構成術士の素養について
構成術士の才能、つまり詩素大学付属校でいう実技の成績は大きく分けて下記の四項目で評価される。
詞素容量
…詞核(ミーム細胞)から抽出できる詞素の総量のこと。
なお、詞素は出し尽くせば枯渇するわけではなく、時間経過と共に回復する。
詞素圧
…一度の放出できる詞素の総量のこと。
構成術の最大瞬間出力という言い方もできるが、構成術という観点から見れば正確な表現とは言い難い。
詞素圧が高いということはただ単純に「一度に放出できる詞素」が多いだけであって、転化以前の詞素に物理的な特性がない以上、構成術の威力とは因果関係が希薄である。
演算速度(PIDR)
…構成演算速度(processing image data rate)。
構成術の発動に対する術式の処理速度のこと。
詞核の虚数演算領域で無意識下で行われている演算処理の処理能力の高さを示す。
主に構成術の発動速度及び精度に影響する。
干渉力
…「情報体」に対する干渉能力の高さ。転じて、思念波の波長強度のこと。
「送信できる情報の量」とも言われ、事象を改変する能力がどれだけ優れているのかを図る際に最も重要視される。
構成術の威力と精度に強く影響する。




