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ANIMUS(アニムス)

搭乗型人型AIU、転じて人型有人兵器のこと。


一般にはAMの略称で表記されることが多く、複数のAIUと詞法陣フォノングラフを、電装部品で並列処理することで稼働する人型有人兵器である。

なお、その特性上パイロットは構成術士に限定されるものである。


平均頭頂高はおよそ二十メートル前後で、詞素材料工学によって開発された合金を多数使用している所為もあってか、体重量が非常に軽く、構成術のアシストなしでは重力下での自立歩行はほぼ不可能となっている。逆に構成術によって稼働する分には、機体重量が軽いことが大きなメリットとなっている一面もある。


一方、パイロットの思念(波)によって稼働するという性質を持つがゆえに、時にパイロットの思考を汲み取るかたちで各装置がオートで作動し、超常的とも言えるインターフェースを実現させることがある。

こうした特性を前面に押し出したIAS(intention automatic system)と呼ばれる機体制御システムの開発が進められてはいるが、実用段階には至っていない。


開発に至る経緯としては、接触した物質全てを侵蝕するシャドウに対し、生身では余りにも無防備過ぎた為である。また、異空間から現出するという特性上出現場所に限定がなく、成層圏や大気圏外、海中にて現出するケースも多数あった。

これらのことより、あらゆる環境下にて汎用的に流用可能な「霧から身を守る鎧」が必要だという判断がEUGFにて下され、各国共同体制の下、「ジャスティティアの偶像」の原理に基づいた人型有人兵器の開発が進められることとなった。

現在では軍用AIUの一種として、民間での開発も盛んに行われている。



また、AMのコクピットの内面璧には「EGGエッグ」と呼ばれる全天周囲オールビューモニターが採用されており、外部の映像を三百六十度全面に出力する機能を備えている。

なお、これは外部の映像をそのまま出力するものではなく、特殊なCG処理を施した映像を出力している。例えば夜間においては十分な視界が確保出来るよう光量が強調されており、逆に戦闘時に生じる閃光の光量は押さえて出力されている。

しかし距離感に難のあるシステムの為、自分の機体を任意で映したり消したりする機能がマニュアルで付いているのが一般的であり、またバックモニターが正面に常に表示される為、背後の危険確認にも不都合がないように設計されている。


AMの頭部に目のように付いている装置はフリークスセンサーと呼ばれ、ハンニバルが発する特定の電磁波を捕捉する役割を担っている。

そもそもフリークス粒子は電磁波を吸収し特定の周波数へと再変換することで内と外とを完全に分かつが、AMはその特性を逆手に取り、外部から特定の電磁波だけをセンサーに捉えることでハンニバルの存在をほぼ正確に特定することを可能としている。



近年AMの開発競争は激化の一途を見せており、同時にパイロットの教育も重要視されるようになってきている。

国立詞素大学付属校では詞律しりつ操縦学科と呼ばれる搭乗型ATUの扱いを専門的に学ぶ学科が新たに設けられ、ウィスタリアにおいても様々な企業によってAMの研究開発が進められている。



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