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異世界放浪者の気ままな旅路   作者: 快晴の夜空
第1章 放浪旅の合間に
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魔物ってたまに無駄に可愛いやついるよね。

依頼を受理してもらって、只今ウラゼルド大森林に来ています。

受けた依頼内容がインペラルラビットという魔物の討伐及び収集なんだけどこれまたとんでもなく、可愛いのだ。

いや、ホントに。倒してしまうことに罪悪感すら感じてしまうほどキュートなんだよ。


「なんでこの依頼受けちゃったかな〜」


そんなことを考えても、もう手遅れだ。受けたものは仕方がない、適当に取らなければよかった。


依頼板から依頼の書いてある紙を報酬の所だけ見て適当に取ったのが行けないんだけどね。


でね、依頼内容の続きなんだけどさ、そのインペラルラビットのお肉が結構長持ちするんで非常食に使われるんだけど、それがなくなりそうだから取ってきてね!っていう内容で、国の軍?と言うより騎士団か、その騎士団からの正式依頼だから結構いい報酬なんだよね。

でもそんなに人に襲いかかるとかしない魔物だから、「こんなに可愛い生物殺せない!」って感じて受ける人が少ないから余計報酬が上がるんだよ。


まぁ、そんな感じで報酬量が多いから受けたわけなんだけど、いざ前にするとね……


「無理だ!私には殺せない!」


だよね、こうなる事はわかったよ。

分かってたけど!

やっぱり可愛すぎんだよ!誰だよこの生物を生みだしたやつ!


現在、インペラルラビットの前で奇声を上げております。


「キュー」


「うっ」


ダメだ可愛い、あわよくば飼いたい。

でも依頼、ああっ!

駄目だ頭がこんがらがる、こんなにこんがらがるのは久しぶりだよ。最後だったのいつだっけ?!


「くっ、致し方ない。責めても苦しまずに!《ペインノーアクア》」


一気にインペラルラビット達が水に包まれていく、やがて眠るように力尽きたインペラルラビット達が地面に横たわっていく。


ヤバイ、精神が抉られるSAN値がぐんぐん下がってくよ。

早く袋に入れよう。


「はぁー、何でこんなに可愛い魔物がいるんだよ、もうちょっと凶暴な感じだったら容赦なく捕まえられたのに」


小言をブツブツと言いながら、インペラルラビットを魔法が付与されている袋に素早く入れる。

付与されていると言っても空間魔法で、無限に物が入るという私が作った自慢の品だ!しかも、重量関係なし!今ならお買い得ですよ!


はい、すみません巫山戯ました。

でも結構便利で私の旅には欠かせない必需品です。


「そろそろ帰るか」


そう言って帰ろうとした時、目の前(正しくは15メートル先の整備された道)に装飾の豪華な馬車が横切った。


あれだな、王族様の馬車だな、うん。

何なんだろうね、何であんなに装飾が豪華なんだろうね、意味がわからないよ。


どこぞの、アニメにこんなセリフ無かったっけ?


「兎に角帰るか!」


私は、ギルドに戻り報酬を受け取りましたとさ!

やけくそだな。


オチが分からなくなりました。

インペラルラビットなのですが、どんなけ可愛いかと言うと。サンディオのキャラクター並に可愛いです。

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