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聖人君子、道下くん

作者: からかさ

思い付いたから書いた。反省も後悔もしていない。

 私の学校には、聖人君子がいる。

 とても優しくて、スポーツも万能だし、勉強もできる。そんな人。

 そんな彼の名前は、道下くん。



        ※





 道下くんは今日もモテモテ。でも彼女は居ないらしい。なんでだろう?


 あ、黒板を消している小笠さん、上の方に手がとどいてない。大丈夫かな。

 お、道下くんがそれを助けに行った。道下くんは背が175cmあるらしいよ。高いね。

 小笠さんはいきなり助けられてアワアワしてる。臆病でリスみたいな子だなぁ。

 そこに黒板を消し終わった道下くんが微笑みながら、


「大変だったろう?もっと僕を頼っていいんだよ、子猫ツャン☆」


 まさかの顎クイ。格好いいね。でもツャンってなんだろう?

 小笠さん真っ赤っかだ。アレは完全に惚れちゃってるね。

 今日もまた一人、女の子を落とした道下くんでした。



        ※




 体育の時間です。今日はサッカーをやるみたい。

 道下くんは・・・あれ、キーパーだ。てっきりフォワードかと。

 あ、でもすごい。飛んできたボールを全部キャッチしてる。

 しかも、ゴールキック?だっけ?まあいいや。それで一気に相手のゴールに入れちゃった。アリなのかな。


「君たちのことは、僕が守るよ」


 君が今守ってるのはゴールでしょうに。

 まあでも実際、一点も入れられずに守りきってるし、成績を守ったとも言えるのかな?

 私は体があまり強くないから見学だけど、みんな楽しそうだなぁ。



        ※




 音楽の授業です。道下くんは歌も楽器もとっても上手です。

 この前は足でピアノ、手でバイオリンを弾いてたよ。

 ところで、バイオリンなのかヴァイオリンなのかっていつも忘れちゃうんだよね。


 先生は男子に教えてるから、代わりに女の子には道下くんが教えてくれます。

 あれ?普通逆じゃないかな。まあいいや。みんな嬉しそうだし。

 余談だけど、道下くんはカラオケで100点を沢山取ってるらしいよ。すごいね。



        ※




 放課後です。道下くんは学校から出るとすぐに人助けをします。

 今日はお婆ちゃんの荷物を持ってあげてるみたいです。ベタだね。

 おや、結構お家近かったみたい。校門前からでも様子が見えるよ。

 お婆ちゃんがリンゴを一つ上げようとしてるけど、道下くんは遠慮してるみたい。

 日本人だから遠慮はデフォルトだよね。

 あ、道下くんが受け取った。あんまり遠慮しすぎると逆に印象悪いからね。


 道下くんとは家の方向が違うから観察はここまでかな。

 ・・・あれ?そういえば私、なんで道下くんのこと観察してたんだっけ。

 まあいいや。

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