詞核(ゲート)~ミーム細胞(粒子)~
構成術を行使する際に行われているであろう物理学的処理(演算処理)を、無意識下で処理しているとされている演算特異領域(虚数空間)。
物体的に言えば、脳の大脳新皮質及び大脳辺縁系に詞素を投与した際に、極一部の人間の脳内に生成される、「ミーム細胞」と呼ばれる詞素との親和性に優れた粒子群のことである。
ミーム細胞を形成する粒子群。即ちミーム粒子は、人間の構成を『波』というかたちで詞素を始めとした「情報体」へと伝播し、干渉する。そうすることで無意識下での制御が可能になる、と一般には考えられている。
同時に、様々な研究結果から「ミーム粒子は異なる次元間を行き来できる性質を有している」との見解が上がり、構成術士が用いる詩素はこのミーム粒子の性質によって「詞核」から供給されているものと推察される。
つまり「詞核」は、虚数演算領域(空間)によって思念波の波長制御、及び肉体への詞素の供給を担っていると言えるだろう。
また、幼少期により詞素に触れていた者の方が「詞核(ミーム細胞)」の発達が進んでいることが世界的な統計結果で明らかとなっており、詞素大学付属校でも入学試験の採点基準のひとつとして「詞核(ミーム細胞)」の発達状況が重要視されている傾向にある。
謂わば、構成術士の「才能」の根源である。