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M理論と構成術

「M理論」とは、物理学理論の仮説の一つである。


端的に述べると、「M理論」は、物質の基本単位を点粒子ではなく一次元の広がりを持った(ひも)であると考え、更に物理学的矛盾を解消する為に超対称性という考えを加え拡張した超弦理論を“まとめた理論”である。

超弦理論(超ひも理論)では「ひも」を素粒子などの根源を成す「コンパクト化された高次元空間」とおき、これら複数の超弦理論を統一した「M理論」では「ひも」は「膜」が巻き込まれてコンパクト化されたものと仮定。

噛み砕いて言えば、二次元的な広がりを持つ「膜」が巻き込まれコンパクトになる(筒状になる)ことで、「ひも」のような一次元的なものになるということである。


またこれらの仮定において、宇宙は並べて「膜(brane)」によって形成されていると定義している。

これは同時に複数の「膜」が存在していることをも示唆しており、我々の住む宇宙(四元空間)はこれらの「膜」の上に浮く一つの「膜」だと考えられるようになった。

(ブレーンワールド(膜宇宙)仮説)



これらのことから、詞素は思念波によってその運動(振動数)が変化すると、余剰次元理論に基づいた粒子性質の変化が観測されているものと推察される。


ここで考えなければならないことは、「カルツァ=クライン理論」で議論されることとなった力(ゲージ粒子)の根源である。

この理論を経て、現在では宇宙を支配する四つの力(重力・電磁気力・弱い力・強い力)は全て「時空の曲がり」として説明できると考えられている。

例えば、重力はある物体が有したその質量によって「空間が曲げられることで生じる力」である。これはその他の力にも当てはまることだ。

原子を構成する上で重要な役割を果たす「強い力」。

中性子や陽子を変身させる「弱い力」。

あらゆる物理現象の根源たる「電磁気力」も、高次元空間という観点から見ればその例外ではないとされている。

またアインシュタインが求めたE=mc^2(エネルギ=質量×光速の二乗)という解が指し示す通り、「物質はエネルギーの一形態である」ことからも、物質などの素粒子の生成も「時空の曲がり」として解釈できる。


端的に述べれば、

詞素と親和性の高いミーム細胞から生じた思念波(ミーム波)を詞素に加えると、詞素を構築している「膜(高次元空間構造)」が揺さぶられ、その運動が変化。

膜の運動の変化は高次元空間の空間構造が変化したことを示しており、その高次元空間の構造かたちに応じた素粒子の生成が観測されることとなるのだ。



つまり『構成術』とは。



ミーム細胞(粒子)から生成される思念波を用いて、詞素をはじめとしたあらゆる『情報体(高次元空間構造)』に干渉し、その構造を変化させること――。


物体構造や分子構造。及びその三次元的空間情報(座標情報)と時間情報。

これら四次元空間(宇宙)を構築する『情報体』に干渉し、その情報を改竄し“構成することで”任意の結果を獲得する「力」。



それこそが『構成術』である。


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