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プロローグ的な

初めて小説書きましたが難しいです。

とりあえず完結目指してみます。

宜しくお願いします。

最近のMMOの進歩は凄いの一言に尽きると思う。


20年ほど前だったか、医療器具としてVRシステムが開発された。

当時は日常生活が不自由な人や何らかの理由で精神を患ってしまった人のリハビリテーション目的だったので、最初のシステムはある意味凄かったらしい。

海や草原等単調なものが多く最初は日光浴が出来た、歩けた、自然を満喫出来たなど、良い息抜きと喜んでいた患者もこんなものばかりでは1か月もすれば飽きてくる。

要望により住環境が整備され、疑似人格のNPCが置かれた。

人間は贅沢なのだ。現状に慣れてしまえばさらに上をと要望が大きくなっていった。


しかし飽きるだけなら贅沢という声もあったがそこに追い打ちをかけるように問題が発生し急変を迎えた。

問題というのがVR内で通常生活が出来ていたのに現実では出来ないことから現実に絶望し、自ら命を絶つ者、現実に帰りたくないと泣き縋ったりというもの。


問題が発覚した当時はVRの賛否で揉めに揉めたらしい。

もちろん使用中止も検討されたが、一つのゲーム会社が企画書を提出したことから一気に解決方向に向かった。

曰く「リアルなVR空間を作るから現実と混同してしまうのです。ならば明らかに現実ではありえない空間で日常ではなくゲームとして楽しんでもらえばいいでしょう?」

だった。

もちろん全てがとんとん拍子で進んだ訳ではないだろうが4年前、当時14歳の自分にはそこまではわからない。


私がなぜここまで詳しいかというと私もVR治療を受けていたから。

因みに私は余りに詰まらなかったのでVR治療時間のみ空間に入り他は趣味のゲーム制作をしてた。

と言っても大したものではないけど。本当に軽く出来る暇つぶし系のゲーム主体だから個人のHPで公開しているだけ。

しかも新ゲームの公開と修正以外は全く手を付けていないダメ管理人。


ああ、でも5年くらい前かな?いくつかのゲームをどっかの会社が買い取りたいって話が昔あったから全く知名度がないわけじゃないと思うよ?

え?もちろん売ったよ?作ったゲームにはもう興味ないし。

無料でも良かったけど譲渡の契約書とHPからの削除を条件に結構な額をくれたと両親が喜んでたから良かったと思う。


勘違いしないで欲しいのだけど両親は守銭奴とかではない、多分。

私のことを蔑ろにしている訳でもない。

ただ単に私の治療費が半端なかったから返済の為に家を手放すしかないってとこまで来てただけだ。



その後完治し退院してからはゲームは封印しひたすら学力の向上に努めた。

両親は無理しなくてもいいって言ってくれるけど少しでもいい会社に入って今まで両親に苦労かけた分親孝行をするのが目標なのでそればかりは聞けません。

ゲーム断ちは想像以上に辛かったけど、その甲斐あって今日から大学1年生です。


ゲーム、解禁です!!



ありがとうございました。

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