誰にでも
「いばらの道を」から「誰にでも」に、タイトル変更しました。
避けられないことが
あって
それでも
避けられなかったことを
責めてくやんで
あれは自分にとって
必要だった
と
無理なく難なく
思えた途端
責めもくやみも
なかったように
消えてゆく
消えてゆく
無理なく難なく
思えるまで
いばらの道を
歩まねばならない
流れる血も涙も
己の手でぬぐわねば
ならない
時がすぎてゆく
瞬間、瞬間で
傷や疲れは癒えてゆく
わからないほど
かすかな確かな回復
辛い苦しい
言えばいい
痛い、痛いと
叫べばいい
自分だけなら
耐えていける
そのくらいの力は
誰にでもあるのだ
誰にでも