである。

 誤認や誇張さえ無ければだが……。 


 だが大和航空隊に関して言えばその心配は無い、目の良い者が揃い艦隊司令部への忖度(・・)等も無い、見たままをそのまま伝える者達だからだ。


『毛利より大和へ、サントコペアから西4.5kmに現地住民の物と思しき集落を発見、それ以外に現地住民の集落は確認出来ず、これより高度8000に上昇し弾着観測に入る!!』


 毛利が他の隊員の偵察情報を纏め母艦(やまと)へ報告する、勿論見落としや集落に属さない一軒家等が有る可能性は捨て切れないが流石にそこまでの配慮をしては戦争は出来ない。

 そもそも、敵基地の有る地域にここまでの配慮をする必要は国際法的にも無いのである、あくまで神皇の意向を尊守しているだけなのだ。


『毛利隊長、一時方向より敵機です!!』

『第二次攻撃隊が帰還して来たのね、撃墜しましょう!!』

『行きがけの駄賃ってヤツだな、賛成だぜ!!』

『駄目だ、俺達の任務は偵察と弾着観測だ大和の対地榴弾の爆風を食らいたく無ければとっとと上昇するぞ!!』

『……う、了解です』


 毛利隊が上昇した数秒後、大和と武蔵を始めとする艦艇がサントコペア基地に対する砲撃を開始する。

 日輪艦隊は毛利からの弾着観測の情報を元に滑走路を始めとする基地施設を破壊して行き出来得る限り周辺集落への被害を抑えるよう射撃集中点を考慮している。

 だが、残念ながら全く被害を与えないと言うのは恐らく無理だろう、対地榴弾や通常弾の爆風で吹き飛んだ施設や航空機の残骸が僅か4.5kmしか離れていない現地集落に直撃する可能性は否定出来ないからである。

 その責任と十字架を背負う覚悟を以って東郷は攻撃開始の命令を下したのである……本来は恵比寿の責務(しごと)であるが……。


 日輪艦隊から放たれた砲弾は瑞雲隊の弾着観測によって正確に基地主要部に着弾し凄まじい爆炎と共に基地施設や待機中の航空機を吹き飛ばす。


 管制塔が爆風で捥ぎ取られ、格納庫の屋根や外壁は吹き飛び、航空機は回転しながら宙を舞っている、人間など一溜まりも無く原型を留めない者が殆どだ……。


 その光景を目の当たりにした米第二次攻撃隊は着陸を諦め別の基地へと進路を変更しようとするが大和の主砲弾による一際巨大な爆風に巻き込まれ数機の機体が砕け墜落する。


 残った機体の多くも無傷では済まなかったようでふら付きながら空域を離脱して行った。


 その頃海上では日輪艦隊が基地攻撃をしながら米艦隊とも交戦している。

 第五艦隊の重巡部隊は基地攻撃に集中し第十三艦隊は大和と武蔵の主砲が基地を向き大和の回転式砲塔(ガトリングカノン)と副砲、重巡出雲、駆逐艦島風とそして第五艦隊長良(ながら)隊が米艦隊を迎撃し、海中からは高潜隊が虎視眈々と好機(チャンス)を窺っている。


 米艦隊は別動隊と合流し重巡14、軽巡8、駆逐艦38、水雷艇42隻の大艦隊戦力を以って日輪艦隊に攻撃を仕掛けている。


 水雷艇(PTボート)がその高速(70ノット)を生かし日輪艦隊に肉薄せんとし、それを米軽巡、駆逐艦が援護する、米艦隊の雷撃目標はあくまで魔王(やまと)以外で有りその雷撃は出雲、島風と長良隊に向けられる。


 対照的に米重巡は執拗に大和と武蔵を狙っている、これは米海軍のリー提督が考案した魔王(サタン)対策であり、魔王(やまと)に対して魚雷攻撃は行わず上部建造物(レーダーや照準装置)の破壊を目的とした砲撃のみを実行し魔王(やまと)の目を奪い無力化すると言うモノであった。


「7時方向より水雷艇4接近!!」

「迎撃!! 魚雷発射の瞬間を見逃すな!!」


 日輪艦隊に向け果敢に突撃する水雷艇(PTボート)で有ったが、その運動性の悪さから長良隊と出雲の攻撃によって次々と撃破されて行く。


 70ノットもの速力を叩き出す水雷艇(PTボート)だが速度を出せば出すほど反比例して旋回能力は落ちていく、そうなればいくら速度が速くても良い的になるだけであった。

 然し水雷艇(PTボート)の恐ろしさは単体の性能では無く全長30mと言う船体の小ささとその数である。


「9時方向からも水雷艇6接近!!」

「魚雷投下を確認!!」

「取り舵回避っ!!」


 漆黒の海原に立ち上がる水柱を掻い潜り高速で疾走する水雷艇(PTボート)は両舷脇に抱える2本の魚雷を投下すると速度を落とし旋回しながら艦首の7,5㎝砲を射撃する。

 流石に巡洋艦クラスには効果は無いが旧式駆逐艦程度で有れば無視出来ない損害を与える事が可能であった。


 それに対し長良隊は魚雷を回避しながら探照灯を駆使し砲撃と機銃掃射で水雷艇(PTボート)を着実に撃破していくが、米駆逐戦隊の砲撃によって徐々に損傷が増していく。


「10時方向より更に水雷艇6が接近っ!!」

「ちぃっ! 読まれていたかっ!!」


 長良隊が先程の雷撃を躱した直後、艦隊は動きを予測していた水雷艇(PTボート)の襲撃を受け艦隊司令の表情に焦りの色が浮かぶ。


 そして6隻の水雷艇(PTボート)日輪艦隊(長良隊)に狙いを定め魚雷を投下しようとしたその時、次々と水雷艇(PTボート)が爆ぜ海面を転がり爆散する。


「遅いっ! 遅いであります! 速力ならこの島風の方が上でありますっ!!」


 むふ~と鼻息を立てて現れたのは駆逐艦島風(しまかぜ)艦長柴村(しばむら) (みさき)であった、その言葉通り80ノットもの高速で戦場を駆ける島風は、その高速で立てた波で照準の定まらなくなった水雷艇(PTボート)を次々と撃破して行く。

 

 島風にも大和や出雲と同じ砲安定装置が搭載されているため、80ノットの高速でもその射撃は極めて正確であった。


 其処に日輪第五艦隊第三戦隊(多摩隊)も迎撃に加わり水雷艇(PTボート)群を追い込んでいく。


 水雷艇(PTボート)も必死に船首を目標に向け雷撃の機会を伺うが、戦艦や巡洋艦よりずっと身軽な駆逐艦を捉える事は至難の業で有った。


 加えて近距離から機銃掃射を受け船体を破損、運が悪ければ両舷脇の魚雷を撃ち抜かれ爆散する艇が後を立たず数の優勢を徐々に失い追い込まれていく。


 だがそれは仕方ない事で有った、駆逐艦とは元々水雷艇を駆逐する為に生み出された大型水雷艇だからだ、故に【駆逐艦】なのである。

 つまり水雷艇にとって駆逐艦は天敵なのだ。


 水雷艇(PTボート)で日輪艦隊を削れるだけ削りたいと考えていた米艦隊司令で有ったが、日輪艦隊の練度が思ったよりも高くこのままでは水雷艇群が全滅すると危機感を覚え駆逐戦隊に突撃を命じる。


 米駆逐戦隊も大和と出雲の攻撃によって軽巡6、駆逐艦30隻にまでその数を減らしていたが、多摩(たま)隊、長良(ながら)隊と島風を入れても12隻程の日輪水雷戦隊にとっては十分すぎる脅威であった。


 米駆逐戦隊は蛇行しながら高速で日輪艦隊に接近し、日輪水雷戦隊は単縦陣で主砲を鶴瓶撃ちし迎撃する。


 その後方から大和と出雲が副砲と回転式砲(ガトリングカノン)で砲撃を行い戦場に無数の水柱が立ち上がりその中の至る所で爆炎も上がる。  


 だが米艦隊の士気は非常に高く砲撃と水柱を掻い潜り日輪艦隊に肉薄する、既にサントコペア基地はこの距離からでも分かる程に燃え上がっており、その光景が米兵達の復讐心を駆り立てていた。


 然し後方で指揮を執る米艦隊司令は引き際を模索していた、既にサントコペア基地は手遅れで有る事は明白で有り此処でこれ以上艦隊を損耗する事は無意味となっているからだ。


 それでも現状戦闘を継続しているのは海軍の面子の問題で有った、只でさえ負け続きの海軍である、基地が攻撃を受けているのに何もせず隠れていたでは陸軍から何を言われるか想像に難くない。


 無論あわよくばと言う期待も有ったが水雷艇(PTボート)は練度の高い日輪水雷戦隊に返り討ちに遭い対魔王(サタン)戦術は重巡の攻撃では効果が期待出来ていなかった。


『毛利より大和へ、敵基地の沈黙を確認これ以上の砲撃の要を認めず! 繰り返す、これ以上の砲撃の要を認めず!』


 上空から弾着観測を行っていた大和航空隊は殆どの基地施設の破壊を確認した事から砲撃停止を要請する、その後大和航空隊が低空飛行で状況を確認する手筈となっていたが、その必要がない位に基地は業火に包まれ破壊し尽くされている。


 是によって米艦隊は大和と武蔵そして日輪重巡の主砲攻撃と高潜隊の雷撃に晒される事になり瞬く間に重巡6隻が撃沈されると引き際を誤った事を悟った米艦隊司令は慌てて艦隊に撤退命令を出し海域から離脱していた。


 日輪艦隊は追撃は行わず周囲警戒をしながら損傷艦の応急修理と軽巡球磨(くま)と重巡衣笠(きぬがさ)の救援を優先した為サントコペア沖海戦は時刻23:18分に日輪海軍の勝利にて終了と記載される事になるのである。


 その後日輪艦隊は艦隊を再編し次の攻撃目標で有るマルクラ島はルマップ飛行場へ向けて針路を執る、この時、時刻は00:06日付は変わっていた。

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