思念波(ミーム波)
ミーム細胞を構築するミーム粒子が、人間の感情によって振動することで起こる非物理的な波。
発見当時こそミーム粒子を振動させる(思念波を発生させる)要因は脳波にあると考えられていたが、脳波を模倣した微弱電流をミーム細胞に印加させたとしても、実際には必ずしも印加電流に対応した反応が見られるわけではなく、現状、ミーム粒子は「人間の感情」から何らかの影響を受けている可能性が高いとの結論へと至っている。
思念波は物質を始めとする万物の構成要素、俗に「情報体」と呼ばれるものに干渉しその情報を改竄する能力を有する。
M理論的に述べれば、物質を構成する素粒子延いてはその根源たる「『膜』の運動(高次元空間構造)」に干渉し、それを変化させることができるということである。
また思念波は他のミーム細胞との間でも特殊な干渉現象を起こすことが知られており、その報告例こそ少ないが、「脳裏に直接相手の声が聴こえてきた」「相手の思考がわかった」「感情が伝わってきた」といった“構成術士同士の意志の疎通”が成されたことを窺わせる供述も少数ながら報告されている。
以上のことから、思念波には「人間の思念(思惟)そのものを伝搬する能力」があるのではないかと考えられるようになり、現在も各研究施設で「意志の伝達」に関する研究が盛んに行われている。