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第012話_錬金術師のボロ屋、情報収集_後編

時間あるときにキャラクターの言論統制やるかも知れません。

台詞がのってないやつとか、状況描写が弱い奴とか

改定して見ようと思ってます。一応五話くらいまでは少し手直ししました。

 蹴破りは言ってきた男は豪華な飾りをつけた軍服を身にまとった男だった。

 身長は俺よりも高い160cmぐらいだろう。

 この世界の平均の身長としては低いくらいだが、そいつは偉そうに胸を張って歩くために微妙に笑える奴だった。髪も薄く、にやりといやらしく笑う顔は長いこと拝みたくないものだ。

 それに釣られるように、5,6人の武装した手下らしきもの達も一緒に踏み入ってきた。


「やぁ、やぁ、エド約束の期日だ。君の作品を貰い受けようかな」


「物々しいじゃないかドラネル」


 ぷぷと口が笑ってしまう。

 これがドラネルという顔かと、失礼にも俺の度壷にはまったらしい。

 床に膝付いて顔を隠したのは幸いだったろう。


「んっ 何だこの子供は、結構可愛いではないか……」


 ゾゾゾと背筋に悪寒が走った。

 俺は知らず子供のようにエドガーの後ろに回った。

 袖を引いて、エドガーに目線だけで訴える。


 「おい、もしかしてアイツ……」


 「ああ、俺の親族の中で下種で、醜く、オマケにロリ好きでショタ趣味…ペドフィリアだ」


 ああやばいなと俺は視線を受けない位置に自然と立った。

 しかし、なんだなと俺は普通にエドガーと会話できるほどには親近感を持てるくらいにはなったらしいとエドガーに視線を向けるが、彼の表情が優れないことに気がついた。


 「まぁいいそれは後でもらうとして、」


 「おい、この子は関係ない依頼で書庫の整理をしてもらっているものだ。すぐに帰させる」


 「お前の話は聞いてないっ!!!」


 殴りかかってきたが身長差で微妙に勝る、エドガーに拳はかすりもしなかった。

 大きく転げながら部屋の端にすっころぶ姿には哀れとしか感じられない。

 

 「く、くそぅ、お前達やってしまえ」


 護衛たちまでは、この馬鹿に傾倒することはないらしい。

 抵抗するまでもなく、ルナルとエドガーが拘束された。

 結晶の前に、ドラネルが立ち触ろうとしているものに視線が釘付けになった。

 肩口をひねられて、地面に押し倒されているエドガーは無駄な抵抗と知りつつ近づこうとするドレネルに叫びを上げた。


 「ドラネルっ…それに触れるな」


 訂正、ドラネルだった。


 「何を言うかっ もともと資金は私が出したんだ。この人形には私のおもちゃになってもらわねば困るのだよ」


 「な、何、軍事利用するつもりではないのか……。」


 聞いていた話と違うのか、エドガーは何をやるつもりなのか不安になった。

 

 「邪魔な貴族どもを殺してまわってもらうのさ」


 言葉もない下劣さにエドガーはなんと反応していいのか分からなかった。


 「貴族の中にはこういう少女を好む奴も居るんだよ、私自身もそうだがバケモノはお断りだからね…見上げとして、その子供は貰って行くがね。」


 唇をかんで黙り込んだエドガーの苦々しい声が呻きが聞こえた。


 「貴様ぁぁっ!!」


 自身の作品を汚すもっともな理由はつまらないほどにエドガーの自尊心を汚した。

 軍事利用の研究として打ち込み兵器として作ったつもりが、その理由がこの汚い男の自尊心と欲望のために使われるだけの人形となってしまうというのかとエドガー自身、自分に情けない憤りを感じていた。そして、歯噛みする。


 「逃げてくれ、ルナル君だけでも」


 と拘束されてない足を思い切り蹴り上げて、俺を羽交い絞めにしていた男の股座を直撃した。


 「ぐぁ」と白目を向き拘束していた男が倒れ、拘束を解かれた。


 俺はすぐさま、魔法を使う。


 意識領域に刻んだ、真新しい術式を足に纏わせ疾走する。


 風系統の補助を媒介に速度を上げる魔法『神威』


 男達には俺が消えたように見えただろう。


 だが実際は、風の魔法を使い。自分の速度を底上げしているだけの単純な魔法だった。


 だから、貴族男の後ろに回り、その無防備な背中を思いっきりけり倒してもあまり威力がないことはわかっていた。護衛たちもいきなりの事態にことの対応を取れないらしい。

 プロではあるようだがアマチュアの域をでないようはクズレなのだろう。

 だから、目的の位置さえ変わってもらえれば、ことは後の祭り


 「契約だ小娘、お前の名を与える」 


 それに気づいたのは、以外にも腰砕けになった貴族の男。


 「貴様何をするつもりだぁぁぁっ」


 立ち上がり、襲い掛かってくるがそれはもう遅かった。


 -主様、名を、名を、名を…-


 要求するかのように催促する少女に苦笑を浮かべた。

 襲い掛かる豚が目の前に見えたが、もう遅いと分かっている。

 凍結された水晶の表面にそっと指を添える。

 あの馬鹿がやろうとしていたことを踏まえればこれでいいはずだ。

 だから意地の悪い笑みを浮かべてやる。

 お前のバカな行いはここで費えると宣言するように


 「ファブニール……。それがお前の名前だ」


 そうして少女を閉じ込めた氷の卵の殻は砕け散った。

 





 白い純白の髪が視界のまん前にあった。

 そうして、裸身の少女は黒いドレスを身にまとって俺の盾となって立ちふさがった。

 

 「主様、こいつ殺す?こいつ殺す?」


 生まれたての子供だ。

 それは目的を遂げることを命令されることを一番に望んでいる。

 だが、それは従属だ変化する意味すらない。

 だから、俺は俺より小さな背の天辺の頭に静かに手を置いた。


 「いいや、お前は殺さなくていい……俺が断罪する。」


 そうして、俺は華美装飾の施された短刀を手に取った。


 「なんだ……っ、どうして私の邪魔をするっ!!!」


 「理由が要るのか?お前がこの子にしようとした事に理由があったというのか?」


 「当たり前だ、私はいずれこの国の王となる、そして……」


 恍惚に語る豚に俺は興味を示さない。

 慈悲もくれてやらない。

 決まって語るに堕ちるというやつだ。

 

 「お前に恐怖を刻んでやる。」


 そういって俺は手の甲浅く切りつける。


 「エドガー……。」


 羽交い絞めにされていたエドガーもどうにか抜け出したのか俺のほうへ向かってくる所だった。

 三人は伸されているが、あの2人は別格なのかドラネルの護衛にまわっている。


 「どうした。」


 「先に詫びて置く、家を壊してすまない。」


 「えっ?」


 ドゴオオオオオオオオンっっっ

 

 粒子が獅子をこの世に形作る。

 母に譲られた、かつての護り手、今は剣を取って戦う。

 人に対して使うことに意義はない。

 悪人裁くのに手っ取り早い只の餓鬼の戯れだ。


 エドガーの書斎を押しつぶして魔動騎士アルテミスは現れた。

 赤い装甲が夕焼けに映える、ルナルは片手にファブニールを抱えて風の魔法を使いコックピット勢いよく乗り込んだ。


「オイオイ、聞いてないぜ頭?」


「騎士の使い手が相手だというのか、特別料金も貰わなきゃわりにあわねぇ」


 二人の護衛が、愚図を巻く、当たり前のようにそのうちの1人が短剣を取り出した。


「わ、分かった。やれ、王立騎士団団員の実力見せてやるがいい…」


「おいおい、身分ばらすなよ……」


そういいながら、男は手を短刀で切りつける。


「悪く思うなよ餓鬼、俺はデューイだ。」





緑色の魔動騎士は赤色の騎士の対面に立ちはだかった。


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