設定
■フラグパーツ
高校生、非日常、生物 (前回)
サバイバル、先輩・後輩、時計 (今回)
■南方高校の学科(黒丸は争奪戦出場代表者)
○生物科:
バカ。とよく言われる。そんなにバカというわけではなく、他学科が進みすぎているだけである(と信じたい)。普通高校の普通科のような扱い。他の高校よりは生物を重点的にする。
●代表: 木藤 亮介(1年)
兄の木藤健介(ヲタのヒッキー。クラスに押しつけられた)にハメられて代理参加。そんなの聞いてないけど?え?というままに参加決定。逃げたいけど棄権もできなくて白目。髪は真っ黒。メガネはかけていない。メガネをかけると兄・健介にそっくりである。
○化学科
文字通り理系の学科。ここでは天才も凡才となるが、変態的な人も多い。
●代表: 斎藤 透(3年)
去年も出場、2年で優勝し歴代の更新記録。天才の集まりと称される化学科の、さらに天才とも言われる。趣味は詰み将棋。無口だが亮介の兄のヲタ仲間。好きなキャラは由良ちゃんと長門。常に無表情だが嬉しいことがあると僅かに口角があがる。
○進学科
エリートコース。文系や数学系をメインとする。学生会率が高いが、今回の話には学生会関係出てくる気配がない。ほんとに毎日勉強なのでのんびりしている芸術科が少しうらやましい。全体的に学習するので化学や生物などもやるにはやるが、全体的に内容が薄い。
●代表: 榎本 陽気(3年)
エリート志向。受験勉強しないといけないのにおふざけに付き合わされてピリピリしている。八つ当たり先として生物の亮介をバカにしている。成績点は欲しいけど、ふざけてる暇があったら勉強したい。メガネがチャームポイント。やや釣り目なのを気にしている。
○芸術科:
3年前に新設された学科(というか、芸術専門学校の併合)。芸術の感性を磨くことを目的とし、わりと気ままな授業スタイル。変わった人が多い。
●代表: 堂本 くるみ(3年)
フリーダム。ゴーイングマイウェイ。一般常識はあると思いたい。電波ではない。絵を描いていたい。喜八郎がモデル。癖のある猫っ気の髪をしている。すこし焦げ茶色。
■学科対抗争奪戦とは
通例3年生の学科代表各一名が参加。ルールは学科で校内中を使い他学科のピンバッジを奪った学科代表の勝ち、というもの。様子はモニターで生中継される。制限時間は1時から4時までの3時間。棄権または敗北すると補修・課題が追加、点数が減点される。戦闘においてGTフィールドと呼ばれる特殊プログラムが許可される。
花形の競技であるが、生物科は就職が最優先のためか意欲が感じられない……というのは表向き、実際は勝てた試しが無い上に後輩にもクラスメイトにも恨まれるので誰もやりたがらないのが通年の流れである(創業12年中12連敗)。
去年の優勝学科は化学科、一昨年は芸術科、その前も芸術科、進学、化学……と続くが生物の名はせの字も出てこない。
■GTフィールドとは
学科対抗フィールドの略。創立時に開始された新プログラム。楽しく勉強してもらおう、ということで使用が許可された場所に限り各学科で学習したことを物理的にするシステム。関係するキーワードが必要で「○○、○○、○○より××せよ」この定型句に各専門教科の単語をあてはめて初めて使用できる。キーワードが多いほど効果や威力が強い。弱いので構わないのであればキーワード一つでも可。
例:それぞれの学科の特色で
化学科
「酸素、水、酸化より燃焼せよ」→バーチャルの炎がでてくる。ただし、実際に燃やすことはできない。キーワードが三つなのでそこそこ燃える勢いがいい。
「水素、酸素より水を精製せよ」→水がでてくる。濡れることはない。触ることはできるが感触がない。
進学科
「1428年、オルレアン奪還、ランスの戴冠式よりジャンヌ・ダルクを召喚せよ」→ジャンヌ・ダルクが出てくる。
生物科
「ドメイン、脂肪酸エステルより細菌を召還せよ」→特にこれといったものはない。もっと細かく指定すれば腹痛を起こさせるくらいはできるかもしれない。しかし見えないのでそこも考えなければならない。
「イヌ科イヌ属、哺乳類よりチワワを召還せよ」→チワワが出てくる。
芸術科
「ゴッホ、油彩より『ひまわり』を召還せよ」→ひまわりが出てくる。
手段は無限にある、というのがGTフィールドの魅力でもある。