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命日  作者: 菜乃香
13/26

入院・・・4

 ・・・・・・・・ ピッ  ピッ  ピッ  ・・・・・・・・


 そっと目を開いてびっくりしてしまった。

 私は今、病室の中にいる。

 すぐにそうわかった。

 お腹の少し上辺りがズキズキと痛い。

 そばには、若い看護婦さんと、若菜が立っている。

 「明日香? ・・・明日香! よかった・・・!!!」                    

 見ると、お母さんが手を握っている。                        

 「お母さん・・・。私、どうだったの?」                  

 「明日香、最近痛みはあった?」

 「あったけど、そんなの結構前で・・・。」

 「どうしてそれを言わなかったの!!!」

 お母さんの声が病室に響いた。

 「で、でも最近は全然そんなのなかったの!」

 それは嘘のようで、本当のことだった。

 めなとあの日話してから、痛みなんてこれっぽっちもなかった。

 お母さんが黙る。                            

 若菜が言った。                                  

 「おばさん。明日香の言っていることは、本当だと思います。ここ最近は元気な明日香しか見たことがありません。たぶん、クラスのみんなもそう思っていたはずです。」

 「ありがとうね。若菜ちゃん。」                         


 クラスのみんな・・・・・・・そうだ、めなは・・・?

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